私が開業した頃の昭和62年頃は、懐は暖かった。病院側が20万円支給すると本人には19万5000円くらい懐に入った。(手取り。)ほぼ満額。

ところが今はどうだろう。○税、△税と言った控除の末、20万円が16~17万円になってしまった。国の歳入・歳出のバランスをよく考えないといけない。

まずは少子化。この30年間、国は劇的な対策を打たなかった。「産めよ増やせよ」だけではもう3人以上の子供は育てられない。教育費も、ばかにならない。頼みの経済政策はどうだっただろう。「本格的な景気回復」があっただろうか?

大企業では良い数字が並ぶが庶民の懐が増えないので消費が回復しない。日本経済の大きな問題は賃金が安すぎることです。OECDの調査によると1997年の実質賃金を100とすると2018年の日本は90.1と大幅な減少。アメリカは116、イギリスは127。先進国で賃金がダウンしているのは日本ぐらいです。

政治家の皆さん、知恵を絞って下さい。

 

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