私は沢田研二のファンである。

あれは大学の4年生の時のことである。

私は趣味として社交ダンスをやっていて、千葉県市川市駅前のダンススクールに通っていた。その年の12月のクリスマスに生徒全員が何らかの曲でダンスをしないといけないと言われた。私は大好きな沢田研二のヒット曲「勝手にしやがれ」を選び、先生(女性)と何日も何日も練習に明け暮れた。

発表会の日はみんなが取り囲む中、無事に踊れて、ほっとしたことをこの曲を聴くたびに想い出す。ダンスはジルバで踊った。

さて沢田研二には67年にザ・タイガースのボーカルとしてデビューしたが57年も経った令和の今、一種の「沢田研二ブーム」が起きているのはご承知の通り。現在76才。後期高齢者になってもライブにこだわり元気にロックンロールしている姿が同世代から若い世代までの広い支持を集め、ライブ会場はいつも満員である。

何事についても筋を通す「人間・沢田研二」のかっこよさ。そしてそのかっこよさに周りがメロメロになっていく感じが良い。

「TOKIO」のワクワクするイントロ、「渚のラブレター」の突き抜けるような名唱、「晴れのちBLUE BOY」のパンクな実験性。その他「時の過ぎゆくままに」「危険なふたり」「カサブランカ・ダンディ」等々、想い出は尽きない。ジュリーの益々の活躍を祈っています。

 

 

11月27日の日経春秋の記事を引用する。

中国の古典に「争臣七人」という言葉がある。

争臣は君主に耳の痛い意見を言える臣下のこと。

でたらめな王様も争臣が7人いれば天下を失うことはない。

この話を聞いた唐の太宗は政務に必ず諌(いさ)める役を加えることにした。

その治世は、中国に空前の安定をもたらす。

またトップが周りの意見を聞かず臣下も、おべっか使いばかりだと国は滅んでしまうと語った、太宗である。その帝王学はすぐれた組織論として現代でも人気であり、企業経営者にも信奉者は多い。

この考えで日本も含め世界のリーダーを見てみると、ハッと気がつくことも多い。

中国にはこんな箴言(しんげん)もある。

「信用されないうちに諫めると、相手は悪口を言われたと感じる。」

悩ましい問題はいつの世にも存在しますね。

(追伸)

12月になってやっと我が家の庭も紅葉となった。やはり、ひと時でも紅葉を見ると季節に巡りを実感する。

だんだん四季から二季になるのが寂しいこの頃である。

一方、まりかの所の和霊神社も見事な紅葉です。

 

 

日本人の平均寿命(2023年)は男性81.1才、女性87.1才である。

しかし人の手助けなく自立している人はと言うと、男性72.1才、女性74.9才だそうです。

すると、その差10年をどうするか、というフレイル対策が大事になってきます。「フレイル」とは健康から要介護の中間的な存在です。その1つがアイフレイルである。これは「アイ」即ち視機能の低下を指す。アイフレイルは加齢に伴う変化や外的・内的要因など、さまざまなものが関係して起こります。強く関係するのが緑内障、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症です。これらはいずれも失明に至る可能性があるため、早期発見、治療が必須です。年に1回は眼底検査を受けて下さい。

日本では164万人が視覚障害を伴い、18万人が失明に至っている。これらは40才台から起こるとされ、緑内障は20人に1人が罹患しているという報告があります。

アイフレイルがひどくなると「1人では外出できない」「人の顔が判別できない」「薬を飲むのが難しい」「お札が分別できない」といった事態を招きます。

一般健康診断には眼底検査は入っていません。40才を過ぎたら視力が1.0でも視野狭窄のケースは珍しくないようです。

「視力がいい=アイフレイルはない」ではありません。しっかり認識して眼底検査を受けて下さい。

 

 

 

今回は、先輩の医師の話である。

開業当初、私が師と仰いだのは、鴨川の秦先生(皮膚・泌尿器科)である。私が後藤田先生からバトンを引き継ぐときに何も分からない私を本当によく指導してくれた。A先生、B先生・・・へ挨拶に行けとか、ぬかりなく指導してくれた。ある時、酒の席で「徳島大のグランドで研究に来ていた後藤田先生と、よく会った」と話してくれた。私の、今年亡くなった母とは偶然、同い年であり、同じ年に亡くなってしまった。(享年98才)。

秦先生は私の30周年記念に元気なお姿で来られて、その後2次会にも行かれたと聞いた。計算すると90才の時と思われる。私が果たして90才であそこまで元気で居られるか?と考えてしまうほど、お元気であった。

去年、勝手に押しかけて診察室にお邪魔したが、「越智先生、もう声が出んのじゃ。店じまいや」と言われた時は悲しくなった。「そんな事を言わずに元気を出して下さい」もむなしく今年亡くなられた。心より合掌。

ちなみに、お墓参りも折にふれて行かせていただいています。

尚、秦先生とのツーショットを診察室で2~3年おきに撮っていますが、先生の同意を取っていないので載せることが出来ません。

 

 

 

 

この数年で社会、特に人との触れ合いが変わってきた気がする。

コンビニで顔なじみの店員がいたが、セルフレジになった所も多い。飲食店等でも会計時に「〇〇のポイントカードはお持ちですか?」があいさつ代わりとなった。

人が大勢い居て、デジタル化の少なかった昭和世代の我々は本当に困惑している。

今や人手不足が日常化し会計もカードになる業種も多い。帰りの会計の時に出来ていた色々な日常会話もすっかりなくなって、一抹の寂しさを感じるのは私だけではないと思う。そこへコロナ禍でますます人との距離が遠くなった。

ある人が電車の中でベビーカーの中にいる、かわいい赤ちゃんに顔を近づけてあやそうとしたら、険しい表情で子供を守るようにベビーカーを引かれた、と。見知らぬ人からどんな「ばい菌」をうつされるかわからない、という姿勢でしょう。

ギスギスした世の中が、また昭和のように人と人とが明るく接触出来る環境に戻ることを期待しています。

 

日本一高い山は富士山(3776m)ですが、日本一低い山はいったいどこにあるのでしょう?(3000mを越える山は日本に23もあります。)

さて、正解は仙台市宮城野区の海沿いにある「日和山」。登山路は樹木で整備された、たった6段の階段。しかし登ると眼前には蒲生干潟(かもうひがた)と太平洋が広がり牡鹿半島も眺望できる。

日和山は1909年(明治42年)に漁師が天候を読むために地域住民が造った築山です。

国土地理院の認定が必要で、勝手に自分達で作った山はダメのようです。

ただ、全国には土地が盛り上がっていて地元で「日本一低い山」と称している所も多いとか。

私は、高さ100~200mの低山登山が運動にはぴったりです。城山のように。

(追伸)

10月に1才を迎えた孫のはるとの記念に(株)アニバーサリー(写真館)で写真を撮っていただいた。

はるとは、ぐずることなくポーズを撮れたと、喜んでいただいた。

感謝です。

 

 

 

みなさん次の「三つの心がけ」を是非、実行してください。

(その1)親を喜ばす生活をすること。

離れていれば週末に電話で安否を確認する。自分の誕生日には両親にお礼を言う。

(その2)家族を喜ばすこと。

「今日1日、ありがとう。明日もよろしく」と言う。

(その3)部下を喜ばす努力をする。

努めて労い(ねぎらい)の言葉をかける。

 

人を喜ばす生活を心がけると、自分の生活も不思議に順調に行くようになります。神様の「おぼし召し」かも知れません。

 

 

世界的医学誌ランセットは「認知症の40%は予防可能で、そのうち難聴が最大の危険因子」と指摘している。

難聴には加齢が関係していて、年を取れば誰もが難聴となる。大事なのは難聴が及ぼす影響をしっかり認識することである。

慶應病院の発表でも「補聴器を使っていない55人に対し、3年以上補聴器を使っている62人は認知機能が高く、使っていない人では聴力が悪いほど認知機能も低下していた。補聴器が認知機能低下を予防した可能性が高い。」と。

難聴は認知機能に関係するだけではない。人の話が聞き取れず、電話ができず、人との交流が減り孤独に陥りがちになる。会話を楽しんだり家族とテレビを見たりといったことが減れば、生活がつまらなく気持ちが暗くなります。

いかに補聴器を適切なタイミングで取り入れるかがカギとなります。

 

 

 

「灯火親しむべし」という言葉があります。

秋になると涼しくなり夜も長くなるので灯(あかり)の下で読書をするのに適しているという意味です。

最近、学生達を見ていると「ネットで読書」というスタイルが増えています。新聞もまず購読しません。優劣ではないですが私はやはり、列車に乗っても飛行機に乗っても一冊の本を読み、途中でブックマーカー(しおり)をはさむスタイルが一番好きです。

最近、昭和スタイルがどんどん消え去ってゆくのが寂しく思うのは私だけでしょうか?

是非、秋は読書を。

(追伸)

昨日、愛媛マンダリンパイレーツの薬師神社長が、今回、ドラフトで指名された2人の有望選手を連れてきて頂いた。私がマンダリンのチームドクターに指名されている御縁である。

1人はキャッチャーの矢野選手。今治出身で済美高校出身である。強肩が持ち味です。

もう1人は、ピッチャーの廣澤投手。何と身長193cmは、大谷翔平選手と同じ身長との事。この高さから繰り出す球を早く見たいものです。

マンダリン球団は最近、プロからのドラフト指名が続いており、薬師神社長の努力が実っているのを痛切に感じます。

若者達に栄光あれ!

PS.色紙とサインボールを頂きました。感謝です。

 

「ちはやふる 神代も聞かず 竜田川(たつたがわ)からくれなゐに 水くくるとは」

在原兼平の歌に詠まれるように山野が色づく季節となりました。

日本の紅葉は外国と比べ、広葉樹の種類の豊富さや寒暖の差などの影響により色鮮やかに染まります。

昔から親しまれ、現代でも紅葉狩り(もみじがり)が行われています。

最近、自国に四季が少ない国などからのインバウンドの外国人の姿を多く見ますね。

これから銀杏(いちょう)や金もくせいなどの香りを楽しむなど自然の営みが数多くあり、そこに意識を向けることが大切です。

あわただしい毎日ですが休日には是非、自然の営みに目を移して下さい。