今年もウナギは獲れなくてうな重は食べれそうにないと言う。絶滅が心配されているニホンウナギ。グアム近くの太平洋の産卵場所から2千km以上を回遊してきた後、成長のため川を遡上すると一度定着した狭い範囲に長くとどまる傾向が強いことがわかった。

神戸大、東大の研究チームが親ウナギに超音波発信器を着ける新手法で調べ専門誌に発表している。

今までニホンウナギは川で成長し10年前後で産卵のため再び海へ下るが一生の大半を過ごす川の様子がほとんどナゾであった。

チームは2012~13年に発信器をつけたウナギを放流し、河川に受信機を置いて追跡した。

18匹は平均で長さ744m、最小で112mの範囲を行動圏にしており狭い場所に定着していることが分かった。

つまり、「ウナギの寝床は狭い」が科学的に実証されたのだ。ウナギを守るためにはウナギの隠れ家となる岸辺や川辺をコンクリートで固めることを避け定着しやすい環境を長時間維持することが重要だ、と神戸大の板倉研究員が話しています。

私も同感です。みんなで自然保護に取り組みましょう。

(追伸)

4月21~22日の大阪出張の際に時間をみつけて神戸に行ってきました。

平成7年(1995年)の神戸淡路大震災のあとに出来たメモリアルパークを見たかったのです。桟橋の亀裂もそのままに保存されていました。当時、西宮市に救援活動に行ったのが懐かしかったです。

神戸はすっかり元気ですばらしい街に戻っていました。ポートタワーもすばらしいです。

「何事も完璧にやろう」は決して悪いことではないし、会社も目標として掲げていると思います。しかし完璧主義が幸運をつかむうえで逆に足かせになる話をします。「完璧主義者」たちが人生の成功者になることは意外に少ないのです。

その最大の欠点は「行動力が落ちる」点にあります。「ミスをしたくない」気持ちが強すぎるあまり、完璧な準備が出来ないと全く動き出せなかったり、アイデアを実行する前にあれこれとネガティブな要因を並べ立てて実行をやめてしまったりするのです。

いくら時間をかけて準備をしても失敗の確率をゼロにすることは不可能です。実行に移してから足りないことに気付いたら次回に生かせばいい。完璧主義の人の多くはマイナス思考に陥りやすく失敗を恐れて自分で自分に足かせをはめてしまうことが問題です。

以前に書きましたが脳は所詮、ネガティブ臓器なのです。

あと完璧主義者の大きな問題は「他人にも完璧を求めたがる」ことです。自分に厳しく更に他人にはもっと厳しくなりがちです。ミスをした相手に温かく接することで強い信頼関係が生まれます。

常に他人を思いやって行動する人はピンチに陥っても誰かが手をさしのべてくれます。器の大きな人間になって下さい。

(追伸)

まりかも、すくすく育っています。

「いないいないばあ」もやっています。

ゆうちゃんがいい遊び相手ですね。

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日本各地に100種類以上あると言われる麩。

古くから栄養食や病人食として、また肉に代わる食材として精進料理などに使用されてきた。

私は愛光寮の中1のときにこれが味噌汁に入っていて、初めて対面した。はっきり言ってあまりおいしいとは思わなかった。鯉のエサだと先輩から聞いて尚更だったが、たびたび登場してきた。

「ふ」の主原料は小麦粉と水。これをよく練り合わせ粘りが出た所で布の袋に入れて水中で揉むとデンプン質が流れ出しグルテンが残ります。このグルテンに小麦粉や米粉をこね合わせたものが「ふ」の生地となり、蒸したりゆでたりすると「生麩」に、焼くと「焼き麩」になります。

「ふ」は肉より低脂肪で消化する際の負担が少ないので胃腸の調子が悪いときやダイエットにおすすめです。

現代人は肉の摂取量が多く飽和脂肪酸を摂り過ぎているので「ふ」を利用するとよいようです。

数ある「ふ」の中でも弾力のある車麩は肉の代わりに最適です。色々な料理を検索して作ってみて下さい。

(追伸)

春休みに娘達は東京で楽しい、一時を過ごしたようです。

キッザニア、アンパンマンミュージアム、ディズニーランドと。

まりたんも喜んだようです。

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「活性酸素」は酸素がエネルギー代謝で使われるときなどに放出され、コレステロールや体の細胞を酸化し血管や細胞にダメージを与えます。やがて老化やがん、生活習慣病などの病気にも関わってきます。

この酸化を防ぐ一助となるのが抗酸化物質です。色々ありますがビタミンCはその代表です。

ビタミンCを1日600mg~1000mgとると健康に役立つことは研究で報告されています。

ビタミンCは抗酸化力の強さに加え、アミノ酸やコラーゲンなどの合成・保持に関わるため不足すると健康を害する。有名な中世の大航海時代に起こった「壊血病」がその例です。当時はビタミンCは発見されておらず皮膚や粘膜の出血、体重減少、貧血、傷の治りにくさ等を引き起こしました。

厚労省はビタミンC欠乏症を防ぐために1日100mgを推奨していますが老化防止や疾病予防ではもっと摂って下さい。

ビタミンCはピーマンなどの野菜やレモン等の果物に多く含まれますが、そもそも野菜摂取量が現代人は減少しています。サプリで1000mgを一気に摂っても余分なのはすぐに排出されるので1日3食の野菜を増やすのがベターです。更に食後に果物も理想です。

(追伸)

ゆうりも学校が始まり3年生になりました。

娘から宇和島の有名な天赦園の上り藤の写真が届きました。

満開でいい香りだったとか。(愛媛新聞にも載っていましたね。)

まりかも靴を脱いで楽しそうです。

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糖尿病ではアルツハイマー型認知症のリスクが3.5倍高まるというのは最近、よく知られるようになりました。

さて肝ぞうに脂肪が溜まる病気が脂肪肝です。脂肪肝になるとインスリンが効きづらくなりインスリン抵抗性の状態が作られます。

元来、脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積しますが他にも筋肉や心臓にも付着します。「異所性脂肪」と称されます。

筋肉に脂肪がたまるのを仮に「脂肪筋」と呼びましょう。糖尿病の方は脂肪筋になっている人が多いのです。これはいけないのか?

筋肉細胞の中に脂肪が過剰にたまるとインスリンの働きが極端に抑制されます。脂肪筋になると、脂肪肝以上にインスリンが十分に働かないのです。筋肉の運動としてはやはりスクワット、特にスロースクワットがお勧めです。大腿四頭筋に付加がかかり乳酸が発生し成長ホルモンの分泌を促します。すると脂肪筋が燃焼して糖尿病が改善されます。是非、実行下さい。

(追伸)

4月1日(日)に、孫達がやって来ました。

今年は桜前線が活発で、松山はどこも満開。

ゆうりの大好きな城山へ登りました。まさに桜の宴でした。

花と言えば当院の屋上の花壇もチューリップが満開でした。

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くしゃみは鼻の中に入った異物を外に押し出すための自然な反応です。結構大きな音がして周囲に飛沫が散りますから、エチケットも大事です。これが静かなコンサートの途中ならどうでしょう?

皆さんはどうやって止めますか?

方法のひとつが口や鼻を押さえて無理やりにくしゃみを体の中に押し戻すというやり方です。しかし、そうすると一時的にはかなり口から咽喉の奥あたりに力がかかります。これは大丈夫でしょうか?

今年の英国論文に「くしゃみを無理に止めて咽喉の奥に穴が開いた」という報告がなされました。34才の男性が患者で、咽喉の後ろにある梨状窩に穴が開いていたそうです。

出来ればくしゃみは無理に止めない方が安全だと思われます。

 

(追伸)

1月29日に八甲田行軍遭難事件のことを書きました。

八甲田山の資料を集めているうちに是非、行ってみたくなり、ひょんな事から八甲田ビューカントリークラブの存在を知りました。偶然、当院の患者Tさん(青森出身)が、ここの会員であることからそのゴルフ場のすばらしさを教わり、買い取ることになりました。

夏には是非トライしたいと思っています。八甲田山目がけてナイスショット!?

 

クコはおもに中国や朝鮮、台湾で作られているナス科の植物。日本では平安時代から重要な薬草として使われており、徳川家康も愛用していたとか。

近年「ゴジベリー」という名で流通しているクコの実は色素成分であるカロテノイドの一種、ゼアキサンチンを多く含みます。ゼアキサンチンは主に網膜の中央にある黄斑部に存在し、目に入る紫外線やブルーライト等により発生する活性酸素の害から目を守る働きをするため目の老化が気になる方におすすめの食材です。その他シミの回復促進や肝機能の低下を抑制する働きを期待されるベタインが含まれています。

クコの実は薬効が強いので体質に合わない方もおり妊娠中、授乳中は控えた方がいいとされています。

いずれにしても少量ずつ様子を見ながら食生活に取り入れてみて下さい。例えばお粥を炊く際にクコの実粥や日本茶、紅茶に少量入れてクコの実茶等。

 

(追伸)

春号 くに~ず新聞に紹介しましたように、31周年を機にナースの制服を一新しました。

よろしくお願いします。