ビタミンDは魚介、卵、キノコ類に多く含まれるステロイドの仲間のビタミンで、カルシウムの吸収を増加させるなど健康な骨の維持に不可欠です。

さてビタミンDは骨ばかりでなく体のバランスの調節に広く働いています。

ウィルス感染などから身を守る免疫の働きもビタミンDが欠乏するとうまく機能しないことが昨年、「ネイチャー・コミュニケーションズ」という科学誌に発表されました。

活性型ビタミンDが多くあることが腸の健康のためにも重要なのです。

是非、ビタミンDを摂って下さい。

 

(追伸)

本日、3月11日は当院の創立34周年になります。

開院の日も晴天だった記憶があります。

皆様のおかげで長くやってこれました。

今後共、宜しくお願いします。孫達も応援してくれています。

 

 

「十七条憲法」の一つに「和を以て貴しと為す」とあります。礼儀とは人と人の「和」を重んじる精神が大切と言えます。

レースの最中、AチームとBチームが戦いました。その時、よろけてしまった子供に手を差し伸べた子がいるAチームはレースに負け優勝を逃してしまいました。

しかしAチームからは悲嘆や非難の言葉は一切なく、むしろどのチームよりもお互いに健闘を称え合っていました。

勝ち負けは大事ですが「どちらがより美しいか?」という基準を持って周囲との和を築きたいものです。

(追伸)

今治ラヂウム温泉は、本館が国の登録有形文化財に登録されています。

1951年(昭和26年)に出来、2014年(平成26年)に浴場は休業になりました。

場所は京町(今の共栄町)にあり、私は小学生の時、近かったので家族で毎日のように入浴に出かけました。

これは最近、ライトアップされたのを今治出身の職員が撮って来てくれました。

今回のSpecialライトアップは3月7日まででした。

またの機会に是非、どうぞ。

中国の宋時代に日本にやってきた春菊。

中国では炒め物にするのが定番。風邪の予防にも効果があり漢方では「食べる風邪薬」として用いられています。

春菊のβ―カロチンはホウレンソウよりも多く皮膚や粘膜を保護したり免疫力を高める役割があります。油と一緒に炒めるとさらに吸収力がUPします。春菊の香りは「αピネン」と「ぺリルアルデヒド」という成分。この2つの香りは副交感神経を優位にしてくれ、体をリラックスさせてくれる効果があります。

また胃腸の消化を活発にしてくれる作用もあるので、よりよい睡眠や夜に消化を促して胃もたれを防止したいときに効果的です。

また日本で作られている春菊は産地によって味はさまざまで、東京産は苦い、広島産は甘い、九州や四国では味にクセがなく軟らかいです。

料理に是非、使って下さい。

(追伸)

春になって孫達も、のびのびと元気な姿を見せてくれます。

それにしても仲の良い姉妹です。

年令を重ねると誰しも声の張りがなくなり聞き取りづらくなる。声帯の老化について日経新聞から記事を引用してみました。

声帯はのど仏の奥にある左右1対の小さなヒダ。粘膜に覆われた筋肉でできている。息を吸うときは左右に開き、声を出すときは閉じるようになっている。

「たかが声」と思いがちだが記事によると声帯周りの衰えは転倒リスクや肺炎にもつながる、とある。

これは気管を閉鎖して肺に息をため込むことで胸郭が安定し上半身がぶれず身体の全体に力が入る、とある。できないと、つまづいた時に踏ん張れないからです。

さて中高生になると男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンの分泌低下で声帯と声に男女逆の現象が起きやすい、と。

男性は声帯が萎縮し声が高くなる。女性は血流が悪くなって声帯がむくみ声が低くなる。これは弦楽器の弦が細いと音色が高く、太いと低くなるのと同じだそうです。

ホルモン分泌のコントロールは無理にしても声帯とその周辺の筋肉を鍛えることは何歳からでもできる。

東京ボイスクリニックの楠山敏行院長は、「声帯の筋トレに一番有効なのは歌うこと」と言っています。皆さんに出来る方法を一つ。「の↗の↘発声法」。くちをすぼめ「の―」を低音から高音まで1セット10回。1日3セットやっていると良いそうです。

あと一つは、こまめに水を飲むことだそうです。水を飲むと副交感神経が優位になり脳からの指令出て声帯が潤うそうです。今日から声の張りを取り戻しましょう。

 

日経新聞「春秋」を読んでいて面白い記事を読んだ。

最近、スーパーの野菜売り場には早掘りのタケノコやフキノトウ、タラノメ、ナノハナが並び出した。

これらは天ぷら、おひたし、あえ物にうってつけの素材で、大地の力強さを思わせるほろ苦さやえぐみが特徴である。

私がタラノメに出会ったのは27才の時に、大学から福島県は郡山市の病院へ派遣された時である。先輩の家に「食べに来い」と言われた食卓の中に見たことのない野菜があった。これは「タラノメ」と言うんですよ、と奥様に言われたのが最初である。今でもタラノメを食べるたびに郡山を想い出す。

さて「春の皿には苦味を盛れ」とのことわざがある。

冬眠からさめたクマはまず最初にフキノトウを探して食べると言われている。この時期の山菜類には新陳代謝を活発にする効能が備わっているそうです。

皆さんも春の野菜を食べて春の訪れに備えて下さい。

 

マナーが型どおりに固まってしまった状態を「マンネリ化」と呼びます。皆さんも日常生活で自分の行動の一部が「マンネリ化」していることに気が付くと思います。

さて今回はコミュニケーション塾主宰の今井登茂子さんが日経新聞に書いてある「マナーのツボ」から引用してみます。

最近、「トイレットペーパーを三角に折り畳まないで下さい」と、ある所のトイレに貼り紙をしていた、と。

本来、三角折りはホテルの従業員が「このトイレ(個室)の清掃は済みました」ということを知らせるためのサインでした。「きれいになってますよ」の合図でした。

これが一般に広がって今は、マナーと信じられています。ところがこのコロナ禍。「用を足した後、手を洗わずに畳むのは不潔ではないか?」と。

確かに我々の三角折りは「マンネリ化」してしまっていたのかも知れません。

皆さん、コロナ禍の今、いかがでしょうか?

 

唾液は歯や粘膜を保護すると共に有害な菌が入ってきても洗い流し胃に送って殺菌しています。ですから、唾液の流れが悪くなると一気に口の中の細菌環境が悪化します。

さて一日中、口の中がネバネバしている人が居ます。これは精神的な不安が持続して安静時の唾液の流れが不足していることが考えられる。

そのような時に「お茶」を飲むのは逆効果。

ウーロン茶や緑茶などのお茶にはポリフェノールによる口臭抑制効果と緊張を緩和するリラックス効果があり、一時的には良い効果を発揮する。

しかし、いつも口の中がネバつく「安静時唾液量」の不足している人にはお茶の常飲は勧められない。お茶にはカフェインやテオフィリンが含まれるため利尿作用が高く尿量が増えて体内の水分が排出されるため常に口の中が乾く状態になります。

十分な唾液量を確保するための水分補給には「水」がベストです。

水分補給を1日、1.2L摂って下さい。

(追伸)

まりちゃんは、ステイホームしていますが「すみっコ」の方に住んでいるようです。

 

さて、コロナ感染症のワクチンについてである。

ファイザー社のが届いて来ているが、問題は各県でどのように効率的に、かつスピーディーに打つか、である。

練馬区モデルが騒がれているが、これは接種を開業医が手伝い自院で注射を行うものである。当院の患者さんを自院で打つ方が色々な意味で優っている。病気が分かっている方なら、こちらも注射後30分の副作用チェックをやりやすい。

患者さんでも「ここで打ってくれるんやろ?」という問い合わせは実に多い。アナフィラキシーショックは当院は今まで数回、対応、治療してきた。

少なくとも愛媛県は開業医の所で打つようになればと願っている。それもこれもファイザー製が-70°保管というのがネックになっている。

とに角、急いで欲しいものである。終息を願って。

 

 

東京上野の不忍池は誰しも行ったことがあるでしょう。中央に弁財天を祭る弁天島があり、そこには知る人ぞ知るユニークな石碑が集まっている。

石碑があるのは緑青に覆われた屋根と六角形の外観が印象的な弁天堂の周辺。「ふぐ供養碑」や「スッポン感謝之塔」「鳥塚」「魚塚」などがある。

弁天堂によると殺生を禁じる仏教で慈悲の行いとされる「放生」の池に見立てて、商売でそれぞれの生き物を扱う業界団体が感謝と供養の意味で建てた物だそうです。

不忍池の東側に位置する石段を上った先には京都の清水寺を模した清水観音堂がある。

この舞台から松の枝が描く円の向こう側をのぞくと弁天堂を見下ろすことが出来て何だか楽しい気分になります。

 

以前の復習ですが太陽が沈み暗くなると松果体からメラトニンが分泌され次第に体温を下げて眠気をもたらします。そして朝になって太陽光を浴びるとメラトニンの分泌は止まり今度はセロトニンが分泌され脳が目覚めます。実はメラトニンはこのセロトニンを原料に作られているのです。つまりメラトニンの分泌を正常に保つ秘訣は日中のセロトニンの分泌を正常に保つことが大切になります。そのためにも朝は規則正しく起きてきちんと太陽光を浴びること。

しかしストレスが増えるとセロトニンの分泌が減る、セロトニンが増えるとストレスが減るという関係にあります。

睡眠の質が悪いと朝の目覚めが悪くなり日中は集中力の低下、キレやすい、イライラする、意欲の低下などが起こります。

現代のストレスで疲れてしまうのは主に左脳の方です。左脳を休めるために音楽を聴くことも大事です。

あとは感動の涙を流すこと、いわゆる「涙活」(るいかつ)です。泣いた後には「気持ちがスッキリする」「眠くなる」などの効果が表れます。これは副交感神経がきちんと働いているエビデンスサインです。感動できる映画で泣いてみて下さい。