糖尿病、高血圧、脂質異常症は併発していることが多く、続くと血管の内皮細胞が傷つき、その部分が狭窄してきます。内膜の狭くなった部分が崩れて血栓になり、それによって心筋梗塞や狭心症を起こします。

今は技術の進歩で命を落とす確率は減りました。但し、心筋梗塞で命が助かっても心ぞうに問題を抱えている状態に変わりません。やがて「心不全」が訪れます。

心不全を引き起こす糖尿病、高血圧も放置していると心不全が進行し、「坂道が登れない」「重いものを持つと息が切れる」「寝ていると息苦しくなる」等の症状が出現します。

早い段階で検査を受け現状を把握しておくべきです。50才半ばから60才前半はポイントです。

今や心不全パンデミックとも言われている時代です。

特に女性は閉経後、女性ホルモンの分泌量低下で心ぞうに負担がかかりやすくなります。注意して下さい。

 

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