笑いは笑顔を通して周りにいる人たちに伝染します。(3月7日号でも「笑顔」について書きましたが今回は追加編です。)

何故、伝染するのか?

①笑顔自体の効用・・・話している相手が笑顔になると自然に自分の表情も和らぐ。逆も同じで気難しいそうな顔をしている人にも笑顔で話しかけると表情が和らぎます。つまり、表情は相手に同じ反応を引き起こします。

②笑顔になっている人の楽しい雰囲気が伝わり、その場で一緒にいる人の気持ちも楽しくなる可能性です。

人が笑っていると何を楽しんでいるのか気になるものです。

その例が天照大神が天岩戸に閉じこもった時のエピソードがありますね。天照大神が天岩戸に閉じこもって世界が闇に覆われたために困った神々が岩戸の外で面白い踊りをして笑いころげる。その笑いを聞いて不思議に思った天照大神が岩戸を少し開けたことで外に引き出され、世界に光が戻ってくるといった日本神話がありますね。

笑いはふさぎこんだ人をも活動的にさせるのです。

人間関係にも是非、応用して下さい。

(追伸)

本日、4月1日より、くに~ず新聞春号を窓口で配布します。

一足先に、まりかが読んでいます。

大好きな「いぬのおまわりさん」を歌ってくれたようです。

(写真2枚)

 

非アルコール性の脂肪肝の治療ガイドライン(2014)を読むと、色々な治療薬が並んでいるが、そのうちの1つ、ビタミンEを取り上げたい。

ビタミンEは非常に強い抗酸化作用を持っていますが、多量飲酒による脂肪肝では肝炎により常に消費されて不足しがちです。特に肉だけと言った偏った食生活の方は野菜などに含まれるビタミンEが不足して炎症を抑制できません。

人間ドックでは男性の約半数が脂肪肝を指摘されます。女性は2割弱。

そこでお酒を飲む前にアーモンドを数粒食べると脂肪肝予防に役立ちます。

ただそれで治るかというと甘くありません。脂肪肝の人は筋肉量が少なく筋肉に脂肪が溜まっている人が多い。1日30分以上歩く有酸素運動やスクワットで筋肉の量を増やすと肝ぞうに溜まった脂肪を燃焼しやすくなります。

脂肪肝を治すには酒を控え、アーモンドなどのビタミンEを補給し、同時に筋肉を鍛えて下さい。

(追伸)

3月20日の、まりかの2才の誕生日は無事に終わりました。

心遣いの品をいただいた方には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

(写真8枚)

せっかくの愛くるしい美人なのに、つまらなそうな顔をしている人がいます。

ホリプロの創業者、堀威夫氏が次のように言っています。

「どんな時もよい顔を作れていなければ人も運も寄ってこない。お通夜の晩のような顔をした人間には、勝利の女神がほほ笑むはずがない」と。

本社の姿見の鏡の端に「いい顔をつくろう」と書いたそうです。

楽しいから笑顔になるのか、笑顔だから楽しくなるのか。これは難しいですが、あえて笑顔にすることで人生が快活なるというのが今の通説です。

米国の心理学者、ポール・エクマン博士は人間の目の周りの筋肉と口の周りの筋肉を動かすと脳が活性化すると言っています。

日常のあいさつを笑顔でするのは自分のためです。

どうかみなさん、いい笑顔を!

 

グレープフルーツという名前は果実がぶどうの房のように実ることに由来する。果肉にはフラボノロイドのナリンギンとネオヘスペリジンが含まれており苦みの原因となっている。

一方、文旦はザホンやボンタン、ジャボンとも呼ばれ果皮が非常に厚い。果肉が淡黄色なのが文旦(ボンタン)、赤紫色のものがザボン(ジャボン)と呼ばれている。

高知の高知文旦は400g以上、熊本のザボンの一種、晩白柚(バンペイユ)は1.5~2.5kgもある。京都大の研究グループによるとグレープフルーツは文旦とスイートオレンジの交配種なのだそうである。

グレープフルーツの輸入先はフロリダを抱えるUSAと南ア共和国とで大半を占める。日本での消費は金額、数量共に、さいたま市が1位である。甘いバナナの好きな関西人に比べ関東の人は甘酸っぱい果物が好きなのかな?

文旦の消費は高知市が群を抜いて1位である。

最後にグレープフルーツは多くの医薬品と相互作用を有するため内服と同時に摂らないで下さい。

(追伸)

やはり文旦は、まりかの顔の大きさに匹敵します。

がんばって食べて下さいね。

 

以前に「辛い時ほど笑顔で」というお話をしました。

日経新聞「こころの健康学」に定期的に書かれている、認知行動療法研究開発センターの大野裕先生の文章から今日は引用しました。

「笑う門に福来たる」という言葉は科学的にも正しいとされる。笑顔になると心身が健康になる。こころの内面の動きと表情や姿勢など外見との関係については専門的に「インサイドアウト」と「アウトサイドイン」といわれる関係がある。

(ゴルフのスイング軌道ではありません。)

インサイドアウトはこころの内面(インサイド)が外見(アウトサイド)に影響するという関係。楽しい気持ちになるから笑うし、悲しい気持ちになるから泣く。

アウトサイドインはその逆で笑顔になれば楽しい気持ちになるし背筋を伸ばしてしっかりした姿勢をとれば気持ちに張りが出るという関係です。

まんがを読んでも笑顔で読んだときの方がより面白いという結果がある。

また米大リーグに入団した時に撮った写真が笑顔だった選手は普通だった選手に比べて選手生命が長かったという研究結果もあると。

どうか大野先生の言われるようにスマイルを忘れないで下さい。

(追伸)

2月3日(日)の節分の日。

パパが扮する赤鬼に、はたしてまりかは?

去年は、ばかにして笑っていたが・・・。

温州みかんに代表されるみかんはバナナ、りんごと並んで日本で消費の多い果物である。

温州みかんは鹿児島県で突然変異によって生まれ、江戸時代初期に作出された種のないみかんである。中国の産地「温州」にあやかって命名された。武家社会の江戸時代には家を存続させることが最も大事であり種無しということで敬遠されていた。

童謡「みかんの咲く丘」で歌われているように多くが日当たりのよい斜面で栽培され、接ぎ木で増やしている。

みかんの消費については、金額ベースでは松山市、福井市、さいたま市、和歌山市の順。数量ベースでは長崎市、松山市、浜松市、熊本市の順である。

(余談であるが、オレンジの消費は金額、数量ベース共に富山市が断トツの1位である。フルーツの好きな富山の人たちは一年中安定して入手できるオレンジを好んで食べていると推定されますが、詳しい理由を知っている人は教えて下さい。)

さて1918年~1919年に流行したスペイン風邪(インフルエンザ)は世界的に流行し、2000~4000万人の命が奪われた。アメリカでは対抗策として牛乳(カルシウム)とオレンジジュースがインフルエンザに効果があると信じられ、1920年代のはじめにはオレンジジュースはアメリカの朝食に欠かせないものとなったそうです。ボーリング博士がみかんに含まれるビタミンCがインフルエンザ等の風邪に対する予防効果があると提唱したのは1970年代でした。

みなさん、風邪予防に是非みかんを召し上がって下さい。

 

ももといえば桃太郎。ももの核の中の種子は桃仁と呼ばれ古くから咳止めのほか、産後のむくみなどの婦人病に用いられている。このように病気という邪気を払う力が認められており、それが鬼退治に結びついたらしい。

さて今回、「もも」について考察した。

ももの生産量は山梨県、福島県、長野県の順である。中国が原産で3000年以上前から食用に供されてきた。ヨーロッパにはシルクロードを通りペルシアを経由して伝わっている。英語のpeachは「ペルシアのりんご」という意味です。日本には食用としては明治時代に中国や欧米から伝わりました。

ももの果皮には、うぶ毛がある。果皮にうぶ毛がある果物は他にびわやキウイがあります。うぶ毛は水をはじき腐敗を防ぐ役割があります。果肉のピンク色はポリフェノールのアントシアニンに起因します。

ももに含まれるペクチンは腸内細菌を増やし整腸作用がある。またコレステロール値を下げる作用もあると言われる。

最後に全国一の生産量を誇る山梨県では、7月19日を「やまなし桃の日」と制定している。1月1日から数えて200日目が7月19日であるが、百が2つで百百(もも)だそうである。

まりちゃんも大好きな「もも」の話でした。

(追伸)

まりかの大好きなイチゴの季節がやってきました。

鬼北町の農園にいちご狩りに行ったようです。

 

患者さんは健康のため色々なスポーツをしています。

ウォーキング、テニス、登山、水泳・・・。しかし老若男女が混じって、しかも高齢になるまで出来るスポーツはゴルフだと思います。親睦という意味でも酒を飲むよりはるかに親密関係が構築出来ます。当院患者さんでは、最高90才の男性が元気にやっています。私自身は(うまくはなりませんが)ゴルフ歴は35年になります。さて、昨年末、天皇陛下の手術をされた天野篤先生(順天堂大医院長)(63才)のコラムが面白かったので、そのまま引用します。

「まず1ラウンドを自分の年令以下のスコアでホールアウトするエージシュート。高齢になってもゴルフに情熱を燃やせてエージシューターになれる人は人生の勝利者です。」と。天野先生は今でも年間360~380例の心臓手術をしているが、仕事が入らなければ週末は必ずコースに立つと言う。

「ゴルフは与えられた状況の中で、どうやって次につなげるかを考える知的で戦略的な要素が楽しい。限られた時間で状況を把握、分析して最良の方法を見つけて、そこへ打っていく。そしてやったことはすべて自己責任。これって手術とよく似てるんですよ」と。昨年の先生のベストスコアは85とか。先生自身の健康管理と気分転換になっていると。

私も天野先生に負けないように頑張ります。

(追伸)

1月3日に恒例の愛光学園での凧揚げに行きました。

天気も快晴で人工芝に寝ころがっても暖かい1日でした。

ゆうりがとても喜んでいました。

(写真4枚)

 

葛根湯は正露丸と並ぶ家庭常備薬の代表格。風邪のひき始めの肩や首の凝り、頭痛や鼻水など諸症状に効くユーティリティープレイヤーである。1902年誕生の正露丸よりずっと歴史は古く、中国の後漢時代にはあったとされる。

落語のヤブ医者の小噺「葛根湯医者」も面白い。

「先生、どうも頭が痛くて」

「頭痛かあ。葛根湯をやるよ」

「先生、こっちは腹が痛いんです」

「腹痛かあ。葛根湯をやるからお飲み」

「その隣の方は?」

「付き添いでやって参りました」

「それは退屈だろう。葛根湯を飲みな」

「・・・・・」

それぐらい庶民に浸透していたようです。

成分はくず湯で知られる葛の根にしょうがやシナモン、麻黄などを混ぜたもので、ほとんど副作用はありません。子供にも安心です。

おうちに1包いかがですか?

 

「嚥下」つまり「物を飲み込む」という事をあたり前に考えていないでしょうか?

実はすごく意味のある行為なのです。

Johns Hopkins大学のHPでは「Swallowing Disorders」の項で「嚥下はすべての人間の身体的・精神的健康に影響を与えており単に栄養補給のためにあるのではなく、社会生活を営むうえで重要な役割を果たしている」と述べています。

きちんと嚥下出来なくて気管に食物が入れば誤飲性肺炎となり、ひいては死に至ります。

癌、加齢、機能障害(アカラシア等)、頚椎疾患等、さまざまな原因があります。

きちんと飲めることは、すばらしい事なのです。

(追伸)

アイスクリームをしっかり「嚥下」できている、まりか。

何でも1人でやって下さい。

紅葉は11月25日(日)の奥道後GCの9番ホールです。見事ですね。秋深しです。

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