爪と瓜。よく間違えて注意されました。

「爪にツメなく瓜にツメあり」とも教わりました。

2つとも象形文字で「瓜」はウリの実をかたどったもの、「爪」は人が手を上からかざして何かをつかみ取ろうとするさまをかたどった漢字で、そこから「ツメ」という意味を表します。

次に「爭」。旧字体を見れば上に「爪」があります。「爭」は「爪」と「尹」からなり、誰かが手に持っている杖を別の「爪」が奪い取ろうとする形です。杖を握っているのは権力者でその人の杖を奪い取る、つまり「あらそう」という意味が生まれました。

当用漢字にもさまざまの意味が込められていることを日々、実感しています。

 

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