骨や筋肉を養うために最も重要な栄養素が「ビタミンC」であることが最近分かった。

東京都健康長寿医療センターの石神部長の論文である。老化とビタミンCの関わりについての長年の研究結果である。

東京都板橋区在住の70~84才の女性957人について調査した所、身体能力が高い人は血中のビタミンC濃度が高く、逆に低い人はビタミンCも低かった。

マウスの実験でもビタミンCを不足させると筋萎縮が起き身体能力が低下することを突き止めたのです。筋肉を太くするにはコラーゲンが必須ですがコラーゲンを合成するにはビタミンCが不可欠なのです。もっと簡単に言うと、コラーゲンはアミノ酸が結合した鎖が3本集まって成り立っているが、この結合にビタミンCが欠かせないのです。「日本人の食品摂取2015年版」ではビタミンCの1日摂取推奨量は100mg。ふつうに食事出来ている人はクリアするがストレスがかかるとビタミンCの消費量が増えます。パソコンなどの目のストレスもそうです。

石神部長は、お勧めは何と1日1000mgだそうです。すると、いくつになっても健康的な体が維持できる、と。

是非、意識して摂って下さい。

 

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