「一握の砂」が有名ですね。

これは三行分けによる散文的なスタイルの短歌です。若い世代を中心に多くの追従者を生みました。

故郷・岩手への望郷の想いや北海道時代の回想、また貧困と挫折で屈折した心情などを歌っている。

いくつかの歌を口ずさんでみましょう。

①ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく

②東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹(かに)とたはむる

③たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず

啄木の人気はこうした感傷性に支えられています。

不幸の中で彼は「泣きぬれ」る歌を残しました。

いくつもありますから口ずさんで下さい。

 

寒さが一段と厳しくなるこの時期。風邪には、すぐに対策を講じたいものです。

まず自分が一体どんなタイプの風邪の状態かを見極めることが重要です。それは①冷え風邪 ②熱風邪です。

特に中医学で「風寒」と呼ばれる「冷え風邪」の対策を考えてみましょう。

大きな特徴は「寒けがする」こと。上着を羽織っても、布団をかぶっても寒くて仕方がない。体の節々も痛い。その他、汗をかいていない、温かい飲み物を飲みたがるといったケースも特徴です。

この場合はとにかく体を温めて発汗を促し寒けを追い払うことが改善法です。

それにはネギ、ショウガ、青じそが3大パワー。例えば「ショウガ黒糖紅茶」がおすすめです。

是非試して下さい。

 

この冬のコロナ新規感染者数の増加は空気の乾燥や寒さが影響している部分もあり、必ずしも私達の対応が不十分なせいだとは言い切れないように思える。

残念なことに重症になったり命を落としたりする人が居るのは確かだが、第1波、第2波は抑え込むことが出来た。

これは私達誰もが出来る限りの工夫をして感染を防ぐ努力をしてきたからである。

さて、精神医学的な側面でみてみよう。毎日の感染者数の「増加」をみると、自分が無駄なことをしてきたような気持ちになる。「どうせ何をやってもダメだ」といった考えが強くなり、悲観的な世界に入り込み、努力を続けようという意欲が失われてくる。

こういう時こそ心のディスタンシング(距離をとる)を行って、自分のこころから距離を取ってその位置から冷静に自分を見つめ直して下さい。

意外に、こころの力が湧いてくると思います。

 

 

コロナ感染者は海外に比べたら少ない日本であるが、病床崩壊にある。何故か?海外メディアも取りあげるようになったが医療資源の適切な配分が出きていないためである。

愛媛保険医協会も声明を以前出したが保健所の削減・縮少がいかに愚策であったか。病床削減策が今になって大きく国民の命を守ることに弊害になってきた。

話は変わって、この時期の風習に冷水を浴び神仏に祈る寒垢離(かんごり)や武道の寒稽古がある。心身を引き締め正月のゆるみを吹き飛ばすのが目的である。

一方、低温を利用し、酒やみそを仕込む寒造りの知恵も伝わる。味が良く長く貯蔵できるという。

どうか宣言の間に医療体制の抜本的立て直しに着手して欲しいと切に願っている。

(追伸)

今年は全国、大雪ですが孫のいる宇和島も大変のようです。

しかし、子供にとっては「雪だるま」、「かまくら」、—楽しい世界のようです。

 

 

豆類は栄養が豊富で保存しやすいことから、古くから食べられてきました。

脂質が多い大豆と炭水化物が多く脂質が少ない小豆(アズキ)や空豆、いんげん豆に大別することができます。

大豆は油の原料としても活用されています。また、たんぱく質が多く含まれるため、動物性食品の肉や魚に代わるたんぱく質源として「畑の肉」とも言われています。大豆は加工することで消化吸収されやすくなり豆腐や納豆、油揚げ、がんもどき、みそなどに加工されています。

一方、小豆やいんげん豆などは、主に和菓子の「あん」に利用されています。

豆類の栄養面での魅力はまだまだあります。鉄やカルシウムなどのミネラルのほかエネルギー代謝に不可欠なビタミンB1、便通を促す食物繊維も豊富です。

世界的にも国連サミットで提唱されている中に「2030年までに飢餓をゼロに」があります。栽培がしやすく高栄養で保存性が高い豆類は魅力ある食材として改めて注目されています。

若い方も豆生活を堪能してはいかがでしょうか?

(追伸)

コロナ禍の中、孫達が凧上げにやって来ました。

1月2日は寒風の中、よく上がりました。まりかもコツを覚えたらしく、自分1人で揚げられて悦に入っていました。

3密回避の中、楽しい想い出となりました。

皆様、年末年始は自粛の毎日だったでしょうか?

今年はコロナから何とか脱却して、また元の日常生活を取り戻したいものです。

ワクチンその他の情報を順次、提供したいと存じますので宜しくお願いします。

みなさん、「ザイアンスの法則」を御存知でしょうか?

日経新聞の記事から引用してみます。

人は知らない相手に対して警戒心を抱くものですが「接触回数が増えるほどに親近感が増し、相手への好感度が高まる」という法則です。

これは営業の世界でも「継続的にお客様を訪れる」という形で活用されています。

さて、ここからが本題。でも漫然と訪問を繰り返すだけでは効果は限定的です。重要なのは事前の準備です。お会いする相手を常に思い出しながら日々、情報に触れ「相手に合わせた」話題をストックしておくことがコツです。

会う前の話題作りを習慣化することで人間関係の距離はより縮まります。

ザイアンスの法則は根底に相手をおもんばかるマナーがあってこそ、より効果を発揮するのです。

参考にして下さい。

(追伸)

今年1年、皆様お付き合い下さり、ありがとうございました。

来年こそ、コロナを撲滅したいものです。元気でがんばりましょう。

 

国民詩人、坂村真民先生は1909年の生まれ。本名は昴(たかし)。真民の名は後半、母君の懇請により改めて用いたという。

真はまこと、まごころ、民は人間の意で恐らく母君はまっとうな正しいまことの人間になれよ、との祈りをこめてこの名にしたのでしょう。

何といっても「念ずれば花ひらく」はすばらしい。

この言葉の中には絶対のゆるぎもない信の香りが立ちこめている。純粋で無垢、母の乳房に顔を埋めて満ち足りた幼児の姿がある。

真民さんはこの言葉を母から受けついだ。お母さんは36才の若さで5人の幼児を抱えて未亡人となったが、1人の児も離さず生活苦と闘って女手一つで5人の子を立派に育てあげました。

辛い時、悲しい時、愚痴の代わりに「念ずれば花ひらく」と口ずさんだ、と言います。

みなさんも口ずさんで下さい。勇気が湧いてきます。

 

12月16日はベートーベンの生誕250年であった。

今月はベートーベンを取り上げた番組をたくさん観た。

アンケートでやはりNo1.は「第九」であった。(9番目の最後の交響曲)。日本では「楽聖」と呼ばれる。

歴史をひもとくと、1787年、16才のベートーベンはかねてから憧れを抱いていたモーツァルトを訪問した。その直後、最愛の母・マリアが死没し、アルコール依存症となり、苦悩の日々を過ごした。28才の頃には聴覚が失われ自殺も考えた・・・とある。詳しいことは皆様の方が御存知でしょうが「英雄」「運命」「田園」など残された9つの交響曲はどれも他の追随を許さぬ傑作ぞろいである。

ベートーベンは私達へもメッセージを投じている。

「抱きあおう、幾百万の人々よ」。第九の詞が呼びかけて200年近く。世界の人々が抱き合う日が来て欲しいものです。

医師で国会議員の桜井充氏が11月13日に新型コロナウィルスに感染し、その後公務に復帰したことを公表している。(ネットに公開しています。)桜井さんは出身大学が同じのため特に関心を持って自宅療養の厳しさを読ませていただきました。

ワイドショーなどでは、コロナの危機をあおる報道も多く(精神科の先生の話ですが)、患者さんはまるで「この世の終わり」のように受け止め大量のストレスを抱え込んでいる。精神科の患者さんの特徴の一つは現実に過剰に反応してしまうこと。そのため適応障害やパニック障害を起こす。こういう患者さんは、まじめなタイプが多く、ストレスにはとくに敏感でそこから逃れようと行動する。

うつとの違いは、うつが慢性的なストレスが原因とすれば適応障害などは急性のストレスに起因することです。

いまや急性ストレスから慢性ストレスになろうとしている。

2011年東日本大震災の時と同じく、しばらくしてから、うつ病、適応障害、PTSD、自殺者が増えた。メンタルヘルスを保つために次の3点は重要です。

①日光を浴びること。②睡眠を十分にとること。③規則正しい生活を守ること。