「カイロウドウケツ」の漢字が書ける人は少ないと思います。
もちろん意味を知っている人はすごい。
「カイロウドウケツ」はそもそも生物の名前です。海綿動物で直径1~8cm、長さ30~60cm。まるで竹で編んだカゴのようにきれいな形をしていて深海の砂に直立している。この竹カゴ状になっている部分にドウケツエビと呼ばれる2~3cmのエビが必ず2匹入っている。このエビは幼少時代にこのカゴに入りそのままずっと外に出ることがない。エビはオスとメスの一対が死ぬまでそこに一緒に生活する。
そこから夫婦が仲良く暮らし死後は同じ墓に入ることをいう「偕老同穴」という言葉が出来ました。結婚披露宴などで時々、聞かれたことがあると思います。
ただ最近は墓を作らず死後は灰を山や海に撒く(まく)方も増えてきて、変遷を感じます。
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