5月なのに30度越えの毎日である。

異常気象である。以前に書いたことがありますが、日本はやがて四季から二季(夏と冬)になるというある気象学者の予想は当たりそうです。

いくつか熱中症のおさらいをしておこう。

脱水とは水のみでなく塩分も失われることを覚えておいて欲しい。体の中で体液の多い臓器に異常が起こりやすい。

①脳・・・めまい、立ちくらみ、頭痛、けいれん

②消化器・・・食欲不振、悪心、嘔吐、下痢

③筋肉・・・こむら返り、しびれ、まひ

高齢者の場合は体液をためるタンク(筋肉)が少なく、のどが渇いているのに気がつきにくくなります。

ベロを見て乾いていたら要注意です。脱水になる前にと、経口補水液も開発されています。ポカリスエット、アクエリアスに加えオーエスワン等。冷蔵庫に1~2本は用意しておきましょう。

(追伸)

5月26日(日)、30度の気温の中、宇和島のゆうちゃんは運動会でした。前の日から熱中症を心配していた私ですが、元気な写真を見て安心しました。

しかし、運動会って、いつが果たしていいんでしょうね?

まりちゃんは帽子はいらないのかな?

(写真6枚)

 

「カイロウドウケツ」の漢字が書ける人は少ないと思います。

もちろん意味を知っている人はすごい。

「カイロウドウケツ」はそもそも生物の名前です。海綿動物で直径1~8cm、長さ30~60cm。まるで竹で編んだカゴのようにきれいな形をしていて深海の砂に直立している。この竹カゴ状になっている部分にドウケツエビと呼ばれる2~3cmのエビが必ず2匹入っている。このエビは幼少時代にこのカゴに入りそのままずっと外に出ることがない。エビはオスとメスの一対が死ぬまでそこに一緒に生活する。

そこから夫婦が仲良く暮らし死後は同じ墓に入ることをいう「偕老同穴」という言葉が出来ました。結婚披露宴などで時々、聞かれたことがあると思います。

ただ最近は墓を作らず死後は灰を山や海に撒く(まく)方も増えてきて、変遷を感じます。

 

 

入学式も終わり、少しずつ慣れてきている学生。一方、煩わしい仕事から解放されホッとしているが、やりがいを感じてきた仕事から離れ寂しい思いをしている中年の方も多いと思います。

親しい仲間と別れての新しい環境。これも慣れるのには時間がかかります。

人間というのは、夏と冬には心は強いですが変わり目の春や秋は弱いのです。

気持ちが落ち込むと何をするにもおっくうになり、外に出るのも面倒で家の中で過ごすことが多くなる。しかし気力が出ないからと言って家の中で何もしないで考えながら時間を過ごしていると、ますます気力が無くなるので注意が必要です。

このようなときには思い切って、そのときの気分と全く違う服装をしたり行動をしたりしてみて下さい。外面からこころの状態を変えるー何度もこのブログで話してきました。

背筋を伸ばしてほほ笑みながら軽快に歩いてみて下さい。きっと気持ちが晴れてきます。

 

しそは中国原産の植物で日本には2500年前に伝わりました。平安時代に栽培が始まり、薬や漬物にして用いたようです。

「紫蘇」と書くのは昔、カニが原因の食中毒で死にかけた人に、しその葉を煎じて飲ませたら回復したという中国の古い言い伝えに由来します。

100gに含まれるβカロテンの量は野菜の中で最も多く体内でビタミンAに変換され夜間の視力の維持や皮膚、粘膜の健康維持を助けます。

油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、油で炒めて食べるのも良いです。

しその香りの成分、ペリルアルデヒドには殺菌、防腐効果があり一番有名な保存食が梅干です。刺身に添えた青ジソはアニサキスへの殺虫効果もあるので残さず食べた方がよいそうです。

またペリルアルデヒドには嗅覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させる効果もあるので食欲のないときに料理に加えてみてはいかがでしょうか?

(追伸)

娘は昔から赤シソジュースやシソのパスタを作ったりで好物でした。

皆さんも是非。

(写真2枚)

「うつ」もしくは「うつ状態」になったことは誰もあるでしょう。いや現在「うつ」で苦しんでいる方も多いと思います。

さて今日は「うつ」という漢字「鬱」を書ける人は私の知る限り某精神科医1人です。今はパソコン、スマホの変換であっという間に書けるようになり、自慢話ではなくなりました。

「鬱」を分解すると「林」と「缶」と「ワ」と「鬯」と「彡]になる。「林」は二本の柱でその間に「鬯」(キビから作った酒)を入れた「缶」(酒つぼ)を置き、その上から覆って密閉する形が「ワ」で「彡」は酒の香りがあたり一面に漂っているさまを表す。

要するに「鬱」とは祭祀に使う酒の香りがあたり一面に立ちこめているめでたい状態を表し、そこから「しげる・さかん」という意味を表した。「憂鬱」とは「たくさんの心配事がこもっている」という状態のことである。

気がふさいで誰とも話したくないことは昔からあったのにちがいありません。

 

小学校の時に運動会や遠足で弁当に、よくりんごが入っていたが、うさぎの形をしたのが多かった(何故うさぎかは不明。)。りんごはよく塩水につけていた。子供の赤い頬を「りんごのほっぺ」と名付けたりして赤色の代表であった。並木路子さんの「リンゴの唄」にも「赤いリンゴ」のフレーズがある。

りんごはコーカサス地方が原産地で数千年前から食されている。日本には鎌倉時代に中国から入った。現在の品種は明治初期に開拓使がアメリカから、内務省がフランスから苗木を取り寄せ、廃藩置県によって失職した多くの藩士がその栽培に携わった。

有名なニュートンのリンゴは「フラワー・オブ・ケント」(ケントの花)という収穫前に落果する品種だったので万有引力の法則発見につながったのでしょう。

イギリスのことわざに「1日1個のりんごで医者いらず」というのがある。りんごはカリウムに富み高血圧予防効果があることや、ペクチンに粘膜保護作用があり食物繊維と共に便秘改善作用を有する。また果皮にポリフェノールが多く存在し、抗酸化力が強いことも健康の源とされる理由のようである。

最後に、リンゴを塩水につけておくと茶色にならないのは食塩中の塩化物イオンが銅イオンと結合して酸化反応を防いでいるからだそうです。

 

みなさんは大連休いかがおすごしになったでしょうか?当院患者さんでも外国に行かれる人もチラホラいましたが、大多数の人は「特に行く所はない」でした。知る限りでは、東京の友人医師が家族4人でハワイへ行き(ファーストクラス)350万使った、というのが最高でした。

さて、当方は孫達がやってきましたが、本当に遊べたのは5月3日のみでした。

大好きな城山でしたが大混雑でロープウェイ、リフトも30分待ち。長蛇の列でした。

ゆうちゃんの好きな双眼鏡。「まりかもやらせろ」とのぞいていました。

写真をお楽しみ下さい。

(写真10枚)

 

 

紙幣は世界を見回しても偽造との戦いである。映画でギャングが偽造紙幣をたくさん造っているのを何度も見た。そんなに簡単ではなかろう、と感じていたが、現在はほとんど素人では無理のようである。世界の紙幣は透かしを入れたり破線をすき込んだりしている。加えて日本は着色の技も光る。インキ技術はとくに秘密扱いとか。現在発行している紙幣には全部で20色以上が使われ再現の難しい淡い色調にしている。

凹版印刷という技術も特色で版面に彫ったくぼみにインキを詰め、そこを盛り上げて印刷するので独特の手触りになる。

ただ、これからキャシュレス決済が普及すると日本の行き過ぎた現金主義はどうなるんだろう?

しかし私の生きている間はないか・・・と考えたりもしている。

日本の紙幣のすばらしさをもう1度手に取って眺めて下さい。

(追伸)

皆様、令和になってはじめてのブログになります。

気分一新、宜しくお願いします。

ゆうりもお札の意味がよく分かる年令になりました。(小4)。

まりかは、何のことやら・・・。

(写真2枚)