日経新聞「春秋」を読んでいて面白い記事を読んだ。

最近、スーパーの野菜売り場には早掘りのタケノコやフキノトウ、タラノメ、ナノハナが並び出した。

これらは天ぷら、おひたし、あえ物にうってつけの素材で、大地の力強さを思わせるほろ苦さやえぐみが特徴である。

私がタラノメに出会ったのは27才の時に、大学から福島県は郡山市の病院へ派遣された時である。先輩の家に「食べに来い」と言われた食卓の中に見たことのない野菜があった。これは「タラノメ」と言うんですよ、と奥様に言われたのが最初である。今でもタラノメを食べるたびに郡山を想い出す。

さて「春の皿には苦味を盛れ」とのことわざがある。

冬眠からさめたクマはまず最初にフキノトウを探して食べると言われている。この時期の山菜類には新陳代謝を活発にする効能が備わっているそうです。

皆さんも春の野菜を食べて春の訪れに備えて下さい。

 

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