新型コロナの猛威で大リーグの開幕が延期。最短でも5月中旬以降となり、7月にずれ込むという噂も出ている。1918年の第1次世界大戦の激化中でも米国は野球が最大の娯楽であったため球団オーナーたちは試合をやめようとしなかった。

しかし7月に徴兵年齢に達した選手達が次々と戦争に出て、247人の選手が兵役に就き、そのうち3人が戦死した。

こうして世界中が戦火に巻き込まれる中、新型ウィルスエンザの通称、スペイン風邪が流行。CDCの推定で世界で5億人、全人口の3分の1が感染。また5000万人以上が犠牲となり米国でも67万5000人が亡くなった。

このパンデミックにより野球界は打ち切りも検討したが続行。結局、9月の第1月よう日であるレイバーデー(労働者の日)にシーズン終了。異例の短縮シーズンとなった。

スペイン風邪以来102年ぶりのコロナ試練。

今年の大リーグはいかに乗り越えるか?

 

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