アルツハイマー型認知症(AD)が急増しているのは皆さん、御存知でしょう。

内服治療もありますがADを消滅させるものはまだ存在しません。

そんな中、国立循環器センター脳外科の猪原先生の論文が興味あり、掲載します。

ADの最大のリスク因子は「年令」であるがこれに対しては不老不死の薬を見つけるしかない。

そこで注目されているのが「食事療法」である。最近、全世界で食事療法がADのリスクを低下させるという報告が相次いでいます。地中海食は有名ですし、MIND食という食事法も米国から報告されています。

MIND食で推奨は緑黄色野菜、淡色野菜、ナッツ、ベリー、豆、全粒穀物、魚、鶏肉、オリーブオイル、ワインである。中国では古典に「五味・五穀・五薬を以てその病を養う」とあります。われわれは五味(辛・甘・酸・苦・塩)、五穀(米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆)に象徴される「食」の重要性を見失っている、と結んであります。

認知症ー医食同源。もう1度、原点に返りましょう。

 

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