世界的医学誌ランセットは「認知症の40%は予防可能で、そのうち難聴が最大の危険因子」と指摘している。

難聴には加齢が関係していて、年を取れば誰もが難聴となる。大事なのは難聴が及ぼす影響をしっかり認識することである。

慶應病院の発表でも「補聴器を使っていない55人に対し、3年以上補聴器を使っている62人は認知機能が高く、使っていない人では聴力が悪いほど認知機能も低下していた。補聴器が認知機能低下を予防した可能性が高い。」と。

難聴は認知機能に関係するだけではない。人の話が聞き取れず、電話ができず、人との交流が減り孤独に陥りがちになる。会話を楽しんだり家族とテレビを見たりといったことが減れば、生活がつまらなく気持ちが暗くなります。

いかに補聴器を適切なタイミングで取り入れるかがカギとなります。