人はよく矛盾した行動をしてしまう。

「食べすぎは健康に良くない」と思いながら「食べる楽しさは生きる上で価値がある」として同じ食生活を送ってしまう。

こうした矛盾した行動について米国の心理学者フェスティンガーは「認知的不協和」という概念を提唱した。周りからは一見矛盾とみらえる行動でも本人は理由をとりつくろって納得している。

この状態が「協和」であり不快が減少し精神的な健康を保つ機能である。

時が経っても、しこりが残る不協和の対処については次の2つの方法がある。

①合理化する考え方が他にないかを探ること。

②行動そのものの変更。

②の方が問題解決には近づきやすい。

今日はやや難しいお話でした。

 

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