コロナ流行の今年であるが、100年前のスペイン風邪の話は以前にしました。

疫病は時代をさかのぼれば、いくつもありその度に人間はあらゆる知恵で対抗してきました。

今回は「天然痘」のお話です。

別名、疱瘡は6世紀頃にわが国に伝来し、江戸時代には各地で猛威を振るった。感染力が極めて高く、死亡率は20~50%に達する恐るべき疫病であるが、唯一の救いは一度かかれば免疫が生じることである。

イングランドのエドワード・ジェンナーが1796年に開発した牛痘接種法は確実性と安全性によって急速に普及し、わが国にも「オランダ風説書」を通じて情報が入った。シーボルトの弟子の佐賀藩医の楢林宗建がオランダ商館を通じて入手した牛痘痘苗を長崎で自分の子供に植えて持ち帰り藩の全面的な協力を得て、広範囲に接種を実施した。

後に「お玉が池種痘所」が出来、蘭方医が増員されていった。順天堂や適塾の開設などが続き、近代医学の夜明けが近づいたのである。

「免疫」の獲得。今、コロナに対する免疫をいかにして全人類に獲得させるか。いつの時代も学者は闘いの毎日なのです。

(追伸)

ゆうり、まりかの姉妹は、とても仲良しです。

8才も違うとゆうちゃんは完全にママ役ですね。2人仲良くアイスを食べています。

さて、まりちゃんは9月よりピアノを習い始めました。

まだまだドレミの段階でしょうが、結構、上手に両手で弾いているようで驚きです。

ゆうちゃんの影響でしょうか?

 

Print Friendly, PDF & Email