東京に住んでいた方なら誰もが知っている「アマンド」。携帯なき時代の六本木の待ち合わせは「アマンド前」が定番だった。店の創業は1946年。六本木店は64年。店名の由来は、現社長の茂田優さん曰く、「甘い物で戦後の日本人を明るくしようと思って『甘人』=アマンドと名付けた」と。

私も大学生から医師になった頃、頻繁にアマンドを待ち合わせに使った。芸能人の来店も多く1時間も居れば誰かしらを見かけた。

喫茶店で店内に絵画を掛けたのも、おしぼりサービスをしたのもアマンドが最初。フランク永井が歌った「有楽町で逢いましょう」は49年に開店したアマンド有楽町店(現在は閉店)がモチーフになっている。

3年前に復刻メニューを始めた。

「スパゲティコスモポリタン」「ミルクケーキ」「プリンアラモード」・・・。これが若い人に「インスタ映えする」と人気になり定番メニューになった。

茂田社長曰く、「六本木を含め都内4カ所で展開する喫茶事業と空港の土産物コーナーでお菓子を売る物販事業など『アマンド』を冠したビジネスは黒字です。」と。

懐かしい「アマンド」の話でした。

 

(追伸)

秋の空高く、「高~い、高~い」と、まりかのはじける笑顔です。

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