日本人にとってノリは長い歴史のあるなじみの食材です。(孫のゆうりは、1~2才でノリ巻きごはんしか食べませんでした。)

ヤマトタケルが浜辺に行くと、たくさんの海苔が干してあった。奈良時代の「常陸国風土記」にこんなくだりがある。現在は茨城県の霞ヶ浦の辺りとされている。

現在のノリと同じものではないらしいが海藻のたぐいなのは間違いない。

ノリの価格が6月から引き上げられる。値上がりは3年連続で上げ幅は去年より拡大しそうだと言う。原因は深刻な不作。植物プランクトンが異常発生し海の中の栄養が足りなくなっている。冬の高水温でクロダイやアイゴの動きが活発になり、海藻を食べてしまう。養殖業者が減っていることもじわじわと響いている。

不作が続いたら食卓はどうなるか。ノリで包んでいないおにぎりが最近登場している。コメの価格高騰もますますノリを使いにくくする。韓国は国策で増産しています。日本も何か手を打たねば。

(追伸)

患者さんのYさんがマダガスカル島に行ってきました。

有名なバオバブの写真及び彫刻もいただきました。また、特有の動物(順に、ブラウンキツネザル、シロクロエリマキキツネザル、インドリ科シファカ)の写真もきれいです。

日本からは本当に遠く、飛行場でノンストップでも27時間以上かかり多くの人が尻込みしています。

機会があれば是非行かれて下さい。