みなさん、誰でも「失敗」はあると思います。その時に「どういう心構えを持つか」のお話です。

超楽天的な人が私の回りにも1%ぐらい居て、大変幸せなことだと思います。

ただ多くの人の思考回路は、かなりマイナスに傾きます。「前も同じ失敗をしたのに、またやってしまった。自分は向いていない」「もっと気をつけていれば失敗をしないですんだのに」等々が進んで、自分を責めるだけで終わってしまうことが少なくありません。

後悔先に立たずと言われるように、何かが起きた後にこうすれば良かったと考えても変えようがなく、落ちこむだけです。

考えることで先に進める可能性があれば、考え続けるのがよいでしょう。しかし同じところをぐるぐる回るような状況になったら思い切って考えるのをやめた方がよいと思います。

 

連休初日に垣生山(はぶやま)に登った。

垣生山は標高118mですが頂上までは約600m。かなりゴツゴツした岩道を休みながら登りました。

山頂からの眺めは本当に絶景で飛行場や滑走路、瀬戸内海が一望出き反対からは石鎚山、城山、総合公園等が見渡せ、すばらしい景色を堪能しました。

この登山道は、ところどころにベンチがあり、ゆっくり休憩をとりながら登ることが出来ました。

また頂上には展望台、ブランコ、トイレもあり、当日は大勢の登山客が居ました。私も子供達に交じって久しぶりにブランコをしてみました。童心に帰りました。女子高生が写真を撮ってくれました。また、俳句投稿台があり一句詠んで俳句ポストに入れました。

この山は、また登りたくなる盛りだくさんの山でした。

尚、下山中にセミの合唱を聞いて驚きました。ハルゼミかも知れません。

 

 

 

 

 

日経新聞、春秋欄より引用してみた。

ハマグリが水から出て、ひなたぼっこをしていた。それを見たシギが中の肉をつっつくとハマグリは殻を閉じて、くちばしをはさむ。どちらも譲らずにいると、漁師が来て両方をつかまえた。

中国の前漢の書で、戦国時代の策謀を描いた「戦国策」にある有名な寓話だ。

その昔、秦や燕、趙などの国の攻防が同書の主なテーマである。趙が燕を討とうとした時、遊説家の蘇代は趙の恵王に漁夫の利のたとえを披露する。両国の争いは強大な秦を利することになると説くと、恵王は「なるほど」と応じて攻めこむのを思いとどまった。

理をもって諭し外交で事態を打開しようという発想が戦国策にはある。

どうすれば相手をうなずかせることができるのか?まさに米トランプ大統領に、どこの国がその材料を見つけることが可能か?

問われている。

(追伸)

先週、味酒町にある藤で有名な庚申庵(こうしんあん)をのぞいてきました。

すばらしい藤の花と手入れされたお庭に時を忘れました。

 

 

 

先月の土よう日、高縄山に上がった。

30年前に行ったきり、すっかりごぶさただった。当日は晴天ではあるが、黄砂の影響で景色がかすんでいたのが残念だった。

高縄山は標高985.9m。奥道後玉川県立自然公園に指定されている。ブナの原生林があることも有名である。山頂には電波塔と展望台があり、高縄権現を祀る祠があります。

展望台から鹿島、中島等の島々、また北東方向に今治市の市街地が一望出来て感動した。やや、かすんでいたのが惜しかった。また、奥道後GC等、ゴルフ場も見ることが出来て、ストレスを発散出来ました。

秋の紅葉の時期に、また訪れたいと思いました。

(追伸)

保育園で、のびのびと遊んでいる、はるとです。

 

 

 

 

西日本の桜も5月の北海道で終わりとなる。関西ではソメイヨシノに代わって新緑の季節となった。ソメイヨシノが登場したのは江戸時代後期。

自然交配で子孫を残すことが出来ないので、接ぎ木で各地に広がった。周辺の環境が同じなら開花のタイミングはほぼ一緒。視界一面を占める鮮やかな迫力を生む理由である。そんな代表選手がここにきて、世代交代に直面しているという。

戦後大量に植えられた老木に代わり別の品種を選ぶ地域が少なくない。早咲きの河津、イギリス生まれのオカメ。伝統的な八重桜の関山(かんざん)等々。

社会学者の佐藤俊樹さん曰く、日本の桜は100年ぶりの大きな転換期を迎えている、と。

観桜期は2月半ば~5月半ばと長く、色合いも多様になってきました。

そう言えば、ミカンも特に南予では1年中、色々な品種が作られるようになりました。

多様性を尊ぶのが時代の流れですね。

 

あれは45年前の事である。私は東医歯大、第1外科の医局員であったが、その年の4月から1年間の予定で福島県郡山市にある関連病院、太田総合病院(現在の太田西ノ内病院)に赴任した。当時3次救急まで行っていたこの病院。夜中も何度も手術で起こされた。

さて、当時の福島県は今よりずっと寒かった気がする。

12月のある日、帰宅しようと病院から出た瞬間、驚いた。何とものすごい雪が積もっていて、革靴で来ていた私は、50cmくらいずぶずぶと足が埋まり、ふだんなら10分で帰るマンションに40分もかかってしまった。半日でこんなにすごい量の雪が積もることに南国生まれの私は本当に驚いた。日本は広い。いまだにTVで積雪を見るたびに想い出します。

しかし、雪のおかげで猪苗代スキー場に何回も夕方から出かけ、初心者ながらスキーを楽しめた。いつも先輩のF先生と一緒だったので、帰ってきてはよく居酒屋でビール片手に色々な話に花が咲いた。手術手技の話、ゴルフのスイング軌道の話。最後はF先生得意の「神田川」の熱唱等、想い出は尽きない。

また福島では猪苗代湖、磐梯山、五色沼等、見て回り、本当に自然に恵まれた県だと思いました。

それだけに2011.3.11の津波によって起こった原子力発電所事故には今でも悲しい想いでいっぱいです。復興を心より祈っています。

(追伸)

宇和島の孫も髙1、小3とだんだん大きくなってきました。

仲良し姉妹です。

 

 

4月12日の土よう日は、定例の散歩を北条と決めた、いくつかの候補を選んでいるうちに「鹿島」は行ったことがなかったので決めました。

鹿島は北条港から400mと目の前に見えます。3分程の船で渡れる至近距離にあります。歴史では瀬戸内海で活躍した河野氏の海上拠点として有名です。どうしても登りたかった山頂は結構、坂がきつく石がゴロゴロで困難な坂でしたが、登ると瀬戸内海の島々と北条地区が一望出来、沖合には浮島の景勝があります。

古くは高浜虚子ら文人墨客も多く句を残しています。あと県指定天然記念物キュウシュウジカが島内に生息していました。

当日は天候が今一歩でしたが、すばらしい眺めにまた、良い天気の時に来ようと思いました。

是非、皆様も行ってみて下さい。

 

 

 

 

「麗春の候」は4月下旬から5月上旬の立夏まで使われる時候のあいさつです。

「麗春」は春から初夏に赤やピンクなどの鮮やかな花を咲かせるヒナゲシのことで「虞美人草」の異名として有名です。これは中国の武将、項羽の愛した虞美が自害したのち、この花が墓に咲いたという故事に由来します。

中には夏目漱石の小説のタイトルを思い浮かべる人もいるでしょう。

またフランスでは「コクリコ」と呼ばれます。

麗春の言葉からヒナゲシの咲く麗やかな春の情景と共に、こうした歴史や文学的な出来事にも思いを馳せて下さい。

(追伸)

患者さんよりタケノコ及びタケノコの刺身をいただきました。

なかなか素人では刺身造りは難しそうです。

美味しくいただきました。感謝です。

 

 

 

 

我々は日々、いろんな人と会話します。

医療機関では実にさまざまな多くの方と会話しています。

会話は言葉のやりとりです。その場にふさわしい言葉遣いを心がけるのは当然ですが、言葉以上に強い印象を与えるのが表情です。

表情の中でも特に目の動きは相手の印象に強く残ります。話し手は聞き手の目の動きが気になるものです。

「目を輝かせて」という言い方がありますが、お互いの話に興味を持っていることが目の表情から伝わるなら言葉以上の効果をもたらすでしょう。

自分の目の動きは、なかなか意識しづらいものです。そこで自分の顔を鏡に映して目の動きをいろいろ試してみて話して下さい。

色々な長所、欠点がわかり、より反省点が見つかります。

(追伸)

孫のはるとは、4月から保育園通いとなりました。

書字を見ていると、どうやら左利きのようです。

保育園でたくさんの友達が出来ますように。

 

 

みなさん、「しゃっくり」は経験あるでしょうが、このしゃっくりが何時間も続いた経験はありますか?これが2日以上も続く場合は重大な病気が潜んでいる可能性があります。

しゃっくりは横隔膜などの呼吸筋群のけいれんによって発生します。「ヒック」という独特な音声は、急に空気が気管内に吸いこまれた際に声帯筋が収縮して閉鎖した声帯を呼気が通過するために起きます。しゃっくりはもともと胎生期の原始反射のひとつです。胎生期に鼻や喉の異物を除去するための仕組みだという。しかし、出生後は必要なくなるため、成長と共に発生しにくくなります。

持続時間で3つのタイプに分かれます。「良性」(48時間以内)、「持続性」(2日~1ヵ月)、「難治性」(1ヵ月以上)で人によっては数年にわたります。

一番多いのは横隔神経などでの炎症や腫瘍、あるいは肺、胃、食道、膵ぞうなどの腫瘍が考えられます。

私が卒後2年目のアルバイト先の当直で入院男性の老人が「しゃっくり」が続いているのでナースに尋ねたら、「この方は胃の末期癌です。」と言っていたのを想い出しました。

皆さん、気を付けて下さい。