私は子供の診察が好きである。先日もケガをした小学4年生の処置をしながら尋ねてみた。

「君は何の教科が好きかな?」「理科です。」「理科のどんな所が好きかな?」「星座です。」と話は進んで、彼がオリオン座が好きなことが分かった。

私は実は高校の時に「地学」が嫌いでそのためか、天文学が苦手なのである。(シリウス、プロキオン、ベテルギウスの「冬の大三角」までは覚えています。)

さて、オリオン座について改めて勉強してみた。

オリオン座は(話は脱線するが)愛光高校の時代に通信添削「オリオン」をやっていたので愛着がものすごくある。

オリオン座はギリシャ神話の登場人物オリオンを題材としている。中央に三つ星が並んで鼓の形をしているので日本では古くから鼓星(つづみぼし)と呼んでいます。さてオリオンの右肩に相当するのが有名なベテルギウス。さてここからが本題。先日の1月14日の日経新聞「春秋」にも取り上げられているが、この一等星ベテルギウスが、いつになく暗い。米国の天文学者によれば2019年10月から2カ月ほどの短い間に明るさが半分になった。100年間の観測中に最も暗いそうである。このベテルギウスがいつ爆発してもおかしくない段階にあるのだそうです。

冬を代表する風物詩のオリオン座を皆さん南東の夜空に見つけて下さい。

神秘的な気分になれますよ。

 

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