食事で取るべきミネラルとして有名なのは骨をつくる「カルシウム」、血圧を安定させる「カリウム」である。血液中で酸素を運ぶヘモグロビンに含まれる「鉄」も重要なミネラルだ。

最近はそこに「亜鉛」が加わった。亜鉛は体内の生理作用にとって重要な300以上の酵素の働きをサポートし、不足すると多くの臓器に不調をもたらす。例えば免疫機能が低下すると感染症にかかりやすくなり、骨を作る働きが低下すると骨粗鬆症に、皮膚の傷など組織の修復力が低下すれば傷が治りにくくなる。加えて味覚、嗅覚障害、成長遅延、視覚障害などとの関係も明らかになっている。

注目されているのはDNA修復に関わることだ。亜鉛不足からDNAの傷が修復できず、「がん」の原因になる。

血液濃度が60㎍/㎗未満を「欠乏症」。60~80未満を「潜在性欠乏」としている。

亜鉛は魚介類や肉類、豆類、魚介の特にカキに多く含まれている。その他、豚や鶏のレバー、きな粉、油揚げにも多い。

是非、亜鉛不足を解消して健康なカラダづくりを行って下さい。

(追伸)

恒例の松山総合公園で10月24日より植木まつりが開催されている。(11月3日まで)。春と秋の年2回開催され毎回、2万人の人で賑わうガーデンイベントです。

草花300種以上、庭木用の樹木300種以上の計3万点以上の植物が並んでいます。

私は個人用にポインセチアとパイナップルコーンを買った。

あと毎年ながら、今回はオカリナの独演を楽しく聞くことが出来ました。秋空の下、屋外コンサートはとても気持ちが良かったです。

 

 

将棋への関心が高まっている昨今、藤井聡太さんへの注目は集まっています。

将棋の対局を見ていると勝っても勝者は喜びを表しません。投了になったら互いに盤をはさんで礼をするのみです。

他のスポーツでも同様に喜びの気持ちを抑え、最初と最後にお互いに礼をするというケースもあります。4年前の夏に優勝した智弁和歌山高校は、優勝を決めた後、マウンドに集まって歓喜の輪をつくらずすぐに整列しました。

同校の主将は「礼に始まり礼に終わるということで、すべて終わってから喜ぼうと思っていた」と語っており、相手を尊重する姿勢が伺われます。

いつも行動や言動に相手を尊重する気持ちがあったか、振り返ってみてはいかがでしょうか?

(追伸)

10月19日(日)に保険医協会主催でとべ動物園へ行った。会員家族も含め、50人ほどが集合した。会議室でとべ動物園の歴史、主に道後動物園からの流れもスライドで見せていただき懐かしかった。その後、教育係係長の宮越氏に連れられて色々な動物を解説付きで見て回った。

最後にゾウのエサやり体験も大変、楽しかった。孫のはるとも大変喜んでいました。

皆さん是非、とべ動物園へ年に1回は訪れて下さい。

 

 

 

 

10月18日は今治にある市制50年記念公園市民の森・フラワーパークへ行ってみた。

季節によって一面に咲き誇る花木に包まれたフラワーパークは今治市民の憩いの場です。野外ステージ等も備わっています。

私が訪れた日は時期が悪く、あまり花の競演とはなりませんでしたが、敷地は本当に広かったです。オオオニバスの大きさに驚きました。

当日も多くの家族連れでにぎわっていました。

また時期を選んで訪れてみたいと思いました。

 

 

 

 

 

秋の味覚のサンマ。秋にとれる刀のような形の魚を意味する「秋刀魚」。この当て字は大正時代から広く使われ出しました。

語源について、古くは細長い魚のことを指す「狭真魚」(さまな)や大きな群れを作る習性があるため、沢山の魚を指す「沢魚」(さわま)の読み方が「サンマ」と変わったとする説があります。日本では数年前までは減ってきたとは言いながら少しは口にしましたが、今は全くお目にかかりません。

理由は海水温の上昇によるサンマの生息海域の変化、諸外国での需要の高まりなどが挙げられています。

養殖は飼育が難しいうえコストが合わないとか。サンマを知らない子供達があわれです。

 

 

 

2025年の十五夜は10月6日であった。

中秋の名月と称されるように秋の真ん中の月になります。

太陽が地球に恵みを与えているのは周知の事実です。月もまた地球に恵みを及ぼしている。

潮の満ち干は月と太陽の引力によって引き起こされるが、月は太陽よりも地球により近いため、月の方が潮汐(ちょうせき)により大きな影響を及ぼす。

月の満ち欠けは15日周期で新月から満月へ、満月から新月へと繰り返される。

昔から人は満潮のときに生まれることが多く逆に息を引き取るのは干潮のときに多い、と言われいます。

人の身体に月は影響を与えるのだろうか?

満月と新月にてんかん発作を起こしやすいと訴える患者さんが居ます。また、新月と満月には自律神経反射の活性が高まるようです。特に満月のときは、やる気が起きれば仕事などの効率がより上がるかもしれない。

月は微妙に人体に影響を与えているというお話でした。

(追伸)

10月7日、秋祭りが晴天の元、行われた。

当院には恒例で四角さん、八角さんが来てくれ、患者さん達と一緒に楽しむことが出来ました。

本来は秋の収穫を感謝してのお祭りですが、病気退散を願って手を合わせる患者さんも多かったです。

ありがとうございました。

 

(追伸)

はるとは、10月12日に2才になりました。宇和島からゆうり、まりかもお祝いにやって来ました。

いとこ、というのもいいものですね。

 

 

 

今回は伊予十二景の一つに選ばれている砥部の仙波渓谷を訪ねてみた。

岩を削る激流とその水音がこだましていた。もう頂上には秋の気配がぷんぷんで今から御紹介します。

まず驚いたのは芭蕉の木(ジャパニーズバナナ)。何か熱帯に行った気分になりました。

そしてケイトウの赤い花、熟しかけの柿、ススキの群生、キバナコスモス、更には原っぱ一面のコスモス、彼岸花等、十分に堪能出来ました。

また帰路に栗を見つけ、本当に秋になったんだなと痛感しました。

是非、足を伸ばして秋を楽しんで下さい。

 

 

 

 

 

 

9月末に今治は玉川町に出掛けた。

目標は玉川総合公園である。ここは文化的にもすばらしく「万葉集」に詠まれた植物を集めた公園「万葉植物園」がある。その中には彼岸花の群生、特に白と赤が混ざって素敵に咲いており大伴家持の碑もあった。園の中には色々な動物の像があり楽しかった。イロハモミジもこれから色付く所であった。

帰りの317号線の途中にススキの群生があり、少しいただいて家で飾ったら、随分と風流になった。また道路沿いの彼岸花の群生も写真に収めて帰った。すっかり秋であった。

 

 

 

 

 

私達の身近には多くの植物が生育していますが、名前を知らないものも多いです。

日本の植物学の父とされる牧野富太郎博士は「雑草という草はない」という言葉を残しており、「雑草」や「雑木林」といった表現を好まなかったようです。

人の名前をきちんとフルネームで呼ぶように木も松、杉、楓(かえで)と固有名詞で呼ぶべきだと言っています。

人間も一見、雑草と思われる植物の恩恵に与(あず)かっているはずです。

私たちの社会も多くの人がそれぞれの役割を担(にな)い、社会という組織が機能しています。

「雑草という仕事はない」と心得て日々の業務に当たりたいものです。

(追伸)

9月21日に福山雅治のヒット映画、ブラック・ショーマンを観てきた。

東野圭吾の小説の映画化はどれも面白い。今回、マジシャン役の神尾武史(福山雅治)が色々の事件やトラブルをマジシャンのスキルや洞察力で手段を択ばず解決していく。有村架純も素敵な役を演じていました。

何と言っても福山さんのマジックの手技は是非、劇場で見て下さい。相当な訓練をされたと思います。

 

 

 

 

長年、開業医をしていると、よく中年女性から「これ、料理をしてみたけど、先生食べませんか?」「これ、うちの畑で取れたものですが食べてください」と色々なものをいただきます。

こういう方は決してお金持ちという訳ではありませんが、人に差し入れるという行為のすばらしさが生まれつきか、親の仕草を見て育った人だと思われます。

何でも自分の懐へ入れようとする人とお裾分けする人に分かれます。

嬉しそうに皆に分けている方を見ると周囲の人も「頂いた物と共に幸せな気持ちも同時に受け取った気分」になれると言います。

そういう方は人にお裾分けすること、そのものが喜びであり、相手の喜ぶ顔を見るのが嬉しいのです。

是非、この行為は皆さん、身につけて下さい。

(追伸)

天気が曇りがちだったため、9月20日(土)は道後公園の湯築山に登った。70mほどの標高だが秋風が心地よく、松山市を眼下に見渡せた。とても涼しかった。

植物は早くも秋に備えて紅葉の準備が始まっていた。順に「葛の花」「ヤマボウシ」「ハゼノキ」あとは美しく咲き誇る「スイレン」。

降りたあとは毎年恒例の「まめ楽」でかき氷のイチゴをいただいた。とても美味しいかき氷である。今回は大将と一緒に写真も撮らせていただいた。

その後、時間があったので総合公園の椿園で芙蓉の花が美しく咲いていた。芙蓉の花言葉は「しとやかな恋人」です。本当に上品で美しい花でした。

 

 

 

小津安二郎の遺作「秋刀魚の味」に信州で想を練りながら、「よく食した」とある。

「湯川で買って来てもらった秋刀魚、なかなかうまし」「朝食、また秋刀魚にて少々あきる」と日記に綴っている。秋刀魚はありふれた日常のモチーフで晩秋を迎えた人生の孤独が描かれている。

私はこの数年食べていなかったが、今年は夕食で食べることが出来た。豊漁のおかげである。大根おろしやへべすをたらしながら食べたサンマは懐かしさで、うなずく味であった。

米国の変質をみるまでもなく、近ごろ、あたり前のものが失われてゆく怖さを感じることが多い。

秋刀魚もそうだが、マルハニチロが養殖に成功したと聞き、嬉しくなった。その技術を支えるのが世界初の飼育を実現したアクアマリンふくしま。ありふれた種の飼育技術を誇る異色の水族館である。

出来ればあたり前のものがあたり前に食することが続いて欲しい今日この頃である。