日経新聞「春秋」を読んでいて面白い記事を読んだ。

最近、スーパーの野菜売り場には早掘りのタケノコやフキノトウ、タラノメ、ナノハナが並び出した。

これらは天ぷら、おひたし、あえ物にうってつけの素材で、大地の力強さを思わせるほろ苦さやえぐみが特徴である。

私がタラノメに出会ったのは27才の時に、大学から福島県は郡山市の病院へ派遣された時である。先輩の家に「食べに来い」と言われた食卓の中に見たことのない野菜があった。これは「タラノメ」と言うんですよ、と奥様に言われたのが最初である。今でもタラノメを食べるたびに郡山を想い出す。

さて「春の皿には苦味を盛れ」とのことわざがある。

冬眠からさめたクマはまず最初にフキノトウを探して食べると言われている。この時期の山菜類には新陳代謝を活発にする効能が備わっているそうです。

皆さんも春の野菜を食べて春の訪れに備えて下さい。

 

マナーが型どおりに固まってしまった状態を「マンネリ化」と呼びます。皆さんも日常生活で自分の行動の一部が「マンネリ化」していることに気が付くと思います。

さて今回はコミュニケーション塾主宰の今井登茂子さんが日経新聞に書いてある「マナーのツボ」から引用してみます。

最近、「トイレットペーパーを三角に折り畳まないで下さい」と、ある所のトイレに貼り紙をしていた、と。

本来、三角折りはホテルの従業員が「このトイレ(個室)の清掃は済みました」ということを知らせるためのサインでした。「きれいになってますよ」の合図でした。

これが一般に広がって今は、マナーと信じられています。ところがこのコロナ禍。「用を足した後、手を洗わずに畳むのは不潔ではないか?」と。

確かに我々の三角折りは「マンネリ化」してしまっていたのかも知れません。

皆さん、コロナ禍の今、いかがでしょうか?

 

唾液は歯や粘膜を保護すると共に有害な菌が入ってきても洗い流し胃に送って殺菌しています。ですから、唾液の流れが悪くなると一気に口の中の細菌環境が悪化します。

さて一日中、口の中がネバネバしている人が居ます。これは精神的な不安が持続して安静時の唾液の流れが不足していることが考えられる。

そのような時に「お茶」を飲むのは逆効果。

ウーロン茶や緑茶などのお茶にはポリフェノールによる口臭抑制効果と緊張を緩和するリラックス効果があり、一時的には良い効果を発揮する。

しかし、いつも口の中がネバつく「安静時唾液量」の不足している人にはお茶の常飲は勧められない。お茶にはカフェインやテオフィリンが含まれるため利尿作用が高く尿量が増えて体内の水分が排出されるため常に口の中が乾く状態になります。

十分な唾液量を確保するための水分補給には「水」がベストです。

水分補給を1日、1.2L摂って下さい。

(追伸)

まりちゃんは、ステイホームしていますが「すみっコ」の方に住んでいるようです。

 

さて、コロナ感染症のワクチンについてである。

ファイザー社のが届いて来ているが、問題は各県でどのように効率的に、かつスピーディーに打つか、である。

練馬区モデルが騒がれているが、これは接種を開業医が手伝い自院で注射を行うものである。当院の患者さんを自院で打つ方が色々な意味で優っている。病気が分かっている方なら、こちらも注射後30分の副作用チェックをやりやすい。

患者さんでも「ここで打ってくれるんやろ?」という問い合わせは実に多い。アナフィラキシーショックは当院は今まで数回、対応、治療してきた。

少なくとも愛媛県は開業医の所で打つようになればと願っている。それもこれもファイザー製が-70°保管というのがネックになっている。

とに角、急いで欲しいものである。終息を願って。

 

 

東京上野の不忍池は誰しも行ったことがあるでしょう。中央に弁財天を祭る弁天島があり、そこには知る人ぞ知るユニークな石碑が集まっている。

石碑があるのは緑青に覆われた屋根と六角形の外観が印象的な弁天堂の周辺。「ふぐ供養碑」や「スッポン感謝之塔」「鳥塚」「魚塚」などがある。

弁天堂によると殺生を禁じる仏教で慈悲の行いとされる「放生」の池に見立てて、商売でそれぞれの生き物を扱う業界団体が感謝と供養の意味で建てた物だそうです。

不忍池の東側に位置する石段を上った先には京都の清水寺を模した清水観音堂がある。

この舞台から松の枝が描く円の向こう側をのぞくと弁天堂を見下ろすことが出来て何だか楽しい気分になります。

 

以前の復習ですが太陽が沈み暗くなると松果体からメラトニンが分泌され次第に体温を下げて眠気をもたらします。そして朝になって太陽光を浴びるとメラトニンの分泌は止まり今度はセロトニンが分泌され脳が目覚めます。実はメラトニンはこのセロトニンを原料に作られているのです。つまりメラトニンの分泌を正常に保つ秘訣は日中のセロトニンの分泌を正常に保つことが大切になります。そのためにも朝は規則正しく起きてきちんと太陽光を浴びること。

しかしストレスが増えるとセロトニンの分泌が減る、セロトニンが増えるとストレスが減るという関係にあります。

睡眠の質が悪いと朝の目覚めが悪くなり日中は集中力の低下、キレやすい、イライラする、意欲の低下などが起こります。

現代のストレスで疲れてしまうのは主に左脳の方です。左脳を休めるために音楽を聴くことも大事です。

あとは感動の涙を流すこと、いわゆる「涙活」(るいかつ)です。泣いた後には「気持ちがスッキリする」「眠くなる」などの効果が表れます。これは副交感神経がきちんと働いているエビデンスサインです。感動できる映画で泣いてみて下さい。

 

今年の愛媛の花粉予想は昨年よりかなり多い、と。早い所では、2月初旬から始まる。

何故、今回、「花粉症」を取り上げたのか?

花粉症は御存知の通り、くしゃみ、鼻づまり、水ばなで、いずれもコロナの飛沫感染の経路となります。花粉症を持ったコロナ患者が外出先で、くしゃみをすれば周囲の人への感染リスクを高めます。

スーパーコンピューター「富岳」の実証実験では家庭内なら「不織布マスク」がベストとあります。花粉ブロックという点では布マスクやウレタンマスクより優っています。

アレルギーがある方は今のうちに、かかりつけの病院医院で初期治療を始めて下さい。

コロナに感染した花粉症患者がくしゃみを押さえた手で共有物に触わればクラスター発生となります。

常に「予防ありき」で臨みましょう。

 

 

江戸はさまざまな物が流れ込んできたが現代よりも特徴的だったのは、なんといっても米である。

江戸は三民の都と言って農民はほとんどいない。米は消費するだけであった。米を中心とした経済だから江戸には大量の米が集まる。いつも白米を食べているというのが江戸っ子の誇りでもあった。

そもそも食事のことを飯というのだから日本人にとって米がどれほど重要だったかがわかる。欧米で食事のことをパンと言ったりはしない。

江戸の食事は米と塩。そして味噌。生野菜もなくて漬物である。

江戸料理を再現して現代風にアレンジすると、減塩でない梅干しと細かく切ったたくあんや奈良漬やしば漬け、そして、かつおぶしを白いご飯の上に乗せ、その上に刻んだねぎもたっぷりのせて、お湯をかけて食べるのです。

いい米を食べて、いい塩をとって巣ごもりして下さい。

 

「一握の砂」が有名ですね。

これは三行分けによる散文的なスタイルの短歌です。若い世代を中心に多くの追従者を生みました。

故郷・岩手への望郷の想いや北海道時代の回想、また貧困と挫折で屈折した心情などを歌っている。

いくつかの歌を口ずさんでみましょう。

①ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく

②東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹(かに)とたはむる

③たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず

啄木の人気はこうした感傷性に支えられています。

不幸の中で彼は「泣きぬれ」る歌を残しました。

いくつもありますから口ずさんで下さい。

 

寒さが一段と厳しくなるこの時期。風邪には、すぐに対策を講じたいものです。

まず自分が一体どんなタイプの風邪の状態かを見極めることが重要です。それは①冷え風邪 ②熱風邪です。

特に中医学で「風寒」と呼ばれる「冷え風邪」の対策を考えてみましょう。

大きな特徴は「寒けがする」こと。上着を羽織っても、布団をかぶっても寒くて仕方がない。体の節々も痛い。その他、汗をかいていない、温かい飲み物を飲みたがるといったケースも特徴です。

この場合はとにかく体を温めて発汗を促し寒けを追い払うことが改善法です。

それにはネギ、ショウガ、青じそが3大パワー。例えば「ショウガ黒糖紅茶」がおすすめです。

是非試して下さい。