本当に暑い毎日。兼好法師が書いた「家の作りやうは、夏をむねとすべし」を読み返していると、昔も今も冬の寒さに比べ暑さをしのぐのは、より難しいことがわかる。

さてこの夏に衝撃のニュースが走った。加山雄三、吉田拓郎のふたりのベテランが相次いで一線を引くと。

二人共、私の青春時代を引っ張ってくれたアーチストである。今の学生さんには縁がないかも知れないが、加山さんによるエレキブーム、拓郎さんによるフォークソングの到来には、我々にはワクワクしたときめきがあった。今でも、音楽を聴けば体が揺さぶられる。

加山さん(85才)は「歌えなくなってからではなく歌えるうちにやめたい」と。我々、熱烈なファンには残念な知らせであるが、出口を見さだめ、みずから「引き際」を決断した姿はすがすがしい。人生100年時代、働き続けるのか退くのか。団塊世代が今年いよいよ後期高齢者層に足を踏み入れ始めた。

未体験ゾーンへと急加速する高齢化社会に、年金をはじめ社会保障は大丈夫か?

参院選挙が近い。

 

 

 

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