最近、成人の2分の1の年令である10歳を迎えたことを記念して「二分の一成人式」が学校や地域で行われている。

さて、ゆうちゃんも無事に終わりました。

学校で行われる場合は子供から親への感謝の手紙の発表や校長、保護者代表による祝いの言葉、合唱等を行っている。

これは兵庫県西宮市の佐藤修一(教員)が考案したとされる。高学年への門出に「背筋を伸ばして参加するようなイベントを」と考案したと言う。小学校の行事として定着しつつあります。

ゆうちゃんもすっかり大きくなりました。まりちゃんも早く大きくなりますように。

私が開業した頃の昭和62年頃は、懐は暖かった。病院側が20万円支給すると本人には19万5000円くらい懐に入った。(手取り。)ほぼ満額。

ところが今はどうだろう。○税、△税と言った控除の末、20万円が16~17万円になってしまった。国の歳入・歳出のバランスをよく考えないといけない。

まずは少子化。この30年間、国は劇的な対策を打たなかった。「産めよ増やせよ」だけではもう3人以上の子供は育てられない。教育費も、ばかにならない。頼みの経済政策はどうだっただろう。「本格的な景気回復」があっただろうか?

大企業では良い数字が並ぶが庶民の懐が増えないので消費が回復しない。日本経済の大きな問題は賃金が安すぎることです。OECDの調査によると1997年の実質賃金を100とすると2018年の日本は90.1と大幅な減少。アメリカは116、イギリスは127。先進国で賃金がダウンしているのは日本ぐらいです。

政治家の皆さん、知恵を絞って下さい。

 

食物繊維は便のもとになり便のカサを増やしたり軟らかくしてくれる作用があるが大きく2種類ある。

①「不溶性食物繊維」は水に溶けないで硬くて消化されず胃や腸で水分を吸収して大きく膨らむ。イモ、穀類、豆類、根菜類等。

②「水溶性食物繊維」は水に溶ける食物繊維でネバネバしていてゲル状になり食べ物を包みこんで消化吸収を穏やかにする。果物、大麦、もち麦、海藻、キノコ等。

理想的なバランスは①と②を2対1で取ることです。

高齢者で腸の手術の既往のある人はキウイフルーツやリンゴ、バナナなどの果物で水溶性を取る方がいいでしょう。

また慢性便秘の人は気温が低下すると増悪します。入浴は湯船に浸かってお腹を温める。冬は腹巻をしてお腹を冷やさないことが大切です。

患者さんで金沢出身の人と話す機会があった。

犀星は大正から昭和にかけて詩人・小説家として活躍した。(1889~1962年)。金沢の中心街である香林坊・片町から少し足を伸ばした所に雨宝院と記された門があり、その脇にお地蔵様が立っていて、参詣者を迎えている、と言う。室生犀星記念館があって、この町が犀星の「ふるさと」である。

川の名前をそのままタイトルにした「犀川」は20才から24才までの作品を編んだ抒情小曲集である。

この時期は犀星は貧しく13才で高等小学校を中退した。地方で働きながら独学して文学を志す。21才で上京するものの才能は見出されず、生活は荒んでいく。闘病もして自分で「暗黒時代」と振り返っている。といって金沢に逃げ帰るわけにいかない。

有名な次の一節は愛光時代に授業で習って暗唱しました。皆様も是非、口ずさんで下さい。

ふるさとは 遠きにありて思うもの

そして悲しくうたふもの

よしや うらぶれて異土の乞食(かたゐ)となるとても

帰るところにあるまじや

(追伸)

ゆうり、まりかそれぞれ、元気に遊んでいます。

今、新型コロナウィルスが猛威で連日、朝から晩まで報道一色である。

SARS以来のパニックである。

ところが実は米国では季節性インフルエンザが猛威を振るっていることは医者にしかあまり知られていない。もちろんインターネットの片隅には出ているが、TVでは取り上げていない。全米だけで新型コロナの死亡者数を2ケタも上回っているのだから、すさまじいペースである。全米50州のうち41州が「流行」を示す真っ赤に染まっている。昨年10月1日から今年1月25日までに最大2600万人がかかり、2万5000人が亡くなっている。過去10年間で最悪規模の状況が予想されまさに、米国はパンデミック状態である。

今、米国で流行っているのはB型。今年のワクチンがB型に完全に一致しなかったためである。ニューヨークタイムズやワシントンポストも「新型コロナよりも大きな脅威」と伝えています。

何といっても不安なのは日本への影響です。インフルは「指定感染症」ではないので水際対策がとれず、やがて日本にも・・・。恐ろしい時代になったものです。

是非に医療機関で相談、治療下さい。

 

人間にはクチが一つしかないから口の数と人の数は必ず同じになります。そこから「人口」という言葉が出来ました。

中国最古の漢字字典「設文解字」(せつもんかいじ)に「口は人の言い食らう所以(ゆえん)なり」と有ります。

即ち器官としてのクチは①ものを食べること、と②言葉や音を発するという二つの機能を持っています。

①については「呑」「味」「啖(くらう)」など飲食に関する漢字は『口』部に漢字辞典では収められています。

②については「咳」「啼(なく)」「吹」「嗤(わらう)」などがある。

さて①と②の数だが漢字数は②の方がはるかに多い。しかし医学的にみると①の食べることと②の発することを比べると①の機能がなくなるのはとても辛い。今でこそ鼻腔栄養や中心静脈栄養があるが、やはり口から食べてが人間の生存の基本ではなかろうか。

漢字学、面白いですね。

(追伸)

2月3日の節分の日。

季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると信じられていたため、それを追い払うための悪霊ばらい行事が行われた。これが節分の鬼退治の儀式。室町時代には登場します。

さて、まりちゃん、恐いオニもへっちゃらの笑顔でした。

今や日本人の痛風患者は増加し、100万人を突破した。高尿酸血症(尿酸値>7.0)の人はその10倍の1000万人に上ると推測されている。

一般的な認識としては依然として「ビール→プリン体→痛風」のレベルにとどまっている。

しかし本当の“くせ者”は実は高尿酸血症である。

「高尿酸血症は尿酸が細胞内に取り込まれて臓器障害を起こす全身病」であり、特に発症リスクの高い病気として、痛風のほか高血圧、糖尿病、脂質異常症、CKD、脂肪肝などが挙がっている。

また尿酸値の数値と肥満の有病率は比例し、メタボリックシンドロームと有意に相関している。

食品と痛風発症の関係では特に乳製品がリスクを下げます。牛乳、ヨーグルトは是非、摂取して下さい。