カツ丼の発祥には諸説ありますが、元早稲田大学教授の中西敬二郎氏が考案した、という次のようなエピソードがあります。
学生の頃、中西氏は昼食を摂るために、ある洋食屋へ通っていました。そこにはカレーとカツライスしかなく彼は交互にこの二つを食べていました。
しかし飽きてしまい、お店の人に頼んで調理場に入らせてもらいました。皿盛のご飯を丼に移し、その上にカツをのせて手作りのソースをかけた自己流の料理がカツ丼の始まりだと言われます。
ここで注目したいのは「飽き」が新しいものを作るチャンスになった、ということです。
「飽き」をそのままにせず「工夫」という選択を取ったことがカツ丼という新しいメニューを創造することにつながったのです。
皆さんの仕事も「飽き」が生じたときが改善のチャンスです。次の行動に移しましょう。
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