美容院や一部の床屋さんで髪を洗う時に頭の後ろにシンクを置いて首を強く後ろに曲げる姿勢を取ります。私はいつもうらやましいなと感じています。楽チンそうに見えるからです。

ところが、医学雑誌にはこの姿勢が危険であるという論文がありました。最初の報告は1992年に海外の専門誌に発表され「美容院脳卒中症候群」という名前が付けられたのです。その後も「美容院に行ってから間もなく脳卒中になった」という報告が複数あり海外では訴訟例もあるそうです。

典型的な事例は、首を後ろに大きく曲げた瞬間に「吐き気」や「めまい」がおこり、その後に手足が動かなくなるような脳卒中の症状に進行するそうです。

これは首を大きく後ろに曲げることで首の後ろに走っている椎骨動脈の一部が折れ曲がり血液の流れが悪くなるためです。特に高齢で動脈硬化が進んでいると折れ曲がった血管に傷が付き血管が裂けたりそこにあった血の塊が脳に飛んだりする危険があるのです。

結論として美容院で洗髪のときは、なるべくゆっくり頭を反らせてもらいましょう。少しでも痛みやめまいがあるときは気を付けて下さい。

春は出会いと別れの季節。職場では人事異動や配置転換で人間関係も様変わりし、精神的ストレスがたまりやすいと思います。こんなサラリーマン諸氏にいくつかの本を紹介します。

①「折れない心のつくりかた」(すばる舎 1300円)日本ポジティブ心理学協会著 宇野カオリ監修

ペンシルベニア大学で考案された逆境や困難から回復する力を鍛える「レジリエンス・トレーニング」を分りやすく解説しています。脳は強いストレスを感じると、それを素早く取り除くために判断を急ぐ傾向にあり、必要以上にネガティブにとらえる「思考のワナ」に陥りやすいのです。ワナから抜け出すコツについて書いています。

②「あきらめる練習」(SBクリエイティブ 名取芳彦著 800円)

物事が思うように進まなかったり、よかれと思ったことが裏目に出る・・・などはよくあること。がっかりしやる気を失いがちだが、そんな時こそ積極的にあきらめることが肝心です。例えばイベントが雨で中止になっても「天気や世の流れは変えられない」と本質を明らかにすると仕方ないと受け入れられます。

以上、2冊、読んでみて下さい。

(追伸)

起居をともにする2人。

まりかは幸せですね。お宮参りも行ったようです。

 

 

私たちは内容が充実していると、それが自然と外ににじみ出ると考える傾向がある。思いがけないお金が入るとニコニコ顔になるのは典型であろうか。気持ちが元気になるとキビキビと動けるし楽しいもの。だから笑顔が出てくる。これが「内から外」つまり、こころから体への波及効果だ。

一方で外見に表れたことが、こころに影響することもある。キビキビ動いていると気力がわき、笑顔でいれば気持ちが明るくなってくる。男性でもピシッとスーツを決めると気持ちにハリが出てくる。女性もメイクアップするとやはり気持ちにハリが出てくる。行動や表情、姿勢によって気持ちが変わる。

これが「外から内」である。

新年度入りしてフレッシュな若者の皆さん。

表情や服装、姿勢などにちょっとした気を配って外からこころを元気にして活躍して下さい。

以上は精神科で盛んに指導されている「認知行動療法」の一環です。

人間ってやはり不思議だと思います。

 

まりかちゃんが3月20日に誕生して以来、初めて我が家に5月13~14日と遊びに来て一泊した。泣く子を抱っこしてあやすのは、ゆうちゃん以来7年ぶりであった。でも、今回は助っ人ゆうちゃんがいるので、おむつの換え等はお任せであった。

さて今回、まりかちゃんの一番の関心事は血液型であった。

ゆうちゃんは自分がA型なので「どうかA型でありますように」と祈っていました。看護師達が手伝って調べた結果は「A型」でした。喜んだのは、ゆうちゃんでした。土曜の夜は定番の温泉。まりかはまだ無理です。

さて、ゆうちゃんは晴天の日曜日、お決まりの三越食堂でお子様ランチを食べ、松山城に登りました。いつもはロープウェーですが、今日はリフトは?と尋ねると怖がって「嫌だ、嫌だ」と言ってましたが、リフト係りのおじさんに勧められて乗った所、絶好調の笑顔で、帰路も「リフト、リフト」と大騒ぎでした。そして頂上では念願の双眼鏡を見ていました。「ゆうちゃん、未来は見えたか?じいじは生きていたか?」と尋ねると「うん、じいじは元気だったよ!」と。「ありがとう、ゆうちゃん」でした。

最後は、五月晴れの天に向かって ゆうちゃんと「ジャンプ!」。

 

 
 

ゴールデンウィークが明けて体調の悪い人が多い。

風邪をはじめ、心身症等も多く見られる。インフルエンザも依然、散発しています。

9連休を取った人も多いが心配なのが春バテです。

この連休中、例えば東京等は22~28度と高く、急な暑さで体温調節がうまく行かず体調不良に陥りやすい。春は環境の変化で緊張するため交感神経が活発化する。これが連休でリラックスして副交感神経が優位になると反動のように疲れが出る。副交感神経が活発化すると免疫力が落ちて風邪を引きやすくなります。逆に交感神経の緊張が続くとイライラや頭痛が出る。脳内のセロトニンが減り、うつになりやすい。

では対策は?何と言っても適度な運動です。連休中、家でダラダラしていた人はよく歩いて交感神経を高めて緊張感を取り戻して下さい。睡眠不足もダメです。

また暑くなったからと言って冷房をかけるのは禁物。少し我慢して汗をしっかりかくことがこの時期は大事で、夏への慣らし運転をして下さい。

春バテ対策に成功すれば夏バテにも勝ちますよ。

(追伸)

5月13日にゆうちゃん、まりちゃんが初めて泊りに来ました。

 

ひょっとした思い付きからユニークな商品が出来る。今回は大塚製薬の「ポカリスエット」を取り上げる。

約40年前、メキシコに出張していた研究員が激しい下痢で入院。医師から「とにかく水分を飲んであとで栄養を取るように」と炭酸飲料を手渡された。「もっと人間の体にあった吸収のよい飲み物は出来ないものか?」と考え、その後、手術後の医師が栄養補給に点滴液を飲むのを見てひらめいた。「飲む点滴液」に汗で失われる水分と電解質(イオン)を補給できる「汗の飲料」というコンセプトが加わり50年、「ポカリスエット」が誕生しました。その後、色々なキャッチフレーズを使い、16年度も絶好調でした。

日常のリフレッシュメントウォーターとしても展開していてイオン飲料という新しい市場を築いているのは、みなさん御存知の通りです。

ひょっとしたひらめきー大事にしたいものです。

(追伸)

ゴールデンウィークを利用してグアムへ旅行に行ったI君よりプレゼントをいただきました。「長寿人形」とでも言うのでしょうか。

早速、院長室で飾っています。I君ありがとう。

   

「笑いは人の薬」ということわざがある。

声を出して笑うと血管が柔らかくなり血圧が下がる。

腹を抱えるほど笑うと涙が出ることがあるが、これは涙と汗の分泌を刺激するからです。

女性の長生きの秘訣の一つに例えば講演を聴いてもメモを取りながら大きな声でよく笑うことである。男性は鼻先で「フン」と笑うだけの人が特に60才あたりから多くなる。脳の老化と言われている。笑うことがなくなったり周囲の人と話すのが面倒になったりするのは脳の柔軟性がなくなり新しい刺激を取り入れようとしなくなるからである。

高齢でも「若い」と言われる人は常に新しいものに目を向け自分と世代の違う人間とも自由に話している。

みなさん「ワハハハ」と口を大きく開けて声を出して大げさに笑って下さい。この意識が脳のストレスを減らし免疫力を高めます。口だけでなく目も笑って下さい。

つくり笑いでも脳は本当の笑いであると勘違いします。脳はだませるのです。そして何より笑顔は伝染します。そこに明るい社会が生まれるのです。

(追伸)

笑う門には福来る。

ゆうたん、まりたん姉妹にも幸せが訪れますように!

 

「筋肉量を減らさずにやせるーカギを握るのは筋肉」。これがいまのダイエットのトレンドである。

食事制限でいくらやせても筋肉が脂肪に取って代わる「隠れ肥満」になっては本末転倒。糖尿病や高血圧などのリスクをアップさせてしまう。

筑波大の久野譜也教授も著書「寝たきりになりたくないならダイエットはおやめなさい」(飛鳥新社)の中で3ヵ月の食事制限ダイエットで5%の筋肉が失われ将来、寝たきりになるリスクが高まると警告している。この久野教授がダイエットの中の運動として勧めているのが(私がいつも書いている)スクワットです。

どこでも手軽に出来て、下半身はもちろん背中や腕の筋肉まで一緒に鍛えられるスクワットはすばらしい。実際、大腿四頭筋、大臀筋、股関節肉側の内転筋、太ももの裏側のハムストリングも鍛えられる。スクワットの詳しいやり方は以前書いたので省略しますが、勘違いしてはいけないのはスクワットだけではやせないということ。やせながら筋肉量だけを増やすのは無理。スクワットはダイエット中の筋肉減少を抑えるための筋トレだということを覚えておいて下さい。

img610(追伸)

ゆうちゃんの小学校友達がたくさん、まりかちゃんを見にやって来るそうです。

みんなが、ゆうちゃんのお母さんぶりに驚いているようです。小ママですね。