6月1日は「むぎ茶の日」であった。6月は麦の穂が実り、むぎ茶の原料・大麦収穫シーズンに当たることから「麦秋」と呼ばれること、6月1日が衣替えに当たることから1986年に制定されました。

日本人は昔からむぎ茶を愛飲しており江戸時代、むぎ茶は「麦湯」と呼ばれ涼を取る夏の風物詩として売られていて、平成の今の世も定番飲料はむぎ茶である。さてむぎ茶は涼を取るだけの飲み物ではない。暑さが厳しくなるこれからの季節、熱中症対策には「ミネラル入りむぎ茶」が効果的なことが医学的にも実証されている。

熱中症は高温環境下で体内の水分やミネラルのバランスが崩れ体内の調整機能が低下することで起こる。

ではどう防いだら良いかといえば発汗によって失われる体内の水分やミネラルをこまめに補給することに尽きます。ミネラルは人間の体内で作れないため夏場は意識して食べ物から摂取することが大切です。「ミネラル入りむぎ茶」はとても便利だと思います。ミネラル入りむぎ茶には血流改善効果があり熱中症予防に一定の効果があることもわかっています。

カフェインを含まない家族みんなで飲める「ミネラル入りむぎ茶」を飲んで健やかに過ごして下さい。

患者さんに尋ねると、今日は昼は「かけそば」で済ませた、「かけうどん」で済ませたという人が居る。

カロリーはと言うと、ゆでた麺200g(1玉)では、そば264kcal、うどん210kcalで、そばの方がカロリーが高いので、うどんの方がヘルシーかと思われますが問題は中身です。トッピングなしのそばやうどんの場合、麺自身に含まれるタンパク質は、そば7%に対しうどん3%です。ソバ粉には必須アミノ酸であるリジンが豊富に含まれています。そのため栄養的には、うどんよりそばが良いです。タンパク質が補給出来ないと肌や血管、髪の毛などを新しく作り出すことができません。そばにはポリフェノールであるルチンも豊富で血圧が高い人にもオススメです。

ルチンは水溶性なのでルチンが溶け出したそば湯もいただいて下さい。うどんの原料である小麦粉に比べソバ粉にはビタミンB1やB2も多く含まれ代謝アップや疲労回復の効果が期待できます。

以上あくまでもトッピングなしの比較ですが、天ぷらや卵を入れるとタンパク質も補給出来ますので考えて摂って下さい。

 

(追伸)

グーグルが今年1月1日から5月15日までの「2017年 国内世界遺産検索ランキング」を発表した。

1位はやはり「富士山」。世界に誇る名山は堂々としている。

2位は富士のそばの「河口湖」。

3位は外国人観光客に人気の「清水寺」。

以下は屋久島、姫路城、山中湖、金閣寺・・・と続いている。

景色はもちろんであるが、深い歴史も参考にしているようである。

多くの世界遺産観光を制覇したいものである。

昔より一番風呂は家の主が入るものとされてきた。シャワーのない時代は特に浴槽に入るのが常であった。

さてこの「一番風呂」-体に悪いという説があるが、本当だろうか?

科学的には一番風呂の湯の成分は水道水そのものですから不純物が入っていないのでその分、刺激が強いと言えます。不純物が少ないとお湯の熱が肌に直接伝わり肌がピリピリしたり、疲れやすくなるといいます。また肌の潤いを保つ皮脂やナトリウム、カリウム等のミネラルが失われて肌が乾燥しやすくなるそうです。その点、人が入った後のお湯は皮脂やミネラルがすでに溶け込んでいるので肌への刺激が少ないのです。では、どうすればよいか?

ひとつは入浴剤。さまざまなミネラルが配合されていますので「軟らかいお湯」になります。

次に、水道水に含まれる塩素は乾燥肌の原因とも言われていますが、ゆず等ミカンを入れると皮成分によりお湯の中の残留塩素を減らせるそうです。ゆず湯ーいいですね。

お風呂も健康的に入って下さい。

(追伸)

本日6月5日は私の64才の誕生日です。

ゆうちゃんより私とばあばへ、お祝いの写真とメッセージが届きました。ありがとう。私たちがケーキを食べているそうです。

(私と家内は誕生日が同じ6月5日なのです。)

そばで、まりたんもお祝いしてくれているのかな?感謝です。

高齢の患者さんより「まだまだ若い!」と励まされています。

がんばります。

 

見た目が若い人ほど動脈硬化リスクが低い、と昔、愛媛大学が研究成果を発表したことがあった。この記事は私もずっと気になっていた。

「アンファー」が40~60代の男女891人にアンケートを実施。自分の見た目を気にしている度合いに応じて4グループに分け、その行動パターンを分析した。それによると気にする人(以下A)の55%が「食事」にも気を使い、気にしない人(以下B)の15%を大きく上回った。「睡眠」もAが46%Bが22%、「運動」もAが47%Bが15%と差が大きかった。

これについて日本健康生活推進協会の大谷理事長は「見た目に気を使うことで生きるうえで励みになり、その結果として健康寿命を延ばす」と述べています。体型でも他人の目を気にする人はスリムな体形を保って結果として長生きします。

しかもダンディー(美人)な人ほどアクティブに行動しています。Aグループの65%が「外出することが多い」と答えたのに対しBグループは32%と少数でした。「着たきりすずめ」の男性は気をつけた方がいいです。オシャレで長生きの代表例は黒柳徹子さん(83才)でしょうか?

結論的には長生きしたいならオシャレに気を付けて下さい。

(追伸)

①ゆうりに起こされて泣いている、まりたん。

②ボンボン持たされてご機嫌になった、まりたん。

③その後、すやすやと。

美容院や一部の床屋さんで髪を洗う時に頭の後ろにシンクを置いて首を強く後ろに曲げる姿勢を取ります。私はいつもうらやましいなと感じています。楽チンそうに見えるからです。

ところが、医学雑誌にはこの姿勢が危険であるという論文がありました。最初の報告は1992年に海外の専門誌に発表され「美容院脳卒中症候群」という名前が付けられたのです。その後も「美容院に行ってから間もなく脳卒中になった」という報告が複数あり海外では訴訟例もあるそうです。

典型的な事例は、首を後ろに大きく曲げた瞬間に「吐き気」や「めまい」がおこり、その後に手足が動かなくなるような脳卒中の症状に進行するそうです。

これは首を大きく後ろに曲げることで首の後ろに走っている椎骨動脈の一部が折れ曲がり血液の流れが悪くなるためです。特に高齢で動脈硬化が進んでいると折れ曲がった血管に傷が付き血管が裂けたりそこにあった血の塊が脳に飛んだりする危険があるのです。

結論として美容院で洗髪のときは、なるべくゆっくり頭を反らせてもらいましょう。少しでも痛みやめまいがあるときは気を付けて下さい。

春は出会いと別れの季節。職場では人事異動や配置転換で人間関係も様変わりし、精神的ストレスがたまりやすいと思います。こんなサラリーマン諸氏にいくつかの本を紹介します。

①「折れない心のつくりかた」(すばる舎 1300円)日本ポジティブ心理学協会著 宇野カオリ監修

ペンシルベニア大学で考案された逆境や困難から回復する力を鍛える「レジリエンス・トレーニング」を分りやすく解説しています。脳は強いストレスを感じると、それを素早く取り除くために判断を急ぐ傾向にあり、必要以上にネガティブにとらえる「思考のワナ」に陥りやすいのです。ワナから抜け出すコツについて書いています。

②「あきらめる練習」(SBクリエイティブ 名取芳彦著 800円)

物事が思うように進まなかったり、よかれと思ったことが裏目に出る・・・などはよくあること。がっかりしやる気を失いがちだが、そんな時こそ積極的にあきらめることが肝心です。例えばイベントが雨で中止になっても「天気や世の流れは変えられない」と本質を明らかにすると仕方ないと受け入れられます。

以上、2冊、読んでみて下さい。

(追伸)

起居をともにする2人。

まりかは幸せですね。お宮参りも行ったようです。

 

 

私たちは内容が充実していると、それが自然と外ににじみ出ると考える傾向がある。思いがけないお金が入るとニコニコ顔になるのは典型であろうか。気持ちが元気になるとキビキビと動けるし楽しいもの。だから笑顔が出てくる。これが「内から外」つまり、こころから体への波及効果だ。

一方で外見に表れたことが、こころに影響することもある。キビキビ動いていると気力がわき、笑顔でいれば気持ちが明るくなってくる。男性でもピシッとスーツを決めると気持ちにハリが出てくる。女性もメイクアップするとやはり気持ちにハリが出てくる。行動や表情、姿勢によって気持ちが変わる。

これが「外から内」である。

新年度入りしてフレッシュな若者の皆さん。

表情や服装、姿勢などにちょっとした気を配って外からこころを元気にして活躍して下さい。

以上は精神科で盛んに指導されている「認知行動療法」の一環です。

人間ってやはり不思議だと思います。

 

まりかちゃんが3月20日に誕生して以来、初めて我が家に5月13~14日と遊びに来て一泊した。泣く子を抱っこしてあやすのは、ゆうちゃん以来7年ぶりであった。でも、今回は助っ人ゆうちゃんがいるので、おむつの換え等はお任せであった。

さて今回、まりかちゃんの一番の関心事は血液型であった。

ゆうちゃんは自分がA型なので「どうかA型でありますように」と祈っていました。看護師達が手伝って調べた結果は「A型」でした。喜んだのは、ゆうちゃんでした。土曜の夜は定番の温泉。まりかはまだ無理です。

さて、ゆうちゃんは晴天の日曜日、お決まりの三越食堂でお子様ランチを食べ、松山城に登りました。いつもはロープウェーですが、今日はリフトは?と尋ねると怖がって「嫌だ、嫌だ」と言ってましたが、リフト係りのおじさんに勧められて乗った所、絶好調の笑顔で、帰路も「リフト、リフト」と大騒ぎでした。そして頂上では念願の双眼鏡を見ていました。「ゆうちゃん、未来は見えたか?じいじは生きていたか?」と尋ねると「うん、じいじは元気だったよ!」と。「ありがとう、ゆうちゃん」でした。

最後は、五月晴れの天に向かって ゆうちゃんと「ジャンプ!」。

 

 
 

ゴールデンウィークが明けて体調の悪い人が多い。

風邪をはじめ、心身症等も多く見られる。インフルエンザも依然、散発しています。

9連休を取った人も多いが心配なのが春バテです。

この連休中、例えば東京等は22~28度と高く、急な暑さで体温調節がうまく行かず体調不良に陥りやすい。春は環境の変化で緊張するため交感神経が活発化する。これが連休でリラックスして副交感神経が優位になると反動のように疲れが出る。副交感神経が活発化すると免疫力が落ちて風邪を引きやすくなります。逆に交感神経の緊張が続くとイライラや頭痛が出る。脳内のセロトニンが減り、うつになりやすい。

では対策は?何と言っても適度な運動です。連休中、家でダラダラしていた人はよく歩いて交感神経を高めて緊張感を取り戻して下さい。睡眠不足もダメです。

また暑くなったからと言って冷房をかけるのは禁物。少し我慢して汗をしっかりかくことがこの時期は大事で、夏への慣らし運転をして下さい。

春バテ対策に成功すれば夏バテにも勝ちますよ。

(追伸)

5月13日にゆうちゃん、まりちゃんが初めて泊りに来ました。

 

ひょっとした思い付きからユニークな商品が出来る。今回は大塚製薬の「ポカリスエット」を取り上げる。

約40年前、メキシコに出張していた研究員が激しい下痢で入院。医師から「とにかく水分を飲んであとで栄養を取るように」と炭酸飲料を手渡された。「もっと人間の体にあった吸収のよい飲み物は出来ないものか?」と考え、その後、手術後の医師が栄養補給に点滴液を飲むのを見てひらめいた。「飲む点滴液」に汗で失われる水分と電解質(イオン)を補給できる「汗の飲料」というコンセプトが加わり50年、「ポカリスエット」が誕生しました。その後、色々なキャッチフレーズを使い、16年度も絶好調でした。

日常のリフレッシュメントウォーターとしても展開していてイオン飲料という新しい市場を築いているのは、みなさん御存知の通りです。

ひょっとしたひらめきー大事にしたいものです。

(追伸)

ゴールデンウィークを利用してグアムへ旅行に行ったI君よりプレゼントをいただきました。「長寿人形」とでも言うのでしょうか。

早速、院長室で飾っています。I君ありがとう。