4月11日(5)の続きである。

高2の春あたりから親父が、「東京の友達に会いたいものだ」と何回か口走るようになった。親孝行(?)の私は頭にずっとインプットした。

さて、そんな親父が私の幼少の時から話した逸話がある。それは、「広島の原爆にやられていたら、おまえは産まれてなかった」というものである。召集令状(赤紙)が来たあと親父は千葉の連隊に入っていたがある時、山口(?)への移動命令が出て汽車で兵隊が大勢移動した。その日、広島市を通過したら汽車から見える広島の街に何にもなかった。情報に乏しい時代である。「一体これはどうしたんだ!?」とみんな口々に叫んだそうである。そうです。前日に原爆が投下されたのです。当日なら親父は原爆死だったのである。しかし、それより小学生の私には「僕は母ちゃんのおなかから出てきたんだから、父ちゃんがいなくても産まれていたのでは?」とずっと考え込んでいたが、あえて質問することはなかった。

さて高3になって入試過去問題を解いていたら、京大よりも東大の方が私に合っていると思い始めたのである。親父にも東大へ行って観光もさせてやりたいと考え始め、東大の過去問をしきりに研究し始めた。モチベーションをあげるために東京の地図も買って、東京での生活を夢見るようになった。当時を知る受験生には懐かしい旺文社のラジオ講座やZ会の通信添削等、猛烈な勉学に突入したのであった。まさに「目指せ東大」なのであった。

(つづく)

 

 

 

 

四季折々の自然や日本独自の文化や生活の中で育まれ(はぐくまれ)てきた色彩を「伝統色」といいます。

代表的な色は「藤色」「藍色」「桃色」「茜色」「山吹色」などがあり、再現できる色だけでも400色以上あると言われます。

中でも「桃色」は日本各地で桜が咲き、その色は私たちの心に安らぎを与えてくれます。

春は自然の息吹を身近に感じられる季節です。

忙しい中、時には空を見上げ草花に目を向けて下さい。その豊かな色彩が安らぎと共に眠っていた感性を呼び戻すきっかけになることでしょう。

(追伸)

大洲フラワーパークでの素敵な写真です。

まさに春一色ですね。

 

 

 

ここでいったん親父の話をしてみたい。

母親と結婚してからは今治のどまん中の港町(現在の共栄町)で豆菓子店を営んだ。中国から落花生を仕入れて煎って、それを母親とアルバイトの人が袋詰めにして売っていた。その他、色々な豆やチョコレート、キャラメル等も売っていた。私は小学校から帰ったら、よく店番を手伝っていた。陳列に100g20円とあれば「200gくれ」と言われたら、客の前で測って「40円です。ありがとうございました」と商売根性は身についた。中には、いじわる質問で「70円分くれ」と言う客も居た。算数が得意だった私は客の前で袋に入れながら350g計って、くるくると両耳をつくって「ありがとうございました」と渡した。客はびっくりして「お前は何年生だ?」と聞くので「4年生です」と答えると、「天才だな。お前は」と、おほめの言葉をいただいた。

さて親父は豆を煎ったあとは、午後から夏はアユ獲りの投網。冬は鉄砲をかついで何人かの友人と、アユ獲り、いのしし狩りに出かけていた。私も夏休み、冬休みは駆り出されてよくアユ獲りやいのしし狩りの経験を積んだ。親父は夜は投網を天井からつって、穴が空いた所を縫って修繕していた。そして夜は仲間を呼んで、夏はアユ、冬はいのしし鍋をして大勢が集まり、今から考えると人生を謳歌して、83才で亡くなった。私が大勢と酒を飲むのが好きなのも親父から受けついだ遺伝子だと思っている。

(つづく)

 

 

 

 

「昼寝」は私も日よう日等は少々します。ただそれは「うたたね」にすぎません。

英語では「パワーナップ」と言います。

ナップは昼寝のことで昼食後に少しの時間だけ昼寝をすると心身がリフレッシュして午後のパワーがアップすることからこう呼ばれています。

何故、昼食後かと言うと私たちの眠気は12時間周期で変化して午前2時と午後2時に一番、眠気が強くなるからです。

だから昼食後に昼寝をすると午後の眠気防止になります。但し、長く眠るとダメで15~30分までにして下さい。

コーヒーが好きな人は昼寝の前に飲んでおくと30分くらいたって活動を始めるころにカフェインの覚醒効果が出てきます。

最後に、どうしても眠れなくても目を閉じているだけで多くの情報が遮断されて疲れは取れてきます。

 

前回(3月21日)に続いて高3の話である。私は自転車通学をして、その日も樋又通りを定刻に学校に向かっていた。すると突然、タイヤがパンクして運転不能になった。当日は世界史の試験の日であった。

頭がパニックになった。タクシーは通っていなかった。本当に焦った私は、道後から向かってきた自家用車に手を挙げた。運転手の男性が降りてきて「どうしましたか?」と。私は早口で「すみません。愛光学園に行く途中なんです。パンクしたので、すみませんが連れて行ってくれませんか?」と。

皆さんが運転手ならどう答えるでしょうか?幸いにも優しい方で「急いで乗りなさい」と言ってくれて私は無事に学校に到着した。道中、何を話したのか、お礼はどうしたのか、残念ながら全く記憶にない。50年経った今も、お礼をしたくてしようがない。もし、このブログを見て名乗り出てくれたら、しっかりとお礼をしたいと思っています。

「火事場の馬鹿力」なのか例えは分かりませんが強烈な想い出です。

さて、私の親父は大正生まれで、まさに戦争と向き合った世代です。今治の田舎、新谷(にや)生まれで百姓のせがれであった。時は「産めよ増やせよ」の時代で兄弟も10人以上。戦地に送るために男の子が生まれると、村長さんの音頭で村中の人が万才をしてくれたとよく話していました。そして当時、当たり前だった丁稚奉公(でっちぼうこう)で12才で単身上京。SEIKOの前身、精巧舎に就職しました。亀戸に工場があったようで、住居は東京の下町とだけ教えてくれました。そこで東京に友人が多く出来て、東京は親父の第2の故郷になりました。親父は(平成19年1月に死亡、83才)、よく私に東京の下町の話をしてくれ、やがて私の進路にも影響を及ぼしたのでした。

続きはまた次回で。

 

 

 

 

「箴言21」を今日は読んでみた。

「どんな場合でも慌てない人となるには平素の言動を出来るだけ落ちついて行う様心がけるべきである」人生に生ずる錯覚や過失というものは、その原因が心が慌てたときに多いからである。

慌てるというのは心がその刹那(せつな)放心状態に陥って行動と精神とが全然一致しない状態を言うのである。

言いかえると心があっても、なきに等しい状態になるのである。

例えば手に持っているものを忘れて、その物品を紛失したと早合点して大騒ぎして捜すという、ふつうなら考えられない珍芸をみなさん、したことはありませんか?

これは精神が一時的に、もうろう状態になって思慮も分別もなくなっていたからである。平素の心がけが大切である。

その昔、聖徳太子が手紙を書きつつ他人とも談話をし、また数学の計算をするという驚異的な人であったことを皆さん聞いたことがあるでしょう。これは精神のコンセントレーション(統一)さえ確実にできれば誰にでも出来ることです。

どんな時でも平素の言動を出来るだけ落ちついて行うように心がけて下さい。

 

 

 

「たけのこ」のおいしい季節になりました。春の味覚の一つです。

「筍」は食用のもの「竹の子」は食用の時期を過ぎたものを言います。

筍の漢字は「竹」と「旬」が組み合わさって出来ました。「旬」は上旬、中旬、下旬といった1カ月を10日ずつに分けた時のそれぞれの期間を意味しています。

竹の成長は本当に早いですね。我が家の竹もすごい勢いで天を突きそうです。

さて「筍の親まさり」知っていますか。子供の成長が早く、その親を超えるほどに大きくなることのたとえです。

私たちも筍のようにぐんぐん成長したいものです。

 

心身の健康を守るためには十分な睡眠が大切です。愛犬、キー君も暇があれば眠っています。

人間以外の動物は簡単に眠れていますが、人間は簡単に眠れない動物なのです。何故でしょう?

睡眠学の学者によると、原始時代にぐっすり眠っていた祖先は動物に襲われて命を落としていた、と。そして、ちょっとした物音に反応して目が覚めるような敏感な人達が生き延びて現代の私達につながっているそうです。

規則正しく寝ようという考えが刺激になり、睡眠を妨げます。

しかし患者さんを診ていると、ものすごく個人差があり、睡眠薬がないと眠れない人と横になったらすぐに眠れる人が居るのは事実です。そして明日に大事なイベントがあると考えるだけで神経が高ぶって眠れない、という何とも繊細な生き物です。

結論は「あまり時間にこだわらない方が良い」との事です。

 

 

 

NHKの大河ドラマ「光る君へ」は、平安時代中期を舞台に「世界最古の女性文学」と呼ばれる「源氏物語」を生んだ紫式部の生涯を描いています。

さて皆さん、高校の時に習ったものと言えば、あと源氏物語と対比される「枕草子」があります。「春はあけぼの」で知られる枕草子は夏は「夜」、秋は「夕暮れ」、冬は「つとめて(早暁)」と一日の季節ごとの好ましい時を挙げています。

あけぼのとは、ほのぼのと夜が明けてくる頃のことです。寒さも緩み、日の出も徐々に早くなる頃の明け方は心が浮き立ちます。

春は新たな生命が息吹く季節であり、会社においては4月から新たな年度が始まります。

季節を愛でる際には心に空所(くうしょ)を持つことが大切と言われています。空所とは仕事とは無関係の別世界のことを言います。

春の花や新緑を眺めることも空所になるし、また映画鑑賞やウォーキングも空所になり、結果として仕事にも生活全般にも良い影響を及ぼします。

 

 

みなさん、「好奇心」はお持ちですか?

同僚の中で「何にでも頭をつっこみたがる人」って居ませんか?

日経新聞の春秋欄に取り上げていたのは、江戸幕府の中興の祖と呼ばれる8代将軍、吉宗である。

吉宗はとにかく好奇心旺盛でした。はるばるベトナムから象を取り寄せたのもそのひとつです。儒学のような教養よりも実証的な学問を好み、興味は遠い宇宙にまで及びました。江戸城内で自ら天体を観測しました。そして書物もキリスト教に関係しないなら何でも可という訳で漢文に翻訳した科学技術の書物の輸入も認めました。その成果で天文学の研究が盛んになり麻田剛立(あさだごうりゅう)が登場します。彼は望遠鏡で月面を観察し日本人で初めてクレーターをスケッチしました。月のクレーターであるアサダ(Asada)は、麻田剛立の名前に由来します。

皆さん、何にでも興味を持って行動してみて下さい。失敗を恐れずに。

(追伸)

まりかは、3月20日で7才になりました。

たくさんのプレゼント、よかったですね。

すくすく成長して下さい。