馬は生まれて間もなく立ち上がるが、人間は立ち上がるまでに1年近くかかるのはなぜか?今回は横浜市立みなと赤十字病院の新井基洋先生の論文から引用してみた。

人間の重心はとても高く足元から約55%の位置にある。二足歩行で足の面積も小さいため、絶えず不安定な状態である。四足歩行なら安定するが何百万年も前に二足歩行に進化した。二足歩行には重力に抗う坑動筋の他、深部感覚器、足の皮膚に分布する表在感覚器が重要である。

三半規管や耳石器の働きも重要である。

脳を司令塔とする高度なメカニズムとたゆまない全身の骨格筋の活動。

赤ん坊が人知れず努力して立ち上がるように高齢になっても二足歩行を続けられるように筋力をふだんから鍛えて下さい。

(追伸)

春近し。まりかは、宇和島は南楽園の梅まつりに行ってきたそうです。

私も過去に2回行きましたが、本当に広大ですばらしい庭園です。薬メーカーのMRさんには、「愛媛に居る間に1回は訪れて下さい」と催促して、行ってみた多くのMRさんに感謝されました。

まりかもモデル気分です。

 

 

2月12日の日経新聞、春秋欄を読んでいて筆者がコロナの体験談を載せていた。

引用すると、「油断していた。3年前は丸1日、横になっていれば回復したが今回は違った。オミクロンなら感染しても大したことにはならないだろう。そんな心の内を見透かしたようにウィルスが体の中で暴れた。(中略)。熱は下がったのに喉の痛みが一番こたえた。つばをのみこもうとするだけでガラス片が刺さったかのような激しい痛みが走る。喉頭が血まみれになった絵が頭に浮かぶ。ネットで同様の体験をした医師が『窒息するかと思った』と告白していてぞっとした。」

筆者が科学担当として1年前の取材時に、あの尾身茂さんから聞いた話が布団の上からずしりと重くのしかかる。「5類になってもウィルスは変わらない。普通の風邪ではないのです。」と。

さて私も常々、同じ感想ですがメディアが取り上げなくなり、感染者数や死亡者数が全く分からなくなった。しかし、まさに現在は10波のただ中と思います。友人の呼吸器専門医も同じ意見です。

みなさん、本当に自分を守って下さい。

(追伸)

まりちゃんが、久しぶりに鬼北町に「いちご狩り」に出かけたそうです。

いちご大好き人間ですから楽しかったと思います。

だんだん春ですね。

 

 

 

「あの時すぐに行動に移していれば、よかった」と後になって悔やむことがあります。

「いつもと違う」「何か気になる」ーこの不自然さに気付いて対応するか、しないかで結果は違ってきます。

事が大きくならないためにも、ふだんから小さな気づきを大切にして下さい。なぜならば、大事の前には「気づき」という小さな知らせがあるものです。

大地震の前触れの小さな地震と思って下さい。

気づきは自然が与えてくれる瞬時のチャンスです。「ちょうど良い時に知らせてくれた」と喜んで、進んでてきぱきと処理をして下さい。

(追伸)

孫のまりかも小1らしく、すくすく育っています。

 

 

厚労省がまとめたガイドライン集では飲酒量を「できる限り少なく」とある。

具体的には、1日に摂取する「純アルコール量」20g以上で大腸がん発症のリスクが高まる、と。

待てよ、するとスーパードライ500ml(5%)1缶で25gになるではないか。これではビール中瓶、日本酒1合までか。厳しい数字である。

更に「高齢者は若者より酔いやすい」「女性はアルコールの影響を強く受ける」「自分に合った飲酒量を」と更に厳しい。

さて日経新聞が若山牧水をとりあげている。お酒飲みで有名だが、医者から禁酒を強く命じられて「人の世に たのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ」。と。

大正末期には1日平均2升5合を流しこんだとある。旅と酒をこよなく愛した歌人だが量からみるとアルコール中毒である。

「酒は百薬の長」。飲み方次第で毒にも薬にもなります。でも、「乾杯」は私は大好きですが・・・。

(追伸)

昨日の大雪で宇和島は積雪大でした。喜ぶのは孫達でした。念願の雪ダルマが完成しました。

愛媛県は広いですね。

 

 

 

 

以前にブログでお話したように週に1回は城山登山を続けています。

当初、片道20分以上かかっていましたが、15分以内で登れるようになってエクササイズの重要さを体験しています。

頂上に登ると色々なお話があります。

①その日も自撮りをしようとしましたが、あまりに景色が良いので近くを通った男性にお願いしました。すると英語でしゃべってきたので「Where are you from?」と尋ねると「Hong Kong」でした。そして、カメラを撮ってくれるときの声かけが何だろう?(はいチーズ??)と身構えていると「スリー ツー ワン スマイル」でした。とても上手に撮ってくれて「Thank you very much」でお別れしました。

②その日は、自撮りで帰ろうとすると老夫婦が松山城をバックに自撮り棒で何回もシャッターを押しては首をかしげていました。きっとぶれたのでしょう。私が近付いて「撮りましょうか?」と尋ねると、奥様が「是非、お願いします」と。私なりに上手に撮れました。尋ねると京都から観光で来られた由。人のお役に立てました。

③年末には孫達と登りました。彼女達のスピードには追いつきませんでしたが、楽しい写真が撮れました。

色々な事が体験できて、1週間の疲れが癒されます。

(追伸)

1月8日にNHKラジオを聴いていると「門松」は正月飾りとして有名ですが、その起源をさぐると、年神様が家へ尋ね入るにあたっての目印だそうです。

松、竹、梅を使いますが、それぞれ理由があります。

①松・・・古来より神が宿る木として考えられてきた。樹齢が長く不老長寿と結びつけられ縁起が良い。神を「待つ」とも。

②竹・・・成長が早く生命力や繫栄の象徴とされています。まっすぐ成長するので誠実な心を表わす。

③梅・・・他の花に先駆けて早春に咲くことから、出世や開運の象徴である。

 

 

 

 

ジェネリック(後発医薬品)は価格がどんどん下げられ、確かに患者負担としては助かるかも知れないが、一方で、深刻な薬不足に陥っている。マスコミはジェネリックメーカーが1人悪者にされているが、実はかわいそうな点が多い。ジェネリックメーカーは生産は拡大したものの採算が取れない医薬品も多数発生。

薬から上がる利益が減って極限までコストカットされたら皆さん、どうだろう?彼らも家族を養わなければならない。給与も出ない或いは大幅削減になれば、だれがやるだろう?経済の大原則は、それぞれが最低限の利潤を保証すべきである。

日本のジェネリックのシェアがほかの国に比べるとまだ低い。ジェネリックで「儲かる」ようにしてあげないと国民の買う薬の80%を占める経営に不安が残る。ジェネリック企業に売った量に比例してフィードバックをしてあげる仕組みを考えたらどうだろう。

「共存繫栄」がキーワードです。

(追伸)

愛媛県も広い。

孫達の居る宇和島は登校も大変のようです。

ゆうりとまりかでした。

 

人間は「気にする」動物である。ちょっとしたすき間が出来た時に何を考えるか?

一番、辛いのは楽しいことより気になっていることや不安な事を反すうして頭がすっきりしないことが多いです。神田東クリニックの高野知樹先生の論文を読んでみました。

生体には疲労した箇所を上手に放置することで元の状態に近づこうとする機能がある。例えば右手で重たい荷物を運んでいて疲労してくると左手にいつの間にか持ち替えます。孫のゆうりを見ているとやはりそうでした。

つまり手を入れ替えることで右手を休ませて機能を回復しているわけである。高野先生は「右手と左手の法則」と名付けています。

ただ脳はなかなかの働き者で休むことがとても苦手。ぼんやりとしているときでも機能停止しないでDMNという神経活動が起きている。DMNによって建設的なひらめきが起きる一方で、不快な情動もうごめく。そこに「右手と左手の法則」を応用する。

恐怖や怒りがわいたときにラジオを聴くと、そちらに集中していやなことから離れられる。仕事が終わったら五感を通して植物を観たり雲の形や動物を見る。

不快なことにあまりつきあわないように他の仕事を脳にさせて下さい。

(追伸)

まりかが移りゆく秋を楽しんでいます。しかし、今年も「秋」がはっきりしません。

夏からいきなり冬に。動植物生態系に非常な変異をもたらすと色々な方面の学者が4~5年前より警告してきました。おそらく日本は夏➡冬の「二季」になるというのは当たっていそうです。「もみじ」ってなあに?と、まりかが尋ねてくる日も近そうです。

くったくなく遊ぶ孫を見るとかわいそうな気もしています。

とに角、今は思いっきり遊んで欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

秋になると読書ですが、昔と内容が異なってきました。最近は心に響くような書物を読みたい、という気持ちが強いです。

人生後半に入り、知識だけでは人間としてはダメだと思うようになりました。

最近の若者は、やれ、スマホでTIKTOKでとに角、「面白い」ものを読みたがります。我々の世代に対しては「固い」「面白くない」という感想のようです。

しかし、中国なら3000年の歴史。そう簡単に代わるとは思っていません。

「故きを温ねて新しきを知る」(論語)。

とても大事なことに、まだ若い人は気がつかないのかも知れません。

(追伸)

ハロウィンです。2人共、決まってますね。

 

 

秋はやっぱり「読書」ですね。

最近はネット社会です。「じっくり読む」ことを特に若い方はしていないのではないでしょうか?私は昔は知識や情報を得るために本を読もうとしていましたが、最近は心に響くような書物を読みたいという気持ちが強くなってきています。

ネットの功罪は孫達をみていてもよく分かります。

まりちゃんには絵本や子供用小説を定期的に送っています。

より豊かな精神が育(はぐく)まれることを願っています。

(追伸)

10月18日は、悠里の誕生日でした。

14才を迎えました。初孫の感激からもう14年も経ったのですね。

姉妹共々、元気でがんばって欲しいです。

 

 

もう10月ですが、慣れない環境で神経をすり減らして「体調が悪い」「やる気が出ない」と五月病をずるずる引きずっている方はいませんか?

厚労省の労働安全衛生調査(2021年)では、仕事に関する強いストレスを感じている労働者の割合は53.3%。年齢別では30~39才の59.9%がトップで、ストレスの内容は仕事量43.2%、質33.6%、対人関係25.7%、配置転換17.9%となってます。

私は産業医をしていますのでよく分かります。

たかがストレスと放置していると自律神経失調症、うつ病、適応障害、突発性難聴などさまざまな病気の引き金となります。中高年になれば、「仕事の重圧」「両親の介護」などストレスの強度が増します。

さて、ストレスを抱えながら健やかに過ごしている人は何が違うのか?それは日頃から頻繫に外出し、よりよく眠り、運動し、家族や友人、恋人からの社会的サポートを受けていると感じていて、いつも神に祈っている傾向のある人達はストレスに上手に適応するプロセス、最近の言葉で「レジリエンス」を備えています。

廣島麻揚教授はアニメのキャラにたとえて「ワンピースのルフィ。サザエさんのカツオ。ちびまる子ちゃんの花輪くん。」をあげています。逆境にあっても柳の枝のようにしなやかに揺れながら柔軟に対応しています。

これを是非、高めて下さい。

(追伸)

孫のゆうりは天体観測等、宇宙に興味を持っています。

今回、南楽園(宇和島)で、えひめ宇宙フェスが開かれ、抽選で当ったまりかが行ってきました。

バルーンリリースなども青空をバックに良い写真が撮れています。

宇宙は奥が深く神秘的ですね。