1923年に発売された「カティサーク」ウィスキー。

緑のボトルに山吹色のラベルが映えるスコッチウィスキーは酒好きな人なら誰でも知っています。80年代に独特のCMが流れました。懐かしむファンも多いかと思います。

このウィスキーは紅茶をアジアからイギリスに運ぶティークリッパー(高速帆船)の「カティサーク号」が名前の由来です。この帆船は今はロンドン郊外のグリニッジに保存展示されています。

ライトでスムースな味わいで、1960年当時は全米シェアNO1にまで人気化しました。

そのため時代を表す小道具としてアメリカでさまざまな映画やドラマにカティサークが登場しました。例えば60年代のニューヨークの広告マンが活躍するテレビドラマシリーズ「マッドメン」(2007年)でも当時の世相が反映するアイテムとして登場します。

ケネディ暗殺により大統領に昇格したリンドン・ジョンソン副大統領は史実としてカティサークを愛飲していました。

アメリカにとって自国のウィスキーであるバーボンは「力強さ・伝統・南部・保守的」なイメージがありますが、カティサークは「ライト・革新性・都会感・スタイリッシュさ」があります。

皆さん、1度、カティサークのハイボールや水割りを楽しんでみて下さい。

 

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