人差し指を「食指」というのは何故か?

「食べる」と関係があるのか?以前、登場した漢字学者の阿辻哲次さんの文章からまた紹介します。

中国は春秋戦国時代でのさまざまなエピソードを記した「春秋左氏伝」という文献に書いてある。

『鄭の国に宋という名前の若者がいて、ある日、宮殿に参内するため家を出ようとすると人差し指がひとりでにピクピクと動いた。そこで若者は「私の指がこうなると、いつも珍味が味わえるのだよ。」といっしょに参内する若君に語り、二人がそのまま宮殿に行くと案の定、大きなスッポンが料理されていた。』とある。

現在、壺に入っているのは塩か砂糖か、と味を確認する時に使う指は人差し指です。

スポーツでもドラフトで○○球団はA投手に食指が動いている、と使いますね。

漢字字典には「食欲が起こる。転じてある物事に対して欲望や興味が起こること」とあります。

漢字の奥の深さに、いつも感動します。

(追伸)

私は、明日、6月5日で65回目の誕生日となります。

「6」「5」の並びの日がいつかやって来ると思っていましたが・・・。

ゆうちゃんのいつもながらのお祝い文。

ありがとう。感謝しています。

(尚、家内も同じ誕生日です。)

 

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