ももといえば桃太郎。ももの核の中の種子は桃仁と呼ばれ古くから咳止めのほか、産後のむくみなどの婦人病に用いられている。このように病気という邪気を払う力が認められており、それが鬼退治に結びついたらしい。

さて今回、「もも」について考察した。

ももの生産量は山梨県、福島県、長野県の順である。中国が原産で3000年以上前から食用に供されてきた。ヨーロッパにはシルクロードを通りペルシアを経由して伝わっている。英語のpeachは「ペルシアのりんご」という意味です。日本には食用としては明治時代に中国や欧米から伝わりました。

ももの果皮には、うぶ毛がある。果皮にうぶ毛がある果物は他にびわやキウイがあります。うぶ毛は水をはじき腐敗を防ぐ役割があります。果肉のピンク色はポリフェノールのアントシアニンに起因します。

ももに含まれるペクチンは腸内細菌を増やし整腸作用がある。またコレステロール値を下げる作用もあると言われる。

最後に全国一の生産量を誇る山梨県では、7月19日を「やまなし桃の日」と制定している。1月1日から数えて200日目が7月19日であるが、百が2つで百百(もも)だそうである。

まりちゃんも大好きな「もも」の話でした。

(追伸)

まりかの大好きなイチゴの季節がやってきました。

鬼北町の農園にいちご狩りに行ったようです。

 

「剣菱」(けんびし)。酒を飲む人なら知らない人はいないが、業界では取材拒否の蔵として有名で、そのつくりは長らく謎に包まれていました。

ホームページには、「造り手と飲み手。その両者が500年かけて築いたドラマ。その両者によってこれから築き上げられていくドラマ。それが剣菱の歩みです」とある。1505年の創業以来、伊丹から灘へと舞台を移しながら造り続けている。

一昨年、代替わりし、白樫政孝社長になってから情報公開が進んだ。本社蔵を含めて蔵は4つあり季節雇用が90人、社員が10人。なんと製造部隊は100人とすごい。

酒の紹介はここではしませんが剣菱酒造には3つの家訓があるそうです。

①止まった時計でいろ・・・いたずらに流行を追わず愚直においしい酒を造り続けろ。

②酒のためには費用を惜しまず使え・・・手元にある資金は酒を買っていただいた結果。酒づくり以外のことには金を使ってはいけない。

③お客様の手の届く価格にする・・・酒を1部の人の楽しみにしてはならない。利幅の大きすぎる商いは信用を失う。

すばらしい家訓です。私も応援します「剣菱」。

 

平城京の跡地から木簡が大量に発見され、1枚に「鰯」(いわし)という字が書かれている。

「鰯」は「魚」と「弱」を組み合わせ、「弱くてすぐ死ぬサカナ」の意味で作られたが、何と中国ではなく日本で作られた和製漢字なのです。

では中国では何と書くのか?これは「沙丁」と書き発音は「シャーディン」。英語のsardineの音訳語です。何でこんな事になったのか?

中国は東が海に接するが古代文明が栄えたのは黄河流域の内陸部で一生海を見ずに世を去る人の方が圧倒的に多かったのです。それに比べ日本は四方を海に囲まれ生活物資の多くを海から得てきました。

寿司屋でおなじみの大きな湯飲みに書かれる魚ヘンの漢字のほとんどが和製語なのです。

ためになったでしょうか?

(追伸)

写真は最近「寝たふり」をする、まりか。

「狸寝入り」という言葉があります。

「都合の悪いときに寝たふりをすること」ですが、何か都合が悪かったのかな。

 

小学館から「首尾一貫感覚で心を強くする」という本(舟木彩乃著)が出た。

読んでみるとためになった。

仕事は先行き不透明で対人関係でも神経をすり減らす現代人。ストレス社会に身を置く今だからこそ知っておきたい究極の「生きるヒント」があります。

対人関係の悩みは相手との関係性を変えようと努力するのではなく、自分の意識や捉え方を変えることで新しい景色が見える、と説く。

この感覚は次の3つからなる。

①把握可能感・・・自分の置かれている状況や今後の展開を把握できると感じること。

②処理可能感・・・ストレスや障害にも対処できると感じること。

③有意味感・・・自分の人生や自身に起こるどんなことにも意味があると感じること。

心に寄り添う一冊だと思います。

 

 

「酔っ払い」。英語では「Drunkard」。

酔っ払うと人間はどうなるのでしょう?

①明るく陽気になる人

②泣き上戸になる人

③何をしでかすか予測不能になる人

④暴力等破壊行為を行う人

①は良いですが②~④になると、ちょっと一緒に飲むのは・・・。医療者としては①~④すべてのタイプを見てきました。しかし社会的に問題となるのは「正気」でなくなり「判断力」が低下することでしょう。バスの運転手しかり、パイロットしかりです。

さて「酔」の旧字は「醉」。酒つぼを表わす「酉」に「卒」を添えています。「卒」には細かく砕けたものの意味もあります。だから「醉」は「飲みつぶれて正気がくだけ分散すること」なのです。

お酒は楽しく飲みましょう。

 

 

患者さんは健康のため色々なスポーツをしています。

ウォーキング、テニス、登山、水泳・・・。しかし老若男女が混じって、しかも高齢になるまで出来るスポーツはゴルフだと思います。親睦という意味でも酒を飲むよりはるかに親密関係が構築出来ます。当院患者さんでは、最高90才の男性が元気にやっています。私自身は(うまくはなりませんが)ゴルフ歴は35年になります。さて、昨年末、天皇陛下の手術をされた天野篤先生(順天堂大医院長)(63才)のコラムが面白かったので、そのまま引用します。

「まず1ラウンドを自分の年令以下のスコアでホールアウトするエージシュート。高齢になってもゴルフに情熱を燃やせてエージシューターになれる人は人生の勝利者です。」と。天野先生は今でも年間360~380例の心臓手術をしているが、仕事が入らなければ週末は必ずコースに立つと言う。

「ゴルフは与えられた状況の中で、どうやって次につなげるかを考える知的で戦略的な要素が楽しい。限られた時間で状況を把握、分析して最良の方法を見つけて、そこへ打っていく。そしてやったことはすべて自己責任。これって手術とよく似てるんですよ」と。昨年の先生のベストスコアは85とか。先生自身の健康管理と気分転換になっていると。

私も天野先生に負けないように頑張ります。

(追伸)

1月3日に恒例の愛光学園での凧揚げに行きました。

天気も快晴で人工芝に寝ころがっても暖かい1日でした。

ゆうりがとても喜んでいました。

(写真4枚)

 

皆様明けましておめでとうございます。

帰省された方は楽しかったでしょうか?久しぶりの身内との交流でしたね。

当方は1月2日、親父の13回忌でみんなが今治に集合し、お墓参りをしました。25人で読経を聴き、食事会も行いました。幼い子供達が増えて親父も喜んだ事と思います。

1月3日は、愛光学園14期生の65才になった集まりでした。全日空ホテルにて55名集合し、恩師の先生2名(佐々木、山一先生)が来てくれました。

みんな、名札を見ては懐かしみ談笑し、あっという間の2時間でした。

司会は、南海放送社長の田中和彦君でしたので安心して任せられました。

5年後に元気で再会することを約束して三本締めで散会しました。

(追伸)

12月に患者Oさんが、北海道で素敵な写真を撮ってきてくれました。

①トラピスチヌ修道院 ②五稜郭 ③大沼公園からの駒ケ岳です。

北海道ならではの雪が圧巻です。

今年もどうか良い年になりますように。