毎年、私が行っている産業医のテーマで取り上げる「熱中症」。今年は早くやって来そうです。

毎年30~40万人が医療機関を受診し、5万人以上が救急搬送されています。

患者が増えるのは梅雨の合間の急激に暑くなった日や梅雨明け直後から8月一杯の盛夏にかけてである。

熱中症には2つのタイプがある。屋外で発症する「労働性熱中症」と屋内の日常生活で起こる「非労働性熱中症」である。前者は10代のスポーツ中や30~60代の肉体労働中が多い。後者は高齢者である。

さて基本的に熱中症は「気温が高い」「湿度が高い」「風が弱い」「日差しが強い」「急に暑くなった」などが環境因子である。

労働性を業種別でみると建設業が3分の2を占める。そして熱中症の死亡者数は作業開始の初日が最も多く、初日から3日間のうちに約3分の2が発症していることが大きな特徴です。

たとえ天気が曇りでも湿度が高く風が弱いような日は要注意。湿度が高いと汗が蒸発しにくく体に熱がこもりやすいのです。

暑い場所での仕事は冷たい飲料を500mlであれば10~20分おきに1時間くらいかけて飲むような水分補給をして下さい。

明日は我が身。注意して下さい。

(追伸)

暑い夏はシャワーでも浴びたいですね。

ゆうちゃんが有名な松野町の、おさかな館へ行ったようです。

人気者のワニのだいごろう君がシャワーをしてもらって気持ちよさそうです。(写真にはないですが)水浴びの際、二本足で直立する事で有名です。

まりたんはパンダに似ている??

(写真2枚)

6月14日に続く「その2」です。

脳は自己防衛本能の意味で失敗のデータを蓄積するようにできています。失敗のイメージが先行してしまうから努力を放棄してしまいます。

そこで運を引き寄せるには、まず脳をプラス思考の状態にしておいてプラスのイメージを強く引き寄せることが肝心です。

ゴルフでも自分がウィニングパットを入れる瞬間をイメージする等をプロでもやっています。

このようなイメージトレーニングが有効なのは、脳を「快」状態にすることができるので成功の喜びを感じながら前向きな努力をすることが可能になるからです。

常に脳にプラスのイメージを植え付けることができれば更にやる気を引き出す神経伝達物質ドーパミンが分泌される。いつも思考やイメージをプラスにしておけば更にパワーが生まれ、おのずと運を引き寄せることが出きます。

後ろ向きなマイナス思考の人と付き合うとこちらまで暗くなりますが、逆にプラス思考の人と一緒に居ればパワーをもらえます。

どうか好循環をして下さい。

 

(追伸)

ゆうちゃんが大好きな砥部動物園で癒されたようです。うさぎやハムスター達と。

(ちなみに、まりたんはぐずった日で写真はありません。)

 

 

 

運を呼び込むには心の「癒やし」が必要と言われています。心に安らぎがあれば精神が心地よい状態になり、さまざまな雑念を消し去ってくれます。そして仕事や人生にも前向きになれ、ひいては幸運を呼び込めます。

つまり、運を呼び込むには心の「癒やし」が重要です。どうやって心を癒やすのか?スポーツや座禅等、色々あるが今回は音楽のヒーリング効果を活用したい。クラシックのいわゆる環境音楽に癒やしのパワーがあるのは「脳を休ませる」ことが出来るからである。

音楽を聴く場合、人の脳は感覚をつかさどる「右脳」を使う。ただし歌詞が付いている曲のときは言語をつかさどる「左脳」も使うことになる。歌詞がない方が左脳を休ませることができるので同じクラシックでもオペラなどは不向きです。クラシック音楽にはストレスを軽減する効果も指摘されている。強いストレスにさらされた時に分泌されるホルモン「コルチゾール」がクラシックを聴くと少なくなると言う。そして気分が快状態になると幸せホルモンの「エンドルフィン」も分泌されます。筋肉の緊張も和らぎ心臓の鼓動がゆっくりとなるために疲労回復につながり心身への効果は抜群である。

さて本題の、どの音楽がヒーリング効果が高いのか?

1位はモーツァルトの作品。なかでも「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第2楽章がオススメである。個人的にも聴くと疲れを癒やせます。

 

2位はバッハの「G線上のアリア」

 

3位はシューベルトの「アヴェ・マリア」

 

他にもメンデルスゾーンの「バイオリン協奏曲」

 

ショパンの「ノクターン第2番変ホ長調」等々

 

あくまでも専門家の意見を参考にした選曲ですが、「自分は運が悪いなあ」という人はまずクラシックを聴いて運を呼び込んで下さい。

(追伸)

最近、ゆうちゃんがピアノをよく弾くようになりました。

近い将来、ゆうちゃんの弾くクラシックを聴きながら昼寝したいものです。

(写真2枚)

人差し指を「食指」というのは何故か?

「食べる」と関係があるのか?以前、登場した漢字学者の阿辻哲次さんの文章からまた紹介します。

中国は春秋戦国時代でのさまざまなエピソードを記した「春秋左氏伝」という文献に書いてある。

『鄭の国に宋という名前の若者がいて、ある日、宮殿に参内するため家を出ようとすると人差し指がひとりでにピクピクと動いた。そこで若者は「私の指がこうなると、いつも珍味が味わえるのだよ。」といっしょに参内する若君に語り、二人がそのまま宮殿に行くと案の定、大きなスッポンが料理されていた。』とある。

現在、壺に入っているのは塩か砂糖か、と味を確認する時に使う指は人差し指です。

スポーツでもドラフトで○○球団はA投手に食指が動いている、と使いますね。

漢字字典には「食欲が起こる。転じてある物事に対して欲望や興味が起こること」とあります。

漢字の奥の深さに、いつも感動します。

(追伸)

私は、明日、6月5日で65回目の誕生日となります。

「6」「5」の並びの日がいつかやって来ると思っていましたが・・・。

ゆうちゃんのいつもながらのお祝い文。

ありがとう。感謝しています。

(尚、家内も同じ誕生日です。)

 

韓国を旅行した人が驚いたことを言う。

小さな食堂でも店でもレジで現金のやり取りをほとんど見なかった、と。つまり、クレジット決済で電子マネー、QRコード読み取りも幅をきかせていて、およそお札の出番がないと言う。

韓国のキャシュレス決済の比率は9割と断トツ。欧米では5割。さて日本はと言うと2割だそうである。

日本人の現金主義はATM網の発達をもたらし、それがまた「信仰」を増幅してきた。政府はキャシュレス化を進めATM維持費を減らし小売店の負担を軽減すべく2027年で4割という目標を立てている。

今年の5月27日号の日経新聞春秋欄の一部を引用してみる。「ニッポンの紙幣づくりの技術は世界一である。いまの1万円札が世に出るとき原版に肖像を彫る旧大蔵省の工芸官は匠の技を駆使し、極めて偽造が難しい福沢諭吉を誕生させた。その名人を取材するとストレスで胃をやられて半分切った」と。

入魂の職人芸と最近のテクノロジーが融合したわれらが日銀券。だからお札への信頼は厚く、いつでもどこでもまず現金を財布から出す日本人。「キャシュレス化」で見渡すと日本はもはや現金主義のガラパゴス状態と言われています。

さて皆さんは「お札」と「カード」。どちら派でしょうか?

 

 

「死ぬまで介護いらずで人生を楽しむ食べ方」(新開省二著)(草思社 1300円)を読んでみた。

現代、飲食が健康を害するという意識から粗食を心がけている人が多い。確かに食べ過ぎは良くないが、粗食への過大評価も良くない。近年のデータでは「粗食は老化を促進して寿命を短くしている」とある。昔の人は粗食だったから健康なのでは?と思うかもしれない。しかし昔の人はご飯でカロリーを取るため1日に茶わんで6杯以上は食べていた。味噌汁で不足しがちなミネラルやビタミンも補っていたのです。このような実態を知らずただ粗食信仰をしていると低栄養から老化が進み血管や臓器を衰弱させてしまう。

著者は「多様食」を推奨している。

肉、魚、卵、大豆そして油を使った料理などの10種類の食品群を対象に1日1回食べれば1点として10点満点を目指す食べ方である。

私が当院新聞で、年を取っても「肉も魚も」と勧めるのと合致している。

是非、誤った「粗食」を改善して下さい。

(追伸)

孫達もせっせと夕食を食べています。「食い力(りき)」です。

大きくなってください。

(写真4枚)

ゴールデンウィークにやってきた、ゆうりとまりか。

遠出は全くしなかったが、色々と楽しむことが出来た。

ゆうりのピアノの練習。一曲弾いてくれたがとても上手であった。彼女は指が長いので、きっと弾きやすいのだと思う。

オンプ君の散歩も毎日、付き合ってくれた。

面白かったのは将棋。「やってみないか」と誘ったら即座に「教えて」と。駒の動かし方から教えて、半日後にテストしたら完璧に覚えていた。

一局、指してみたが、なかなか筋があるな、と感じた。真剣な眼差しであった。

次にまりか。イチゴがとても大好きで、いくらでも食べる。「イチゴ欲しい人?」と尋ねると手を挙げる動作が可愛い。

さて今回、いただいていたスイカを割って食べさせたらどんな反応をするか?生まれて初めて見るスイカを切ってから食べるまでの動画をお楽しみ下さい。

切れ端を食べるのも、まりからしいと思いました。

(写真8枚)

5月の連休に孫達がやって来た。

活発な、まりたんのために自然の中で遊ばせようと、重信川の河川敷へ行った。

小学校の女の子が2人遊んでいて、「何してるの?」と尋ねると、何と「四つ葉のクローバーを捜している」と。捜すこと20分。やっと四つ葉のクローバーを見つけたゆうちゃん。女の子達はポケットにたくさん入れていた。さて、まりかは、いつも通り裸足で色々な花を摘んでいた。

さて裸足で遊ぶといいのか?鹿屋体育大学の西澤昭教授が次のように書いている。「裸足で活動すると足の裏のメカノレセプターと呼ばれる受容器が刺激され体のバランスが良くなる。すると足の裏の筋肉が発達。走る、跳ぶ、投げるといった運動能力に関係してくる」と。

ウィンゲートキッズの遠山健太氏によると、「裸足で運動遊びをすることは、子供の運動能力にプラスに働きます。走ったり跳んだりする動作は足で地面をしっかり蹴らないといけない。裸足で過ごすことによって足指が自然と使われて足裏の感覚が養われる。」と。

できるだけ、ケガのない安全な場所を確保した上で子供は裸足で遊ばせるのがよいようです。

がんばれ、まりたん。

(写真8枚)

人類太古より月の光は重要であった。

「月の光」を頼りに・・・といった場面は多かった。しかし電気照明が普及しはじめると人々は月にだんだん関心を払わなくなった。

ゆうちゃんも十五夜は見てもふだんはあまり関心がなさそうだ。

この「月」の圧倒的な存在感を示したのが、東日本大震災の時の計画停電であった。人工照明の一切消えた町全体を煌々(こうこう)と昼間のように照らす満月を見て改めて自然の力の偉大さをみんな再認識した。

この月に関する美しい曲を多く書いたのはシューベルト。また画家ルオーは20世紀の画家であるが「月明かり モンタナの思い出」の中に神秘的な月の風景を描いている。

もう1度、「月」を再認識してみてはどうだろうか?

「何事も完璧にやろう」は決して悪いことではないし、会社も目標として掲げていると思います。しかし完璧主義が幸運をつかむうえで逆に足かせになる話をします。「完璧主義者」たちが人生の成功者になることは意外に少ないのです。

その最大の欠点は「行動力が落ちる」点にあります。「ミスをしたくない」気持ちが強すぎるあまり、完璧な準備が出来ないと全く動き出せなかったり、アイデアを実行する前にあれこれとネガティブな要因を並べ立てて実行をやめてしまったりするのです。

いくら時間をかけて準備をしても失敗の確率をゼロにすることは不可能です。実行に移してから足りないことに気付いたら次回に生かせばいい。完璧主義の人の多くはマイナス思考に陥りやすく失敗を恐れて自分で自分に足かせをはめてしまうことが問題です。

以前に書きましたが脳は所詮、ネガティブ臓器なのです。

あと完璧主義者の大きな問題は「他人にも完璧を求めたがる」ことです。自分に厳しく更に他人にはもっと厳しくなりがちです。ミスをした相手に温かく接することで強い信頼関係が生まれます。

常に他人を思いやって行動する人はピンチに陥っても誰かが手をさしのべてくれます。器の大きな人間になって下さい。

(追伸)

まりかも、すくすく育っています。

「いないいないばあ」もやっています。

ゆうちゃんがいい遊び相手ですね。

(写真4枚)