12月 2017 archive

糖尿病の恐さ

糖尿病は目、腎ぞう、神経の3大合併症がクローズアップされ失明、人工透析、下肢切断といった深刻なリスクはみなさん御存知と思う。

今回はもっと掘り下げてみると、実は糖尿病はがんを併発しやすいことである。日本糖尿病学会と日本癌学会は糖尿病でない人のリスクを1とすると糖尿病患者は、ガンのリスクが1.2倍高くなると報告している。中でも大腸がんは1.4倍、膵がんは1.85倍、肝がんは1.97倍もリスクがアップするという。

それだけではない。糖尿予備軍でもリスクが高くなることが分かっている。糖尿病の手前の高インスリン血症の人は、そうでない人より2倍もがん死亡率が高いという報告がある。難しい話は今日は省きますが、「インスリン抵抗性」と「AGE」(終末糖化産物)が、がんの発症にかかわっているようです。

検診などで糖尿病予備軍と言われた人は食事療法、運動療法を徹底し、場合によってはαーグルコシダーゼ阻害薬を予防的に使用することで(保険可)悪化を防げます。

がんを防ぐためには糖尿病のコントロールが大事です。

 

今年のブログは今日で終わりです。一年間、お付き合い下さりありがとうございました。

来年のブログは1月4日(木)からとなります。

どうか良いお年を。

(追伸)

競馬ファンならずとも「有馬記念」は年末に興味がある。

今年は何と言っても12月24日に中山競馬場で行われたGP「第62回有馬記念」は北島三郎(サブちゃん)オーナー(81才)が所有するファン投票1位のキタサンブラックが逃げ切り、ラストランをⅤで締めくくった。騎手「武豊」もすばらしかった。

キタサンは、これで引退かと思うと涙が出そうである。数々の(90年のオグリキャプ、06年のディープインパクト)名馬の引退戦に涙するのは私だけであろうか。

キタサン、最後に単勝であなたを買った私に忘れられない想い出とXmasプレゼントを届けてくれてありがとう。サブちゃんの引退と重なって今年は忘れられない年となりました。

劣等感

アドラー心理学が100年も前に誕生したのに何故、現代人を引きつけるのか?

それは「自分の人生をリセットして新しい人生をもう1度スタートさせてみよう」いう勇気を与えてくれるからだという。

例えば劣等感。アドラーの言う劣等感とは、理想の自分と比較して現在の「自分が未熟である感覚」のことを言う。他人との比較ではなくて自身の問題なので自分を卑下する必要はなく劣等感があるからこそ成長出来ると説いている。自分自身を受け入れる(自己受容)ことを是非、やってみて下さい。決して他人と比較しないで下さい。

 

(追伸)

今日はクリスマス。

ゆうちゃん家でも多くの友人が訪れています。楽しそうです。

1人、長老の方(後ろ姿)は誰でしょう?仕切ってる?

(写真4枚)

 

オメガ3脂肪酸

昨今のオイルブームの火付け役はオメガ3脂肪酸でした。魚油に含まれている「脳の栄養素」と呼ばれているEPAやDHAが有名です。

EPAは最近の研究で血液サラサラ効果を有し、脳梗塞や心筋梗塞の予防になることが分ってきました。

さて「オメガ3」が注目を浴びたきっかけは北極圏で暮らすイヌイット(エスキモー)の食生活でした。彼らの食事はアザラシ等、肉食中心で野菜や魚をあまり食べない訳ですが何故、心疾患や脳血管疾患にならないのか?1970年代に世界の学者が注目し、オメガ3を多く摂っていることが答えでした。

アザラシの主食がEPAの豊富な青魚やDHAを多く含むマグロであったことがヒントになりました。当然、アザラシの肉にはEPAやDHAなどのオメガ3が豊富に含まれていたのです。

今ではサプリメントのみならず医薬品にもなっています。

(追伸)

今年も忘年会を12月16日(土)、道後のホテルで行った。総勢27名。

1年を振り返り、また来年への期待を込めて大いに盛り上がりました。

 

体力調査

10月9日にスポーツ庁から発表された2016年度の体力・運動能力調査。

何と35~39才女性の合計点が過去最低となった。

特に働き盛りの30~40才代で近年低下や停滞が目立つ、とあった。

一方、75~79才女性は3年連続で過去最高点となり、50才以上の体力向上と合わせて二極化傾向を取り上げていた。

上体起こしや反復横跳び、6分間歩行など色々なテストがある。

娘も35~39才に当たるので尋ねてみると、まりたんのお世話で自分は置き去りになっていると言う。スポーツ庁の分析でも「30~40才は日常的に運動する頻度が低い。運動したくても仕事や家事でできてない人が多いのでは」とあった。

結論として同庁は「まずは歩くことから運動習慣をつけてほしい」とあった。

私がいつもブログで書くように週に3回、1回20分のウォーキングを無理をしてもやって欲しいと思います。

 

 

すぐ息切れ

昔は何ともなかったのに今は階段を上るだけで息切れが・・・。

みなさん経験ないですか?

病気として重要なのは気管支喘息や肺気腫、COPD等の肺の病気や心不全をはじめとする心ぞうの病気は否定しておく必要があります。それらがない場合は何でしょう?

一番、考えられるのは体重の増加です。体が重いと体を動かす時に多くの酸素が使われるから過呼吸気味になるのです。重い体を動かすには多くのエネルギーが必要です。ブドウ糖や脂肪を代謝してエネルギーを産生するのに酸素が使われるので体は呼吸の数を増やし、より多くの酸素を取り入れようとします。だから太っていると少し体を動かすだけでハアハアと息が上がってしまいます。これは運動不足の人にも起こります。筋肉が少ない人が運動すると血液中に乳酸がたまり血液が酸性に偏ります。それを中和するために呼吸数が増えるのです。つまり二酸化炭素をどんどん排出することで体は中性を保とうとする訳です。

それ故、やはり日頃の運動は大事だと思います。

たかが「息切れ」、されど「息切れ」です。

 

(追伸)

もうすぐクリスマス。待ち遠しい2人です。

(写真4枚)

注射にまつわる話

よくある質問に「注射したあと、もんでもいいですか?」がある。

我々の幼少の頃は必ず「しっかりもんで下さい」と言われた。ところが最近言われなくなった。何故か?注射の部位をもむことによって注射液の吸収率がかえって悪くなるというデーターがあり、あとは自然に任せたほうがいいと判断されたからです。

例えばインスリンはもむと吸収速度が速くなり、期待した時間に効果が得られなくなる可能性があります。そうなると低血糖を起こすリスクが高くなります。

他に、注射部位をもむことで皮内または皮下に注射薬が染み出して皮膚の組織が壊死や潰瘍、痛みなどが出る薬があります。注射液の添付文書に、もんでいいかどうか書いてありますのでナースも知っておく必要があります。

次に消毒です。アルコール(主にエタノール)で消毒しすぐに注射をしますが、いくら速乾性が高いと言っても除菌に要する時間は数秒かかると言われています。(数秒間待つのは現実的ではないですが・・・)。ちなみに献血車の血液採取ではアルコールが完全に揮発してから注射を打っています。

最後に「注射後の入浴はその日はダメ」は今は迷信でOKです。

(追伸)

毎年、12月になると当院の植木師O君がサービスでクリスマスイルミネーションをつけてくれる。ちょうど病院の北側と南側の2ヶ所である。

今回、特に北側は市内電車の中から目の前に見え、ブルーがとても綺麗です。O君の工夫に感服です。

是非、ご覧下さい。(写真2枚)

ほっぺ

冬になると子供のほっぺは赤くなる。

生まれたばかりの乳児は皮膚が薄く血流が透けて見えやすいので、泣くと体全体が赤く見えます。

これが「赤ちゃん」の語源です。

その後、成長と共に皮膚も厚くなってきますが、屋外でよく遊ぶ年令になってくると冬は屋外と室内の温度差が激しいので子供のほっぺは赤くなりやすいのです。

人は寒いと自律神経の働きで皮膚表面近くの毛細血管を収縮させて熱を逃がさないようにする。逆に暑いと血管を拡張させて熱を逃がそうとする。冬はこれが頻繁に繰り返され、拡張した血管の血流の色が透けて見えるため、ほっぺが赤くなる。

では大人は何故、ならないのか?

大人の皮膚は子供ほど薄くなく血流が透けないからです。

さて、最近、ほっぺの赤い子供が少ないと思われますがこれは、最近、屋外で遊ぶ子供が減ってきているからです。

子供は風の子。元気一杯、外で遊んで欲しいです。

(追伸)

当院の看護師、神東(旧姓 宮下)麻美さんが12月3日(日)、マリベールスパイアにて結婚式を挙げました。ますます頑張ると申してますので引き続き宜しくお願いします。(写真4枚)

イチョウ

秋の深まりと共にイチョウの木も、鮮やかに色付きました。当院南の平和通りもイチョウの街路樹が有名です。全国的にも北海道大学、大阪の御堂筋、鹿児島の垂水など各地にイチョウ並木の名所がある。また「東京都の木」でもある。東京都の担当者曰く、「イチョウは1966年にハガキによる一般投票で都の木に選ばれた。2位はケヤキ、3位はソメイヨシノ。しかし今1番多いのはイチョウではなくてハナミズキなんです。」と。

ハナミズキは紅葉が目に鮮やかで花を咲かせる一方、成長しすぎずガードレールを傷めないなどのメリットがあるそうです。

さてイチョウは排ガスなどの環境汚染や火に強い。昔から神社仏閣にイチョウが多いのはそのためである。浅草寺の鎮護堂の神木は東京大空襲の焼夷(しょうい)弾を浴びながらもその猛火から御堂を守ったという樹齢500年のイチョウである。

イチョウは古代生物の生き残りで、日本と中国の一部にしか現存していません。「ギンナンが落ちて臭い」等の苦情もありますが、どうか街の秋の風物詩として黄葉を今後も楽しんで下さい。