6月1日号の日経新聞で大野裕先生の「こころの健康学」に「昔ながらの知恵の力」の紹介文があった。

椅子座禅というのがあって、椅子に座ったまま「むー」と声を出しながら行う座禅で、無字座禅と呼ばれている。これにより、こころが落ち着く可能性に言及されていた。

最もこころが落ち着く呼吸法は、ゆっくり息を吸い、もう1度吸いこみ、その後に息を吸った時の倍の時間をかけてゆっくりゆっくりため息をつくように息を吐き出す呼吸法だったと言います。

昔から続く人間の知恵の力はすばらしいと結んでありました。

 

 

 

ついに自転車の交通違反に交通反則切符(青切符)を交付する改正道路交通法(5/17)が成立した。

自転車運転の違反処理が戦後初めて見直され、周知期間を経て2026年にも運用が始まる。

今、皆さんから聞く自転車の悪いマナーをいくつか揚げます。

①自転車の信号無視

②自転車運転中の携帯電話使用、いわゆる「ながら運転」。

③夜間に飲酒でべろべろになりながらの運転。

最後に、自転車の右側を追い抜く車に間隔に応じた安全な速度の走行も義務付けられました。

(追伸)

K君の久しぶりの写真です。

左は乗鞍高原・牛留池にて撮影した乗鞍岳全景。

右は乗鞍岳山頂付近。

5月末に美ヶ原から乗鞍高原を旅行したそうです。すばらしい写真です。

 

 

 

私の母が6月2日に亡くなった。享年98才であった。

最期は私の診療所の2Fで私自身が治療をしたが、その甲斐なく身内に囲まれて静かに息を引き取った。

そして7月14日、無事に49日の法要を終えたことを、ここに報告致します。

私が「青春の想い出」シリーズを院長コラムに13回にわたって書こうと思ったのも、何かの虫の知らせだったのかも知れない。(6月10日が最終編)。

私は今治に生まれ今治小学校に通っているときに母から愛光学園に行って欲しいと言われ、その指示に従った。詳しくは院長コラムのシリーズ編の中で書いたが、母の願い通り医師になり、東医歯大へ進んだ。

ずっと母は応援してくれた。特に昭和62年に開業した時は、父と共に精一杯、声援を送ってくれたし、私が困ったり悩んだときに電話で困った難題にアドバイスをくれたのも母であった。30周年パーティーの時は全日空ホテルで車イスに座りながらも心のこもった文章を読んでくれて、出席者の方々に謝意を元気よく述べていた。

実家は製菓業であったが小学校の時に私は3人兄妹の中で一番、店の手伝いをしたと自負している。「母ちゃん、もう店、閉めよか」と言いながら夕刻、カーテンを閉めたのも懐かしい想い出である。

そんな母も、17年前に逝った父の所へ旅立った。安らかに天国で暮らすことを祈るのみである。

生前、母とお付き合い下さった多くの方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

 

7月15日は中元です。

中元は中国の道教が由来で、日本ではお世話になっている人へ品物を贈る「お中元」の風習として根付いています。

中元は中国では神様にお供え物を献上して祝う日とされていました。これが日本に伝来すると、お盆と結びつき亡き人の霊に物を備えて供養するようになりました。

これが夏の挨拶を兼ねて贈り物をする習慣に変化し、それを「お中元」と呼ぶようになりました。

人生を振り返って多くの人に支えられて現在に至っています。

お中元の風習を通してお世話になった人への恩を深めたいものです。

 

 

7月3日に新紙幣が誕生した。もちろん偽造防止が一番の理由である。

7月3日の日経新聞「春秋」に興味ある記事が出たので引用したい。

「耳をそろえてカネを返せ」という耳とは大判小判の縁をさすそうだ。江戸時代、縁を削って金をかすめ取る不届き者がいた。目方の減った小判をつかまされたらたまらない。削り跡がないか、念入りな確認が要る。そんな事情から生まれた言い回しだと言う。

通貨の歴史は偽造の歴史でもある。708年登場の和同開珎は翌年には早くも偽造を禁じる罰則が設けられている。近世には和紙にすかしを入れたり多色で刷ったりした藩札も生まれた。

さて、今回の新紙幣。画像が浮かぶ世界初3Dのホログラムにコピー不可の微細文字。渋沢栄一の肖像は1㎜幅に10本以上の線が描き込まれた。

確かに手に取ってみると最新のテクノロジーに感嘆する。

さて、この際に20年くらい前に親父からもらった旧札を金庫から出してみた。聖徳太子は5000円、10000円札にも登場している。

100円札から10000円札まで並べて眺めていると懐かしさが込みあげてくる。

幼少の折にお年玉を祖父からもらった時に小封筒に入っていたのが、100円札だった。

旧札を眺めるのも感慨深いものがある。

尚、キャッシュレス決済が若者中心に急速に進んでいて、紙幣はこれで最後という話題もあります。

職員に尋ねると、やはり40年間楽しませてくれた1万円札、福沢諭吉(みんなに「ゆきち」と愛された1万円札)が、一番、好きとの事であった。

 

 

 

一生に1回は交通事故を経験すると言われています。皆さんはいかがですか?

私は37年間、交通事故に遭った患者さんを診てきました。何と言っても一番多いのが、信号待ちをしていて追突されたというもの。後方の車はおそらく携帯をいじっていたか、車内のTVを見ていたか、何かを取ろうとして前を見ていなかったか等々。

ほとんどは保険に入っていて保険会社から連絡が入りますが、問題は無保険つまり任意保険に入っていない人。

これは大変な事態になることが多いです。今から20年以上前に松山市内のドクターが横断歩道を渡っていて車にはねられ亡くなった例があります。これは裁判になって加害者は延々と支払いを続ける旨を言い渡されたそうです。無保険者はおそらくお金をケチったか、自分は事故はしないと妄想を抱いているのでしょう。こんな車にはねられたら、たまったものではありません。このブログの読者の方にもきっと苦い経験をお持ちの方が居ると察します。

次に「人身傷害保険」について記します。

これは例えばネコが飛び出してきて避けようとして電信柱に衝突し大破した例。こういう場合に保険会社が治療費を持ってくれます。その他、当て逃げされて相手が見つからない等、かなりの症例が見られます。これは是非、皆さん、加入しておいて下さい。「自分は事故はしない」は妄想です。

次にドライブレコーダーの勧めです。あるタクシーの運転手が青の信号で横断歩道を進んでいたら、老人が飛び出てきて、はねて救急車で搬送され手術になりました。家族は運転手を責めましたがドラレコを警察が解析した所、運転手は無過失が証明され助かったと言っていました。あとで老人は認知症だったようです。是非、自分を守るためにもドラレコは装着して下さい。

最後に、左折巻きこみ事故です。かなりの数で巻きこまれて転倒した主にバイクの方を診ます。皆さん、左折するときにちょうど左を走っているバイクにはなかなか気がつきません。私は曲がるかなり手前からバックミラー、ルームミラーを見ながら左に二輪車が居ないか確認しながら左に寄って準備をしています。

どうか事故を起こさないようにさまざまな注意を払って下さい。

 

 

「日経プラス」から面白い記事を紹介します。

1.「檄を飛ばす」は何を飛ばす?

この意味は人々に自分の考え、主張を訴えること。「檄」は自分の主張を人々に訴えて決起を促す文書。昔、中国で出した木札を意味する。

2.「どんぶり勘定」のどんぶりとは?

収入や支出を帳簿でしっかり管理することなく大ざっぱに金の出し入れを行うこと言う。

職人の腹掛けや胴巻きにつけたポケットを言う。お金の表現は「ない袖は振れない」「金の生る木」「金のわらじで捜す」(この金はすり切れない金属のこと)。などがある。

3.「ろくでもない」のろくとは?

ろくは「陸」と書く。陸は平らなこと、物事が正しいこと、まじめなことを表す。だから「ろくでもない」は、ねうちがない、つまらないこと、である。ろくでもない人を、ろくでなしと言う。

 

 

 

私も患者さんという人間相手の仕事ですが、サラリーマンの多くの方も営業で多くの人とお話をすると思います。

さて話がしやすい人としにくい人がいますが、何が違うのでしょうか?

こちらが話す度に、うなづいてくれる人がいると「分かってくれている」と嬉しくなってついその人にばかり目が入ってしまいます。逆に無反応や無表情の人は不安になるばかりで、会話の気力が失せてしまいます。

私たちの会話は言葉なしでは成立しませんが、体や表情を使ったボディーランゲージも大事です。

そこで気の合わない人には話す相手のリズムで、うなづくことから始めてみて下さい。「うんうん、なるほどね。」と。

これだけでも呼吸が合っていきます。色々なタイプの人が居ますので、是非、勉強してみて下さい。

 

(追伸)

暑い夏ですが、みんな色々な対処をしています。

まりかはプール泳ぎで暑さを取っているようです。

今日もプール帰りです。

 

 

 

 

梅雨の季節の6月。もうすぐ暑い夏がやって来ます。

今年も狂ったような気温の変化に惑わされそうになります。

木々の葉も濃く色づく好ましい季節ですが日々仕事で忙しく過ごしていると心に余裕がなくなり季節の移ろいに対して鈍感になってしまいがちです。

「愛(め)でる」という言葉には美しさを味わい感動する、感心する、ほめる、愛する、かわいがるなどの意味があります。

体に栄養が不可欠のように心にも潤いが必要です。たとえ仕事に追われる日々だとしても少しでも時間を取って周囲を見渡し木々や草花を「愛でる」潤いのある心を持ちたいものです。

 

 

「アンチエイジング」は、見た目の若さの追求以外に健康的で質の高い生活を長く続けるという意味も含まれます。

その栄養素の1つが「亜鉛」です。体内には約2gの亜鉛が存在し200種以上の酵素反応に関与している。亜鉛は皮膚や髪の毛、生殖機能の維持、免疫機能の正常化、さらにストレスの軽減など日常生活の質を高めるために欠かせない。アンチエイジングの「隠れた主役」と言えます。

さてコロナの診察で味覚障害を数多く診療しましたが、これも亜鉛欠乏症になっていて治療しました。

さて「亜鉛の王様」はカキです。その他、レバーやナッツ、豆類などに多く含まれています。

是非、摂取下さい。

(追伸)

今年は梅雨がはっきりしませんが孫の家の紫陽花は今年もきれいに咲いています。

それと、まりかは絵本を読むのがとても大好きです。定期便で絵本のプレゼントをしています。