気温が低い冬は活動時や緊張状態で優位になる交感神経が活発ですが、気温が上昇して活動量が増える春はリラックス状態で活発になる副交感神経が優位になって体を休めようとする。この神経の切り替えにきちんと対応するのが睡眠のリズムです。
例えば春はよく眠れるからと言って休日に「寝だめ」をすると逆効果になります。こういう方は単に長時間睡眠をとれば体を休められるという先入観のある人です。睡眠のリズムが崩れてメンタル不調を訴える方は休日の起床時間が平日に比べて3時間以上遅くなっている人が多い。即ち、3時間以内に起きることが大切です。睡眠リズムを戻すためには、1時間オーバーの人は1日、3時間オーバーの人は3日かかりますので具体的には水よう日まで調子の悪さが続きます。明日は休みだからと夜更かしして朝寝坊するのではなくて、休みの前日は早寝すれば休日はすっきり目覚めてアクティブに過ごせます。そうすると夜も自然と眠くなり睡眠リズムは崩れません。
たかが睡眠、されど睡眠なのです。

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