娘が宇和島に嫁いでから宇和島に行くことが多くあり、ある日、初めて宇和島城に登った。

宇和海はじめ初めての景色に心が踊った。

さて、城の話である。歴史をひもとくと、宇和島城は藤堂高虎によって築かれたとあります。あれ、藤堂と言えば。私の郷里の今治城も藤堂の築城のはず、と更に調べると、宇和島城のあとに今治城を造ったとあります。

さて、今治城は海城(うみしろ)と言われ、全国的にも本当に珍らしい。日本三大海城とは今治城、高松城、中津城(大分)を言います。今治城は瀬戸内海に面した海岸に築いた大規模な平城です。別名、吹揚城(ふきあげじょう)とも言います。

小さい時から堀で魚を釣ると海の魚が釣れたので不思議に思っていました。海から国内最大級の船入を備えた日本屈指の海城です。当時は西国や九州から船で京阪神へ攻めるときに海の要衝と呼ばれる来島海峡を通過するため、すぐに今治城から戦闘対応できるように造ったと教わりました。

藤堂高虎の名城、今治城へ是非、足を運んで下さい。ライトアップがきれいですよ。

 

自分の腸内環境が整っているかどうかは、なかなかわかりません。

バロメーターになるのは「便」です。

腸が健康なら便は表面がなめらかで熟したバナナのような形をした「バナナ便」と呼ばれる状態になる。

一方、腸内環境が悪いと便はカチカチに硬くなったり水っぽく軟らかくなる。

近年、腸の不調度を判断する目安として「排便困難感」と「残便感」が重視されるようになった。

2017年に日本で初めて発行された「慢性便秘症診療ガイドライン」では「迅速かつ完全なる排便」を目指すことが理想とされています。つまり「スムーズにすべての便がするっと出るか」に注意して下さい。

食事としては水溶性食物繊維が豊富なゴボウなどの野菜や海藻類、納豆やキムチなどの発酵食品、DHAやEPAが多い青魚を意識して下さい。

あとはウォーキングも大事です。

 

 

1月18日に書いた第2弾です。

新型コロナ感染症拡大はともすると、これまで頑張ってきた人に怒りの感情が生まれやすい。

第2波、第3波と感染の波が押し寄せるたびに期待が裏切られたように感じるからです。

何をするにしてもポジティブな期待は我々の行動を支えるエネルギーになる。こうなって欲しいという自分の夢を持ち続けることができれば少しくらい大変な状況に直面しても、その期待が実現するように頑張ることができる。

しかし頑張る気持ちに見合った形で期待が実現しないと落胆も大きくなりやすい。自分がこころの中で描いていた夢のような現実が急に消えてしまったように感じて夢を見ていた自分を責めたり、その夢の実現を妨げているように思える人に対する怒りが強くなってしまう。

夢と現実のギャップが大きいために、がっかりする気持ちも強くなるのです。

そうならないように今は現実に合わせて「期待値」の修正をして下さい。

 

電子機器や車、スマートフォン、家電製品等々、何もかも半導体のお世話になっている。

5月21日の日経新聞にも書いてあるが、この半導体生産能力は台湾が首位(21.6%)である。世界的にも半導体不足が続いており台湾で有事が起きると世界中のあらゆる分野でトラブルが発生する。

現在、開発と生産を分ける「水平分業」が世界中で広がり台湾企業への生産委託が増えている。

日本も国内需要の6割を他国に頼り、中でも台湾は最も大きい輸入元である。

どうか世界の繫栄のためにも国際紛争が起きぬよう、ただただ祈るばかりである。

 

 

口の中をつい、かんでしまうことがよくあります。必ず1度や2度は皆さん、あるはずです。

何故かむのでしょう?

通常は口の中の粘膜をかまないように、歯と頬、唇および舌が協調して微妙に動き、その結果、そしゃく、嚥下、発音をスムーズにこなしています。

歯が粘膜に触れていても、うまく食物をかみつぶすことも出来る。しかしストレスや加齢によってあまり口を動かさなくなったり、歯と頬などの協調が円滑にできなくなったりすると粘膜をかみやすくなる。

治療は軟膏を塗ったり、ビタミン剤、漢方薬などがありますが、一旦、傷つけると腫れてしまい、再びかみやすくなるので要注意です。

予防法は口の中を乾燥させないこと。口中の粘膜がぬれているからこそ、唇や舌が滑らかに動いて機能します。

かみやすい人は食事の際に食物と水分を交互に取ったり、食材にとろみをつけるのも大事です。

また急いで食事をしないことも大事です。

 

 

 

 

今日は子供たちの接し方です。特に子供の教育について明治大学教授の堀田秀吾先生の論文を参考に書いてみます。

子供が勉強やスポーツ、好奇心を満たそうと一生懸命がんばっているときは結果をほめるのではなくプロセスをほめてあげて下さい。「テストで90点を取って〇君はすごい!」ではなく「毎日、本を一生懸命読んでいるし、少しの時間だったけど勉強して〇〇くんはすごい!」「夕食の後にがんばって素振りをしていたのは、かっこよかったよ!」などと努力の姿をほめることに意味があります。

日本人は他国に比べると自尊心が低いそうです。

中高生を対象に「自分はダメな人間だと思うか?」と聞いた調査では「ダメだと思う」と答えた学生が米国と中国は20%未満、日本は60%以上でした。それほど日本人は自己評価が低い傾向にあります。

プロセスをほめて子供を育てて下さい。「どんな工夫をしたの?」とか。

 

 

50年以上前に心理学のマーティン・セリングマン博士が発表した「学習性無力感」の実験がある。

「どうせ何をしてもダメだ」という無力感を学習すると頑張らなくなることを実証した実験である。犬を使って行われた。

ここに現代の心の持ち方のヒントがある。

緊急事態宣言を出しても大幅に減らなかったと言われると「何をやっても同じだ」という考えに陥りやすい。一時のピークに比べると確実に減っているのは事実だ。何が良くて何が良くなかったかを冷静に判断し明確なメッセージを発信すれば多くの人が抱いている無力感は和らぎます。

「やっぱりダメだった」を口走らないようにしましょう。

 

世の中には2種類の人がいます。

「謝れる人」と「謝れない人」です。

「潔い謝罪」はその人の信頼度を高めてくれる。誤り上手な人は人間関係の達人でもある。クレームをつけられたら「言動を改善する機会をもらった」と思える人である。その結果、「嫌われない」「無視されない」「干されない」といった副産物も得られる。

逆に「謝れない人」は能力が高くても人生のあらゆる場面でチャンスを逃す。謝らないことで尊厳を守ったつもりでも実は相手から見下されるからです。

チームのルールを破ったことで上司が注意することはよくあると思います。その時に逆ギレする人が居ますね。こういうタイプの人は周囲に3回迷惑をかけています。1回目はミスしたりルールを破ったこと。2回目は第3者に気を使わせながら注意させたこと。3回目はその場をこじらせたこと。これほど迷惑をかければ除外されても仕方がない。

結論として、謝れずに人間関係をこじらす人とはつきあわない方がいいです。縁を切るか適当に距離をとりましょう。

限られた自分の人生において、そういう人の内面の屈折につき合う必要はありませんから。

 

 

 

自分の意思とは関係なく自動的に全身の器官の活動をコントロールしているのは「自律神経」。意識しなくても呼吸が続いたり、心ぞうが動いたり、汗をかいたり、体温が変化したり、胃腸が消化活動を行ったりするのはすべて自律神経の働きによるものである。

「戦闘モード」の交感神経と「リラックスモード」の副交感神経。その場の状況に応じてどちらかが優位になりシーソーのようにバランスをとりながら働いています。

しかしこの機能が不全になると自律神経失調症が起こります。検査では分からない不定愁訴。

頭痛、めまい、疲労感、低血圧、頻脈、動悸、吐き気、下痢、便秘等々。

これらの乱れにはさまざまなストレスや不規則な生活習慣が大きく関わってきます。

今回は「骨格のゆがみ」からも起きることを話します。姿勢が悪いと何故、自律神経が乱れるのか?

自律神経は脳の視床下部から始まり、脊髄を通って全身の各器官につながっています。

途中の脊椎というS字カーブを保っている骨のトンネルの中を通るのですがカーブが変形したり、ずれたりすると自律神経が正常な働きをしづらくなるのです。姿勢を正しく保つのもとても大事な事なのです。

是時、参考にして下さい。

 

 

最近、ある男性が、「からすに頭をつつかれた。」と来院。会社でかなり出血していて、病院へ行くように言われたそうです。

見ると写真のように頭頂部に切創があり裂けています。縫合も考えましたが、雑菌混入も考え、消毒、ガーゼで覆い、2日間で治癒しました。

私も34年間、やってますが、ここまでのからすの攻撃は初めてです。

そこで実態を調べてみました。

カラスには主に「ハシブトカラス」と「ハシボソカラス」があり、人を襲うのはハシブトカラス。繫殖期のヒナを守るため巣のそばを通りかかる人の頭を攻撃し、その時期は4月からは8月が多いそうです。巣の近くを通るときは帽子が必須だとか。

今までそこまではと考え、「カラスの勝手でしょ」などと安易に考えていた自分を反省しました

皆さん、気をつけて下さい。

(追伸)

余談ですが1930年代、旧ソ連で吹き荒れたスターリンによる大粛清の嵐。罪のない人々を護送した特別車両は「黒いカラス」と恐れられました。