精神的ストレスが加わり続けると脳が反応してさまざまな弊害がもたらされる。

ストレスによる反応は2種類あります。

①ノルアドレナリン神経が働いて脳内物質ノルアドレナリンが分泌されます。すると「戦いモード」にスイッチが入って集中力や緊張感が必要な場面で役立つ反応です。

②ストレスが加わり続けると脳内のストレス中枢が興奮して今度は抵抗しなくなり、脳がフリーズ状態になって心身に悪影響を及ぼします。

脳が抵抗をやめてしまうとストレスから体を守ろうとしてコルチゾールが大量に分泌され高血糖、高血圧となり免疫力が抑制されて、さまざまなストレス性の病気が起こる。またストレス中枢の興奮によって「うつ」というメンタルの低下も起きます。

ストレスから脳を守るにはセロトニンの分泌が重要です。セロトニンを増やすには①太陽を浴びる②リズム運動をする③グルーミング(スキンシップ)をする、が大事です。

③ではオキシトシンという愛情ホルモンが分泌されセロトニン活性を促します。

あとはトリプトファンを含む食材(大豆製品、ナッツ、アボカド、バナナ)、ビタミンB6を含む食材(魚類、ニンニク、ショウガ)、炭水化物を含む食材(ご飯、パン類、イモ類、果物)を適度に摂って下さい。

 

Print Friendly, PDF & Email