2021・5・18の日経新聞「春秋」に興味ある記事が載っていた。

中国語が専門の名古屋大大学院教授、丸尾誠さんがラジオで留学中の体験を披露した。

中国で列車の扉が開き、乗客がどっとなだれ込む。ここまでは日本も一緒。

そこに発車まぎわの、お年寄りが乗ってくると、今度は席を譲ろうとわれ先に立ち上がった、というお話。

さすが、7月5日のブログで取り上げた「論語」の国である。2500年前から父母への愛である「孝」や年長者へ向ける敬意「悌」(てい)を道徳の根本に据えてきた本場ならではである。伝統は現代にも生きているようです。

いつの時代も年上を敬う。

日本もコロナワクチン予約で孫が祖父・祖母の予約をする姿には、ほっこりしました。

 

 

さいとう・たかを先生の「ゴルゴ13」単行本が最も発行巻数が多い単一漫画シリーズのギネス世界記録を更新した。(201巻)

何度もブログで書いてきたゴルゴですが、今日はその「性格」をまとめてみた。読者なら納得すると思いますが、何と言っても危機管理能力の高さだと思います。

①自らの性格について「うさぎのように臆病だ」と語っている名セリフがあります。これは私も座右の銘にしています。私も手術は何度やっても直前には緊張の汗が出ます。1度も、楽勝と思って臨んだことはありません。

②完璧主義であること。

一発の不発弾による狙撃の失敗に対し徹底的に追及して原因をハッキリさせるまで仕事を受けない。

③ビジネスライクな姿勢を重んじる。

時間厳守。無駄な会話はせず自らの仕事のスタイルを相手にも要求し、同意されない場合は依頼を受けない。

④恩人は全力で助け、亡くなった場合は、その人の運営会社に莫大な寄付したり家族を無償で助ける。

まだまだありますが、さいとうたかを先生の益々の御健康を祈っています。

 

中国の唐時代の皇帝と家臣の政治問答集「貞観政要」(じょうかんせいよう)の中で「創業は易く守成は難し」と論じられています。

これは新しく始めることより維持継続することのほうが難しいということを諭(さと)したものです。

人間も企業も取りかかりは緊張と希望を保ってスタートします。ところがある程度、成功すると謙虚さが薄れ心が緩んできます。

まさに「初心忘るべからず」です。

皆さんも是非、肝に銘じて下さい。

 

 

仕事が忙しすぎる。でも、お腹がすいたから片手でパパッと食べたい。

そんな時、皆さんは何を食べますか?

候補は、おにぎりかサンドイッチが挙げられる。

おにぎりは脳のエネルギー源である糖質を補給できる上に消化スピードが穏やかなので腹持ちがいい。雑穀米入りなら食物繊維やミネラルも摂れる。

一方、サンドイッチは食パンそのものにマーガリンが含まれている。調理の際にもバター、マヨネーズが使われるので脂質が多い。具材によっては高カロリーになるし、その割には腹持ちは、おにぎりより良くない。

野菜も入っているのがあるが、量は多くない。

だから栄養面を見て、どちらか一方を選ぶなら断然、おにぎりがいい。疲れている時は疲労解消にクエン酸が取れる梅干し入りが良いと思います。

 

 

 

ビートルズは私の青春時代、最も愛したアーチストであり、今でも尚、その音楽性を含めて数多くの評論家が絶賛しています。

さて、この4人共が菜食主義者であったことも有名です。

例えばジョージ・ハリソン。映画「ヘルプ」の撮影時にインドの楽器シタールに興味を持ち、インドの文化やヒンズー教に傾倒して行き、ベジタリアンとなりました。

詳しく言うと知人からもらった牛の飼育に関する本を読み肉食への疑問が芽生えた、と。牛の赤ちゃんが暗くて小さな木箱に押し込められ体の向きを変えることも出来ないような環境に居るのを見て肉を食べないと決めた、とか。

ジョージは死ぬまで菜食主義を貫き、自分の家では肉や魚を調理するのも食べるのも許さなかったそうです。今でこそ多いですがその当時、ベジタリアンを続けるのは至難の業だったと思います。

ちなみにジョージの作曲の中で私の一番好きな曲は「ヒア・カムズ・ザ・サン」です。歌詞の中に春の到来による安堵感が漂います。

 

私が過去を回想していて最近、見直しているのが愛光高校の時に授業で用いた論語である。

孔子は2500年も前です。紀元前ですから唯々、驚きます。弟子との対話を収めています。

当時「十有五にして学に志す」は、まさに「私の年令から学問を始めるものなんだ」と妙に納得した記憶があります。

いくつか思い出の深いものを掲げてみます。

①「君子は和して同ぜず小人は同じて和せず」

大人物は人と調和しながら付和雷同しない。小人物はその逆である。本当の仲間は「迎合」しないものだと。

②「巧言令色鮮し仁」(こうげんれいしょくすくなしじん)

言葉巧みで外見を装うタイプの人間には他者を愛する気持ちは少ない。

③「人遠き慮(おもんばか)りなければ、必ず近き憂いあり」

将来から自分を見る重要性を説いている。コロナ対策でも、わが国が普段から10年~20年先を見据えた感染予防対策をしていれば・・・と残念に思います。

是非、皆様、ゆっくり論語を読んでみて下さい。2500年前から人の生き方は変わっていないのです。

(追伸)

頂き物のさくらんぼを独り占めにしている、まりかでした。満足。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘が宇和島に嫁いでから宇和島に行くことが多くあり、ある日、初めて宇和島城に登った。

宇和海はじめ初めての景色に心が踊った。

さて、城の話である。歴史をひもとくと、宇和島城は藤堂高虎によって築かれたとあります。あれ、藤堂と言えば。私の郷里の今治城も藤堂の築城のはず、と更に調べると、宇和島城のあとに今治城を造ったとあります。

さて、今治城は海城(うみしろ)と言われ、全国的にも本当に珍らしい。日本三大海城とは今治城、高松城、中津城(大分)を言います。今治城は瀬戸内海に面した海岸に築いた大規模な平城です。別名、吹揚城(ふきあげじょう)とも言います。

小さい時から堀で魚を釣ると海の魚が釣れたので不思議に思っていました。海から国内最大級の船入を備えた日本屈指の海城です。当時は西国や九州から船で京阪神へ攻めるときに海の要衝と呼ばれる来島海峡を通過するため、すぐに今治城から戦闘対応できるように造ったと教わりました。

藤堂高虎の名城、今治城へ是非、足を運んで下さい。ライトアップがきれいですよ。

 

自分の腸内環境が整っているかどうかは、なかなかわかりません。

バロメーターになるのは「便」です。

腸が健康なら便は表面がなめらかで熟したバナナのような形をした「バナナ便」と呼ばれる状態になる。

一方、腸内環境が悪いと便はカチカチに硬くなったり水っぽく軟らかくなる。

近年、腸の不調度を判断する目安として「排便困難感」と「残便感」が重視されるようになった。

2017年に日本で初めて発行された「慢性便秘症診療ガイドライン」では「迅速かつ完全なる排便」を目指すことが理想とされています。つまり「スムーズにすべての便がするっと出るか」に注意して下さい。

食事としては水溶性食物繊維が豊富なゴボウなどの野菜や海藻類、納豆やキムチなどの発酵食品、DHAやEPAが多い青魚を意識して下さい。

あとはウォーキングも大事です。

 

 

1月18日に書いた第2弾です。

新型コロナ感染症拡大はともすると、これまで頑張ってきた人に怒りの感情が生まれやすい。

第2波、第3波と感染の波が押し寄せるたびに期待が裏切られたように感じるからです。

何をするにしてもポジティブな期待は我々の行動を支えるエネルギーになる。こうなって欲しいという自分の夢を持ち続けることができれば少しくらい大変な状況に直面しても、その期待が実現するように頑張ることができる。

しかし頑張る気持ちに見合った形で期待が実現しないと落胆も大きくなりやすい。自分がこころの中で描いていた夢のような現実が急に消えてしまったように感じて夢を見ていた自分を責めたり、その夢の実現を妨げているように思える人に対する怒りが強くなってしまう。

夢と現実のギャップが大きいために、がっかりする気持ちも強くなるのです。

そうならないように今は現実に合わせて「期待値」の修正をして下さい。

 

電子機器や車、スマートフォン、家電製品等々、何もかも半導体のお世話になっている。

5月21日の日経新聞にも書いてあるが、この半導体生産能力は台湾が首位(21.6%)である。世界的にも半導体不足が続いており台湾で有事が起きると世界中のあらゆる分野でトラブルが発生する。

現在、開発と生産を分ける「水平分業」が世界中で広がり台湾企業への生産委託が増えている。

日本も国内需要の6割を他国に頼り、中でも台湾は最も大きい輸入元である。

どうか世界の繫栄のためにも国際紛争が起きぬよう、ただただ祈るばかりである。