睾丸はラテン語でテスティス(TESTIS)と言います。

男性ホルモンの代表であるテストステロンは「睾丸のステロイド」という意味です。

古代ローマでは男性ホルモンであるテストステロンは正義感、忠誠心に関係していると考えられており、男らしい人はうそをつかないと解釈されていました。それ故、睾丸のない女性や睾丸を摘出した男性(宦官)は裁判の証人にはなれませんでした。

英語でもTESTISから派生したTESTIFY(証言する)やTESTAMENT(証拠)等の言葉があります。

テストステロンは睾丸以外の副腎でも作られ、正常男子では1日5mgが分泌されます。テストステロンは前立腺、陰茎などの発達を促すほか、筋肉や骨の発達、タンパク同化作用などに関わっています。

テストステロンが欠乏すると骨粗鬆症、記憶低下など加齢が進み高血圧や内臓脂肪の増加が起こり結果として心筋梗塞、脳梗塞のリスクが一気に上がります。

テストステロンは男らしさを作り、男らしさを維持する大切なホルモンです。この低下を防ぐにはバランス良くタンパク質を中心の食事を取ること、スクワットのようなコアマッスルを鍛える運動をすること、よく眠ること、等が必須です。

いつまでも男らしく・・・。

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