頭痛、めまい、耳鳴、倦怠感、視覚障害に悩んでいる人は「多血症」かもしれない。

赤血球の濃度が高くなる病気で、放置していると命に関わる病気につながる危険もある。

男性はヘモグロビン16.5g/㎗、女性は16.0g/㎗を越えると多血症と診断される。

赤血球が増えすぎると血液が濃くなって粘度も上がり末梢の血流が悪化するので頭痛、めまい、耳鳴、疲れやすい、視界のゆがみが現れたり、目や口内の粘膜の充血、皮膚のかゆみが生じることもあります。更に血栓が血管に詰まり、脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる病気が生じるリスクも上がります。

絶対的多血症は多くはないが、相対的多血症は多いです。

高血圧、高血糖、高コレステロール、肥満といった生活習慣病が原因となっている場合は、それらをコントロールして下さい。

もし健診で多血症の疑いがあれば血液内科で精査して下さい。

(追伸)

昔から折り鶴は祝福、幸福祈願、病気平癒祈願などを祈る鳥として重宝されています。

今回、患者さんからたくさん作っていただいていただきました。

お1人で作られた労に敬意を表します。