「昭和は良かった」という言葉には色々な想いが込められている。何と言っても次々と新しものが出現する「出会い」にうきうきしたものである。

不便な時代であったからこその「出会い」があった。孫のゆうちゃんは、生まれた時から携帯、スマホがあった。一見、便利そうでワクワク感はない。あたり前なのである。

さて「あたり前」と書いたが、昭和37年(1962年)に今でも忘れない「てなもんや三度笠」(朝日放送)。冒頭で藤田まことが発したセリフは忘れられない。「俺がこんなに強いのもあたり前田のクラッカー!」とクラッカーを前面に押し出す。クラッカーは前田製菓(大阪の堺市)の主力商品で、そのCMである。今でも年配の患者さん(男性)は時々、「あたり前田の~」と出てくる。

まだまだコンテンツの少なかった時代、苦労してテレビCMは多くの流行語を生み出してきた。

また時々、紹介したくなる牧歌的な時代でした。

本当に昭和は良かったです。

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