江戸はさまざまな物が流れ込んできたが現代よりも特徴的だったのは、なんといっても米である。

江戸は三民の都と言って農民はほとんどいない。米は消費するだけであった。米を中心とした経済だから江戸には大量の米が集まる。いつも白米を食べているというのが江戸っ子の誇りでもあった。

そもそも食事のことを飯というのだから日本人にとって米がどれほど重要だったかがわかる。欧米で食事のことをパンと言ったりはしない。

江戸の食事は米と塩。そして味噌。生野菜もなくて漬物である。

江戸料理を再現して現代風にアレンジすると、減塩でない梅干しと細かく切ったたくあんや奈良漬やしば漬け、そして、かつおぶしを白いご飯の上に乗せ、その上に刻んだねぎもたっぷりのせて、お湯をかけて食べるのです。

いい米を食べて、いい塩をとって巣ごもりして下さい。

 

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