脳は一体、楽天的なのか悲観的なのか?
聖路加国際病院の精神腫瘍科部長の保坂Dr.の論文を読んでみました。
脳は過去を振り返れば後悔、将来を考えれば不安を感じる根暗な器官です。悲しいとか怖いというネガティブな感情をつくり出すのが仕事です。これを抑えようとするのはムダなので不安や怖れを感じたら「ああ脳が働いているのね」と突き放して考える。大切なのは、脳がつくり出すネガティブな感情を打ち消そうとするのでははなく、溺れないことなのです。
そのためには一度にひとつのことしか集中できない脳の性格を利用するのも手です。
例えばゴルフの練習場で汗を流す、コンサートを聴きに行く等すれば不安な気持ちは払拭されます。最近では「マインドフルネス瞑想」も効果が確認されています。ネガティブ思考が浮かんでも、それを「ただ眺めているだけ」という対処法です。
「元来、脳はネガティブなものだ」と分ったら、少々、嫌な事が浮かんでも「そんなものさ」となります。
是非、発想の転換をして下さい。

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