故郷(ふるさと)や どちらを見ても 山笑ふ

明治の俳人、正岡子規の俳句です。

病床の子規が故郷の松山の春を想って詠んだ俳句として有名です。

「山笑う」は春の季語として江戸時代から詠まれてきました。

ちなみに「山滴る」(したたる)は夏、「山粧う」(よそおう)は秋、「山眠る」は冬の季語です。

我々、松山の生んだ子規。病床の最後の十年間は東京の根岸で結核の療養で寝たきりでした。

故郷の海や山を想い自然の恵みに健康な我々は感謝しなければなりません。

 

 

Print Friendly, PDF & Email