海苔は4割がタンパク質、4割が食物繊維でその他にもビタミンやミネラルが豊富なことから「海の緑黄色野菜」の異名を持ちます。大判(21×19cm)の海苔1枚分の食物繊維量はレタス1/3個分に相当するので食物繊維不足による腸内環境の乱れや生活習慣病が気になる方に勧めたい食材です。

カロテン、葉酸、B12にEPA等、栄養満点。

どうりで2~5才頃に、ゆうちゃんが食が細いけれども海苔巻おにぎりを1~2個だけ食べてやって行けたわけですね。

海苔がおいしいのは、うま味成分のグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸も含まれているからです。グルタミン酸は昆布、イノシン酸はカツオ節、グアニル酸は干し椎茸のうまみ成分として知られていますが、これらを全て含む天然食品は海苔だけだと言われています。

海苔の収穫期は11月~3月で一番はじめに摘み取られた海苔は「一番摘み」「初摘み」と呼ばれます。黒々とツヤがありやわらかく香り高いほど上質とされ、色素やうま味成分が多くなります。

ただし湿気を嫌うので乾燥剤の工夫や長期保存は冷凍庫で保存して下さい。

今度は、まりかに食べさせる番です。

写真は、ゆうり2才の時の、海苔巻きごはんをおいしそうに食べる姿です。

(追伸)

前回(11/27)の動物園で、まりかが1番関心があったのは「ぞう」でしたね。大きいのがノシノシとやって来て引きつけられてましたね。

さて、ごはんと言えば直近のまりかの食欲がすごい。釜揚げが乗った軟飯をぺろり。蒸した かぼちゃ、じゃがいもも軟らかくしてあるので食べやすいのか、歯茎でもぺろり。

8ヶ月になったばかりですが、娘も色々な食事の作り甲斐があるようです。

自分でお盆を引き寄せて食べる姿は大人並みですね。

(写真2枚)

11月17日(金)より2泊3日でゆうり、まりかがやって来た。

今回のテーマは、まりかの「温泉初入浴」と「初動物園」への挑戦であった。

まず土よう日に温泉トライ。入口まで娘の「やっぱり私の方でみようか?」の心配を無視してゆうり、まりかと男湯に入った。まりかは予想通り、ママの手を離れてから大泣きであった。脱衣も大変、入浴も大変であったが、ゆうちゃんの手伝いで無事に初入浴に成功した。待ち合わせの場所では泣き疲れか、はたまた温泉疲れか、すっかり寝入ったまりかでした。その夜はすごい食欲で口の周りもごはんだらけでした。パンも食べるようになりました。

さて日よう日は砥部動物園へ。はたして「動物」が認知できるのか?反応はどうなのか?7ヵ月のbabyの反応は?

キリン、サル、ライオン、ゾウ・・・。またゆっくりと書きたいと思います。一番嬉しかったのは、しろくま「ピース」に会えたこと。一番人気に会えてゆうちゃんも喜んでいました。ゆうちゃんは、ばあばのリクエストもきちんと紙にメモして持ってきていました。さすがA型の几帳面さですね。最後に恒例の自撮りをして帰って行きました。

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東京工大名誉教授生物学者の本川達雄(モトカワ タツオ)先生は棘皮動物(ウニやナマコの仲間)の専門家である。生物に関する歌を作詞作曲するシンガーソングライターとしても活躍しており「歌う生物学者」としてテレビ番組でも紹介されている。

さて今回取り上げるナマコ。のっぺらぼうで頭がどこにあるのか分らない。脳もなければ筋肉は体重の7%しかなく長く突き出た脚もない。そこに至る「知恵」について解説している。

我々は大昔からナマコを食べている。古事記にも登場している。ナマコを食べる民族の中で無類のナマコ好きは中国人である。さてナマコは「ないない尽くし」である。感覚器官や脳だけでなく心ぞうや血管もない。筋肉もほとんどない。ナマコは体重の6割が皮で筋肉はたったの7%しかない。ナマコは砂の上にゴロンと転がりほとんど動かない。この砂を食物としている。砂の間に生物の遺骸などの有機物のかけらや卵などが混じっている。ナマコが捕食を免れているのは魚に対してサポニンという毒を持っているからであるが人には無害である。

もう1つの仕掛けが硬さの変わる皮である。この皮を硬くして身を守っている。

どの魚も軍拡競争をしてお互いに食べ合っているが、この連鎖から逃れるために自分の体をおいしくなく栄養価を低くして捕食者に食うのをあきらめさせているのがナマコの戦略である。

このナマコのすごさを正岡子規がこんなふうにほめている。

「世の中を かしこく暮らす海鼠(なまこ)哉」。

あくせくせず悪知恵を絞ることなく生きていけば、これが一番賢いやり方だろう。

ナマコは賢い、頭がいい!

でもナマコには脳がない。

 

(追伸)

週末より孫達がやってきて、病院へも顔を出した。

二人共、成長が著しかったです。

家では、まりかが離乳食が始まり、白米もりんごも、むしゃむしゃには驚きました。

痛風は圧倒的に男性に多い。何故か?女性は女性ホルモンのおかげで腎ぞうから尿酸を排出する力が男性より優れているからです。東大の研究グループにより尿酸の排泄に関する遺伝子ABCG2遺伝子が変異を起こすことで腎ぞうから尿酸を体外に排出しにくくなることもわかっています。また痛風の患者さんの60%は肥満。肥満になると尿酸の排出量が減り、肥満を治すとそれが戻ることもわかっています。

さて老廃物のプリン体の7~8割は細胞核を分解する過程で生成され、食べ物によるものはせいぜい2~3割。体内で作られるプリン体には2つあって細胞の新陳代謝に伴って産出されるものと急激な無酸素運動によって作り出されるものがあります。つまりプリン体を多く作る原因は食べ物以上に日頃の体の動かし方などにあるのです。

さてビールを飲んだからと言って尿酸を排出する力さえ整っていれば痛風の発症リスクを大きくアップさせるものではないともいえます。

痛風が気になる人はビールを飲むとき尿酸値を下げる野菜、海藻、酢の物などのアルカリ性食品を摂って下さい。又、飲酒後はお酒と同量の水を飲んで尿酸を排出させて下さい。あと肥満に注意し有酸素運動も習慣にして下さい。

 

中年の患者さんから「歯が特に冷水などでしみる」といった知覚過敏の相談を受けます。私の専門ではないので歯科の文献より引用します。

歯の中心には歯髄という神経組織があり、その表面を象牙質とエナメル質が覆っています。表面が削れると歯髄に近い部分が露出してまず冷たいものがしみるようになります。

さらに削れると熱いものがしみるようになり、最終的には常に痛みを感じる状態になってしまうようです。そうなるとプラスチックの充填剤でえぐれた部分を埋めるしかありません。

知覚過敏が中高年に多いのは歯茎が下がって歯の軟らかいセメント質が露出するから。

それ故、中高年になったら若い頃より弱い力で歯磨きをしなければ歯が削れてしまうのです。

歯ブラシも軟らかいものにして下さい。

尚、コマーシャルの知覚過敏用の歯磨き粉は医療用より低濃度なので誰にでも効くとは言えないそうです。

スポーツの秋だが子供が「ボールが胸に当った後、倒れた」時、皆様はどう処置しますか?

呼びかけても反応がなく普段通りの呼吸をしていなければまず胸骨圧迫を始めて下さい。そしてAED(自動体外式除細動器)を始めて下さい。

スポーツ中に胸の真ん中から左胸に衝撃が加わると「心臓震とう」→「突然死」の可能性が特に小児に多いのです。

胸への衝撃で心室細動などの不整脈を起こし心停止となります。小児は大人と違って胸の筋肉や骨が未熟で衝撃が心臓に伝わりやすいからです。

データを調べると胸への衝撃では①野球のボール②フットサルのボール③空手④ソフトボールのボールと続きます。

とに角、「呼吸がおかしい」、「意識や反応がおかしい」時は直ちに救急車を呼んで下さい。

(追伸)

娘の家には我が家のオンプ君(トイプードル)の子供、アル君が居る。まりかが生まれた時には住んでいた。まりかは、この「動物」は何だろう?と不思議に思うようである。接近すると怖くて大泣きになるが、興味はあるようである。

仲良く同居して欲しいものである。

ゆうちゃんの優しさが伝わってきます。

(写真4枚)

今日はとても不思議な体のサインのお話です。

医学雑誌を読んでいたら日立総合病院の中野謙介先生の書かれている内容に強い衝撃を受けましたので紹介します。

それは「耳たぶのしわは突然死のサイン」と言うものです。

耳たぶを後下方に走るしわがある人は突然死(正確には心血管死)しやすいと。このしわはear lobe creaseと呼ばれフランク徴候とも言われます。

古くは晩年に相当な暴飲暴食をし、心疾患で死去したとされるローマの皇帝ハドリアヌスがその彫刻像においてear lobe creaseを両方の耳にしっかりと刻まれていることは非常に興味深い。

下の写真のような耳たぶのしわを発見された時は、念のために循環器疾患の検査をしておかれたらどうか?と思います。

(追伸)

まりたんは「早く私も小学校に行きたいな~あ」。

タンバリン(?)も持って活発です。ごはんも、よく食べるとか。

(写真2枚)

 

 

 

 

 

 

 

アーモンドはバラ科サクラ属に分類される落葉高木でスイートアーモンドとビターアーモンドの2種類があります。食用となるのはスイートアーモンドです。種の中心にある「仁」(じん)が可食部です。

アーモンドはビタミンEの含有量が食品の中でもトップクラスです。ビタミンEは抗酸化作用を持ち体内の脂質の酸化を防ぐ働きがあり動脈硬化の予防をします。またホルモンの生成や分泌にも関わっていて、ホルモンバランスを整える作用があります。他にも美肌づくりに大切なビタミンB2、高血圧予防に大切なカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富です。

たまにアレルギーを持つ方もいるので注意して下さい。アーモンドの約半分は脂質で1粒が6㎉あります。食べすぎには気をつけて下さい。

アーモンドを含めナッツは硬い細胞壁で細胞が覆われています。よくかんで細胞壁を壊すことが大切です。

細かく砕いたアーモンドは粒のまま食べるより2倍以上消化が良くなるので、かむ力が弱い人はあらかじめ細かくしたものを摂って下さい。

お酒のつまみに私もアーモンド、大好きです。

 

(追伸)

秋は読書、芸術。

ゆうちゃん、バレエもがんばってますね。

(写真5枚)