冬のトイレは危険が一杯です。突然気を失い倒れてしまうことがあります。

りきんで排便しているときに、心ぞうや脳の血管が詰まったり破れたりすることもある。

おしっこをしている途中に気を失うこともある。

さてトイレで「遭難」しないためにはどうしたらいいか?

①急に立ち上がらない

排便後は手すりを持ってゆっくり立ち上がること。急に立ち上がって血圧が急に下がることがある。

②周りに行き先を告げておく

宴会等で「アイツ、トイレに行って帰ってこないな」と回りが気づいてくれる。50代になると半分は高血圧で女性の半分は脂質異常がある。

③おしっこは座ってする

宴会などで話に夢中になってギリギリまでおしっこをがまんすると1度に大量の排尿で失神するリスクがある。また失神転倒で床に頭や顔を打ちつけると2次災害となります。座ってして下さい。

④トイレを暖める

トイレを出来るだけ暖かくする。温熱ヒーター付の便座がいいが、ないときは電気ストーブを置く。夜中のトイレはパジャマに裸足はやめてガウンにスリッパがベター。

⑤便秘予防で水分と野菜をとる

脱水になると便秘になりやすく、いきんで高血圧になる。また便秘気味の人はキノコや白菜、春菊のような食物繊維をたっぷり取って下さい。その他、納豆やヨーグルトといった発酵食品もお通じが良くなります。

くれぐれも冬のトイレ、気をつけて下さい。

 

非アルコール性の脂肪肝の治療ガイドライン(2014)を読むと、色々な治療薬が並んでいるが、そのうちの1つ、ビタミンEを取り上げたい。

ビタミンEは非常に強い抗酸化作用を持っていますが、多量飲酒による脂肪肝では肝炎により常に消費されて不足しがちです。特に肉だけと言った偏った食生活の方は野菜などに含まれるビタミンEが不足して炎症を抑制できません。

人間ドックでは男性の約半数が脂肪肝を指摘されます。女性は2割弱。

そこでお酒を飲む前にアーモンドを数粒食べると脂肪肝予防に役立ちます。

ただそれで治るかというと甘くありません。脂肪肝の人は筋肉量が少なく筋肉に脂肪が溜まっている人が多い。1日30分以上歩く有酸素運動やスクワットで筋肉の量を増やすと肝ぞうに溜まった脂肪を燃焼しやすくなります。

脂肪肝を治すには酒を控え、アーモンドなどのビタミンEを補給し、同時に筋肉を鍛えて下さい。

(追伸)

3月20日の、まりかの2才の誕生日は無事に終わりました。

心遣いの品をいただいた方には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

(写真8枚)

「ドングリの背比べ」という言葉がある。

似たり寄ったりで抜きん出た者がいないことのたとえである。

しかし世界文化社が出版した「ポケット版 ドングリさんぽ手帖」を読むと、このことわざは大きな間違いとわかる。

まず日本には22種のドングリがある。そもそもドングリとはブナ科の樹木になる果実の総称だが「帽子」と呼んでいるものは「殻斗」(がくと)というもので線維束を通じて必要な栄養分を堅果(けんか)(ドングリの実の部分)に供給したり外敵から堅果を守ったりする。

さて、かしわ餅を包むのに葉が利用されている「カシワ」などの落葉樹のドングリ(9種)も紹介されている。

時たま見かける枝や葉っぱがついたまま地面に落ちている未熟なドングリはハイイロチョッキリという虫の仕業で、他の仲間が同じドングリに産卵しないよう枝ごと切り落としてしまうとか。

豆知識をゲット出来ます。

(追伸)

3月20日で、まりかは2才になります。

すくすくと育って欲しいものです。

 

 

 

母校、東京医科歯科大の医科同窓会(四国ブロック)が3月9日(土)、高知で行われた。四国のため毎年、持ち回りで4年毎に各県に当たる。

今回は9名の出席であった。高知市内の養花天益倉(ようかてんますくら)という料亭で行われ、大いに盛り上がった。

医科同窓会の理事長である佐藤達夫先生が東京から駆けつけてくれました。先生は白髪で81才ですが、とてもお元気です。私が大学3年生の時に解剖学を教わりました。先生は2017年に瑞宝中綬章を受章されています。30年間の教員勤務の実績に加え、解剖学の発展に大いに寄与したためだと私は思っています。

佐藤先生から現在の母校の発展のお話、特に研修病院として研修医からの人気がNO1.であり続ける理由等を詳しく話してくれました。皆、母校の発展に誇りを持てた2時間だったと思います。四国各地で活躍する同窓会の皆様の自己紹介を聴きながら私も背筋を伸ばす機会を与えられました。

ライトアップされた高知城も素敵でした。

 

本日3月11日で当院は32周年を迎えました。

32年前の開院日の朝、大好きな歌「早春賦」(春は名のみの 風の寒さや♪♪♪)を口ずさみながら、自宅から病院へ出勤したのを今でも想い出します。

義父、後藤田公夫先生の後藤田内科開業から数えると51年となります。51年間、ずっと来てくれている方は高齢化したものの皆様、元気で通院されていて感謝です。

今後も皆様に愛される有床診療所でありますように努力したいと思いますが、何でも私なり職員なりにアドバイスをいただけたら幸いです。

最後に、ゆうちゃん、毎年ありがとうね。がんばります。

(追伸)

菜の花畑は大洲近郊です。本当に春ですね。

 

せっかくの愛くるしい美人なのに、つまらなそうな顔をしている人がいます。

ホリプロの創業者、堀威夫氏が次のように言っています。

「どんな時もよい顔を作れていなければ人も運も寄ってこない。お通夜の晩のような顔をした人間には、勝利の女神がほほ笑むはずがない」と。

本社の姿見の鏡の端に「いい顔をつくろう」と書いたそうです。

楽しいから笑顔になるのか、笑顔だから楽しくなるのか。これは難しいですが、あえて笑顔にすることで人生が快活なるというのが今の通説です。

米国の心理学者、ポール・エクマン博士は人間の目の周りの筋肉と口の周りの筋肉を動かすと脳が活性化すると言っています。

日常のあいさつを笑顔でするのは自分のためです。

どうかみなさん、いい笑顔を!

 

バナナが黄色になったり、いちごが赤くなったりするのは、実は動物に熟したことを知らせるためだ、との説がある。

またバナナやリンゴは切って時間が経つと褐変するが、いちごはしない。これは酸化防御系が異なっているからである。

さて果物の色は人間以外の動物も見えているのだろうか?

実は動物によって色の識別能力は異なるのです。

人間は赤、緑、青の三原色を基本とする。これに対し、犬や猫は嗅覚こそ優れているものの、赤、青の二原色である。進化の過程で哺乳類が肉食恐竜などの捕食者から逃れるために、一度、夜行性になったことに関係しているそうです。愛犬、オンプ君に私がおしゃれな服を着ても全くカラフルに見えてないようです。

一方、鳥類は嗅覚は劣るが視力に優れ、赤、緑、青に紫外線を加えた四原色が基本です。

人間に生まれて良かったと思っています。