ニンニクはタンパク質、脂質、炭水化物の代謝に欠かせないビタミンB6の含有量が食品の中でもトップクラスなのは意外に知られていません。

ビタミンB6が不足すると免疫力の低下や肌荒れといった症状が出るので積極的に摂りたい食材です。

ニンニクは細胞に含まれる無臭の物質、アリインがアリイナーゼという酵素と反応し、におい成分であるアリシンを生成して独特なにおいになります。強力な殺菌効果があり、サルモネラや黄色ブトウ球菌、大腸菌O-157といった食中毒を引き起こす菌などに対する作用が確認されている他、風邪予防にも効果があると言われています。

アメリカで行われた研究では9月から半年間、毎日ニンニクを1片食べるとウィルス性感昌にかかりにくくなり、しかもかかっても早く完治するとの結果が出ています。

1990年にアメリカ国立がん研究所が、がん予防に有効と考えられる食品をピラミッドで表した「デザイナーフーズ」でもニンニクがその頂点にあげられています。

オリーブ油に漬けて炒め物に利用したり酢に漬けて温野菜やサラダにかけるのもいいです。

ただしニンニクは大量に食べると胃腸障害を起こすので、食べすぎには注意して下さい。

 

(追伸)

砥部の七折に行った患者さんが送ってくれた写真です。

梅や菜の花が美しいです。もうすぐ春ですね~♪♪

 

Print Friendly, PDF & Email