健康で元気な老後を過ごしたい。そのためには脳の若さを保っておきたい。

ここで諏訪東京理大の篠原教授(脳科学)の話を引用します。

「人と交わって体を動かすことは脳にとってプラス。人と交わることが多い方が認知症になりにくいという調査結果が数多く報告されています。」と。

会話をしているとき、人間は“ワーキングメモリー”を盛んに使っています。ワーキングメモリーとは記憶や情報を一時的に保持し処理する能力のことで脳の前頭前野の働きと関係しています。料理したり趣味を楽しむときも、もっとおいしくしようとか、より良い成績を残そうとか考えるためワーキングメモリーが鍛えられます。

前頭前野を使っていないと短期的な情報の処理能力が低下し物忘れがひどくなります。

例えば冷ぞう庫を開けたとたん雨が降ってきたため窓を閉めているうちに、冷ぞう庫から何を出そうとしたか忘れてしまうーこれもワーキングメモリーの低下が招く老化現象です。

人と触れ合い体を動かすことで脳の老化に待ったをかけられます。

家でゴロゴロでは脳もどんどん衰えます。

(追伸)

清水小学校の校医のため春の検診に伺いました。

5年生は3クラスですが、1年生は2クラスと少子化が進んでいます。

「1年生はあと2~3人増えれば3クラスが出来るのに・・・」と教諭の弁。

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