「スプラウト」ーわかりますか?植物の種を発芽させた新芽の総称です。カイワレ大根などはよく御存知でしょう。

野菜をスプラウトの状態で食べるメリットは特定の栄養素が成長後の野菜より高いことにあります。その差が特に顕著なのがブロッコリースプラウト。「スルフォラファン」の含有量がずば抜けて多く発芽3日でブロッコリーの20倍以上も含まれています。スルフォラファンは体内の活性化酸素を除去したり有害物質を無毒化して体外に排出します。その他、肝機能改善、ピロリ菌の除菌、花粉症改善などの効果を期待できます。

その他のスプラウトでは、エンドウ豆の若葉と茎からなる豆苗(とうみょう)は成長したサヤエンドウに比べ葉酸は1.5倍、ビタミンKは4.5倍、βーカロテンは5倍にもなります。すべてにおいてスプラウトが勝るというわけではありませんが、もやし以外のスプラウトは生で食べられる分、手軽にビタミンやミネラル、食物繊維が摂取できます。

不足しがちな野菜を補うためにも冷蔵庫に常備してはいかがでしょうか?

サラダや肉・魚料理のトッピングにするほか、メン類に交ぜれば簡単に栄養価もボリュームもアップしますよ。

(追伸)

社会人1年生の人達へ。もう仕事に慣れましたか?

あまり最初から飛ばしすぎないようにリラックスして仕事して下さい。

睡眠もたっぷり取って仕事中に、あくびしないようにして下さい。

 

   

 

愛媛県出身の篠原投手が4月19日の鹿児島で行われた巨人対ヤクルト戦で、巨人が勝って初勝利を収めた。「育成出身の初登板、初勝利はプロ野球史上初」と。思えば篠原君とは長い付き合いである。知らない方のために説明しておきます。彼は四国中央市生まれ。川之江高2年の夏に県大会でベスト4入りするも中退し、今治精華高通信制課程松山校に通いながら08年にマンダリンパイレーツに入団。13年から香川でプレーし、14年育成ドラフト1位で巨人に入団した苦労人である。

2010年、当時の薬師神績社長(現会長)よりスポンサーになってくれないかと打診され、信頼の置ける薬師神さんの頼みならと引き受けた経緯がある。

2010年5月8日の当院のブログを引用します。

「3日マンダリンパイレーツ対徳島戦を観に、マドンナスタジアムへ婦長と行きました。1200人を超える観客で球場は大いに盛り上がりました。応援している篠原慎平投手の一挙手一投足にやきもきしましたが終わってみれば5対0の完封勝利。あっぱれとグラウンドで固い握手をしました。この日の最速は146km。まだまだ伸びる19才。皆様も是非応援してやって下さい。」

その後も私の所で週に1~2回、当院の鍼灸師佐伯さん(当時)に体のメンテナンスを指示し本当によく通ってくれました。もちろん風邪などの治療も行いました。

おなかがすいてやって来るので、まずは院長室で色々な物を食べてもらってからの体のケアでした。

また、彼の誕生日に家内や事務長、婦長、佐伯さん、更に薬師神権祐君(現社長)でお祝い会をやったのも懐かしいし、親友の田中和彦君を誘って焼肉屋に行ったのも楽しい想い出である。

その彼が2014年11月1日に巨人に育成入団となった事の報告をしに来てくれて、権祐君と佐伯さんの4人で院長室で写真を撮り、色紙にサインをくれた。「Giants」の文字が私も嬉しかった。

その時に「万が一、一軍で投げる時は是非、勝利投手になってくれ」と激励しました。あれから2年半。約束を果たしてくれました。益々の活躍を祈っています。

最後に「こいつは大物になる」とルーキーに太鼓判を押して推薦してくれた薬師神会長はすばらしい洞察力の持ち主だと感心しております。ありがとうございました。

 

 

 

私が医師になった昭和54年頃には、「女性にはまず痛風はない」と教わった。

「痛風」とは血中尿酸値が高い状態(7mg/㎗以上)が4~5年続くと足などの関節が腫れて起こる激痛発作である。

まず統計をみると、痛風患者全体に対する女性の割合は1992年に1.5%。ところが2013年には6%と急増。(男性99万人、女性7万人)。20年で4倍に増えているのです。

女性が痛風になりにくい理由に、女性ホルモンのエストロゲンがある。これにより尿酸の再吸収を抑え、尿中への排出を促す。一方、男性ホルモンのテストステロンは尿酸の再吸収を促進するので尿酸平均値は男性5.1mg/㎗、女性3.6mg/㎗と差があるのです。

さて、女性痛風が増えている原因は加齢による閉経女性が増えていることと生活スタイルの変化が考えられる。働く女性はストレスやアルコール摂取量の増加、食生活の乱れ(欧米化)も伴っています。

スイーツ(ショ糖、果糖)やアルコールの取り過ぎはプリン体の有無にかかわらず尿酸値が上昇します。

尿酸値を下げるには野菜や海草類、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を積極的に摂って下さい。

もちろん必要に応じて内服治療も大事です。

(追伸)

一生懸命、まりかちゃんのおむつを替えてくれている、ゆうちゃんでした。

おかげで、ぐっすり眠っている まりたん。ゆうちゃん ありがとう。

まりたんは目の大きな美人(?)でしょうか?

最後は、学校から帰ってきたゆうちゃんに喜ぶ、まりたんでした。

 

 

よく糖尿病の方でカロリー制限を行っている方からラーメンの食べ方について質問されます。即ち、全部食べてよいのか、スープは?麺は?と。ポイントは栄養素のバランスです。

エネルギーを燃やす上で理想的な比率はタンパク質13~20%,脂質20~30%、炭水化物50~65%。普通に食事する中ではなかなか分りませんから極端にひとつの栄養素が突出しないように心掛けて下さい。さてラーメンで問題となるのは「脂質」です。昔ながらのしょうゆや塩と比べ、とんこつラーメンは脂質が高めで全体のバランスを崩してしまいがちです。脂質はスープに溶け込んでいるのでスープは基本的には残すべきです。

一方、最近やたらと敵視されがちなタンパク質(麺)はバランス維持のためしっかり食べましょう。

ラーメンで不足しているのはタンパク質や食物繊維。煮卵やワカメ、モヤシ等の野菜のトッピングがあるとベターです。

あと昼食で食べるのはいいですが、夜一杯やった後は厳禁です。そのまま肥満へまっしぐらです。

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自分の30周年を祝う意味で、4月8日(土)、全日空ホテルで小宴を催した。

子供達や、孫達も全員集合となって祝福してくれた。

徳島からは親戚のまゆちゃん(小5)が祝福のピアノ演奏をしてくれた。

更に、3月で90才(卒寿)を迎えた母親がスピーチをしてくれたことや、ゆうちゃんのスピーチには感動した。(下絵参照)。

また、まりかちゃんも、おとなしく付き合ってくれてありがとう。

職員もみんな美人揃い(?)に写っています。

司会は愛光同級生の田中君(南海放送社長)が引き受けてくれて大変感謝して居ます。

1分スピーチでは多くの方から「40周年まで頑張ってくれ!」と激励を受けました。

また気を引き締めて頑張りたいと思います。

最後に長男の勤めている聖路加国際病院、山内先生よりお花が届きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

 
 
   

 

 

 

「めまい」は外来診療でもよくお目にかかる病態である。脳神経外科の「脳卒中」、内科の「低血圧、低血糖」、精神科の「心因性めまい」等々。しかし最も多い原因は70%が耳鼻科領域である。手足のマヒやロレツが回らないなどの症状を伴えば脳の病気を疑いますが、高血圧や糖尿病などの基礎疾患がきちんとコントロールされているのに起こるめまいはたいがいは耳の病気が原因です。

代表的なものはメニエール病、良性発作性頭位めまい症、突発性難聴、前庭神経炎など。

めまいは「回転性めまい」と「浮動性めまい」があるが、これだけでは鑑別は難しい。

ただ耳が原因と思われたら枕を少し高くして横になり、安静が第1。リラックスすることが大切です。枕を高くする理由は平衡感覚をつかさどる三半規管が前方に30度傾いているので、それを水平に保つためです。

あと、めまいが強いときは吐き気が起きます。これは車酔いや船酔いと同じで自律神経の反射で胃腸が刺激されて起きています。過剰な心配は無用です。

一番注意するのは難聴を伴うときで突発性難聴だけはすぐに耳鼻科を受信して下さい。後遺症が残ることがあります。

 

(追伸)

30周年の記念と言ってKさん(女性)が、ふくろうの置き物を作ってくれました。

幸せを呼ぶ鳥ーふくろう大好きです。

ありがとうございます。

松山の桜もいよいよ満開へ向けて、となりました。

さて「ソメイヨシノ」は江戸末期に人工的に作られ明治に入って東京は染井の植木店が広めたそうです。それまでの桜の代表はヤマザクラで「やまとごころ」の象徴として数多くの歌に詠まれています。

徒然草137段の有名な「花は盛りに、月は隈(くま)なきをのみ、見るものかは。」

兼好法師は、「あらゆる事は始めと終わりこそが興味深いものだ。男女の情趣もしかり。逢えない事を憂いて嘆いて長い夜を独りで明かすのも色恋の情趣だ。」と発展させている。

どうか皆様、桜の今と更に散ってしまうまでを存分に味わって下さい。

尚、写真は患者のTさん(男性)が、30周年記念として私にくれたものです。ドンペリとお家に咲いていたという桜です。

桜を愛でながら一杯やろうと考えています。

Tさん、感謝申し上げます。

 

人間関係に悩むひとはやはり「アドラー心理学入門」(岸見一郎著、ベストセラーズ)から読むと良い。

アドラーは以前にも取り上げましたが「すべての悩みは対人関係の悩みだ」と断言し、解決策として「まず課題を分離せよ」と言っています。例えばある社員が上司に「ほめてもらえない」「認めてもらえない」「分ってもらえない」と悩んでいました。他人の目や評価を気にして動けない社員は実に多い。これをアドラー心理学に当てはめると、自分をほめるかどうかは「他人の課題」なのです。自分はどうすることもできないから気にしない。他人に認められようとするから疲れるし悩む。そのことに気づきます。

岸見一郎さんはベストセラー「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)でも「自分の問題と他人の課題を分ける」ことを提言しています。上司が怒るのは自分と関係ない。そう割り切ると楽になります。

また「他人のことを悪く思うのは自分の中に後ろめたいことがあるから」と強調もしています。人は後ろめたいことがあると、自分を正当化しようとするのだとも書いてあります。

考え方一つで人生楽になります。

(追伸)

ゆうちゃんは、まりかちゃんの事を、「まりたん」「まりたん」と呼んでいるそうです。

脚を広げて何をしているのかと思ったら、足比べでした。

次に、「たか~い、たか~い」をしたら大泣きの、まりたん。

「よ~し よ~し」とあやし、落ち着いたようです。