桜
西日本の桜も5月の北海道で終わりとなる。関西ではソメイヨシノに代わって新緑の季節となった。ソメイヨシノが登場したのは江戸時代後期。
自然交配で子孫を残すことが出来ないので、接ぎ木で各地に広がった。周辺の環境が同じなら開花のタイミングはほぼ一緒。視界一面を占める鮮やかな迫力を生む理由である。そんな代表選手がここにきて、世代交代に直面しているという。
戦後大量に植えられた老木に代わり別の品種を選ぶ地域が少なくない。早咲きの河津、イギリス生まれのオカメ。伝統的な八重桜の関山(かんざん)等々。
社会学者の佐藤俊樹さん曰く、日本の桜は100年ぶりの大きな転換期を迎えている、と。
観桜期は2月半ば~5月半ばと長く、色合いも多様になってきました。
そう言えば、ミカンも特に南予では1年中、色々な品種が作られるようになりました。
多様性を尊ぶのが時代の流れですね。