肉は何回も取り上げました。タンパク質や脂肪、鉄分、ビタミンB群など重要な栄養素が含まれておりますが、一方赤身の肉やハム、ソーセージを摂り過ぎると、がんになりやすい。つまり発がん性も一部報告されています。そこで日本のこの30年の歴史を私なりに振り返ってみました。

開業当初(30年前)は血管が破れる脳出血がものすごく多くて、緊急往診に行き、救急車で日赤搬送し手術してもらったことが多くありました。

所が、現在は血管が詰まる脳梗塞が圧倒的です。一つには降圧剤が普及したこと。もう一つは以前と違って食事の変化、つまり肉により動物性脂肪をこの30年間に多く摂るようになって血管が破れにくくなったメリットもあります。

肉も魚もほどほどに摂るのが良いのであって、どちらかに片寄るのはやめた方がいいと思います。

 

 

(追伸)

秋といえば祭り。今回、知人のIさんが「切り絵」が趣味で、新居浜太鼓台を作ってくれました。

Iさんは趣味でずっと「切り絵」をしていて、この作品も完成に半年以上かかったそうです。

院内に飾っていますので、ご覧下さい。

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